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福岡で余裕ある大人になり損ねる

12時過ぎに寝て、2時に目覚め、そのまま5時過ぎまで眠れず。なんてこと。

朝昼兼用ごはんは近所の人気うどん店に並ぶ。15分前に行ったらすでに長蛇の列。とはいえ回転は早かろうと思い待ってみたら入店まで結局1時間もかかった。

お客さんは韓国人だらけ。韓国でどういう紹介のされ方をしているんだろうか。

後ろの背の高い韓国人女性が異常に距離を詰めてくる人で、頭に彼女のスマホがちょこちょこ当たる。そんな間を詰めなくてもよかろうにと思うけど、早く入店したい気持ちの表れなのかもしれない。

彼女はおそらくインスタにあげるのであろう動画を撮っていて、こちらにもばしばしカメラを向けてくる。やめてくれ〜と思いながら顔を伏せた。ただでさえ写りたくないのに、今日のわたしは見た目のコンディションが悪い。なんせ寝不足。

うどんが来てからも彼女は熱心に写真を撮っていて、麺が伸びてしまうのではと、もどかしくなる。でも彼女は楽しそうだったし店員さんもニコニコしていたからこれはこれでいいのであろう。心乱されているのはおそらく外野のわたしだけ。おおらかさが足りない。

仕事をしながら、インスタのDMのリクエストが2件あったことに半月遅れで気づく。大学の後輩、高校の同級生からだった。やはり何かしら発信していれば待ちの姿勢でも動きはある。どちらも10年以上ぶりで、とてもうれしい。

18時、ふと窓の外を見ると夕暮れ。もしかして福岡は東京より日が長い。

目星をつけた飲み屋は満席で、今日は早く寝たいしコンビニで買って帰るかと思ったところで上流階級の先輩が送ってくれたおすすめリストにあったお店を偶然発見する。一人客向けに一部メニューをハーフサイズにしてくれる親切なお店だった。

メニューは一般的な鉄板焼き屋さんだけど、器が全体的になんとなく沖縄感。聞いてみたら案の定沖縄の食器が好きなのだそう。

ディテールに目が行き、かつそのディテールについて目星がつくのは余裕ある大人という感じでかっこいいけど、真にかっこいい大人はおそらくこんなことをわざわざ口に出さない。

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