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麻(ヘンプ)とサステナビリティ(持続可能性)

金谷です。

持続可能であることを大切にしましょうと謳われるようになって、その言葉自体は広まっていて、大切なことなのはなんとなくわかっている。
だけれど具体的には何をしたらいいんだろう。
特にイチ個人であると、できることなんてなさそうに感じる。

私達は今、何でも揃っていて、正直何も考えなくても便利なものが手に入る時代を生きている。
あたり前に「消費」をしていて、手に入らないものはないような気がして、今の当たり前はずっと続くような感覚がまだある。

正直なところそうではないでしょうか。
ちょっと意識高い人が考えることで、流行りみたいなもんじゃないかって。

私は生きている中で忘れないようにしていることは、
「所有の概念」をどう考えるかということ。

所有の概念

消費行動に必要なものはお金で、お金さえ払えば何でも手に入る。
お金を払ったんだから自分のものだから、何をどうしたっていいでしょ?

そんなふうに錯覚するかもしれないけれど、
全てのものは、自分のところに今巡ってきているけれど、ここに来るまでに様々な過程があり、携わる人、場所があって自分のところに届く。

そして消費したらただ終わりなのかというと、全てものについて終わりではないと言える。
廃棄するのであれば、そこに関わる人、場所があり、燃えたら終わりかというと、排出されるガスがあり地球に影響があったりする。

そうすると私達が生きる上で現時点で絶対的な基盤として必要な地球のサイクルが乱れていって、私達が今当たり前に持っていて、今後もあり続けられると思っているものに影響が及んだりする。

誰がどうすればいいのかというと、考えるのは私達人間で、私達一人ひとりなわけです。

はい、そうなると、なんだか大きなことをしなければならないような気がしますね。
で、これが必要ないことです。
「地球のため、未来のために、大きなことをしなければ」。

私は「所有」ということについて考えるのがなぜかというと、循環について考える時とてもシンプルになるからです。

循環、資本社会

やっぱ現代は当たり前にお金ありきだから、
お金を払った=自分のもの。(終わり。)
と思うわけです。
ただよく考えてみると、お金を払って「借りているもの」がほとんどだったりします。
そして極論いうと、地球は誰のものかというと、誰かが買ったものではありません。そこに存在するから生き物が生まれて、進化をとげて、今も続いているのです。

なので私達は生かされているのだと言われますが、そういうことなのです。
お金がないと生きていけないかもしれないけれど、
それより何より地球がないと生きていけない。

だから、今抱えている問題を解消していくために、地球や環境のことを考えよう!地球全体のことを考えて、サスティナブルに生きよう!

で、自分は何すりゃいいの?(また始めに戻る。)

あの、地球とかの話になってくると、規模感大きくて実感はわかなくて当たり前。しかもそういう話題について理解した、そのことだけで満足して何もしないということもよくある。

何事においてもそうなんですけど、「大きいことしなきゃ」っていうのはまじでいらない。
「自分なんかが何かしたところで影響力もないし何も変わらない」っていうのもいらないまじで。

本当の影響力って?

この影響力についてもいうと、誰か一人、認知度の高い人が呼びかけて、それに多数の人が素晴らしいと称賛したところで、その誰かの認知度と、その呼びかけられている事柄についての認知は広がりますね。
影響力ってこういうことだけをいうのかと思いがちですが、本当の意味での影響って、実際に変化が見られた時に言うもんだと思う。

なので、「自分なんかが」って言って何もしないひとが大多数だと、変化は何も起きません。
ですが、一人ひとりが「今何かできること」をした瞬間に変化が現れます。
一人ひとりがどんなにちょっとしたことでもアクションを起こせば世の中にとって影響があるんです。

だから、自分自身があなた自身が、今目の前のことを賢明に行って、身近な人にとって、自分にとってより良い状態をつくる。
それを誰もが行えば、何か大きなことに取り組んでいるわけでなくても全体は変わっていきますよね。
身近なものや人を大切にすることがいかに大事か。

消費行動の中でできるサステナビリティ

まずお伝えしたいのは、難しいことを考える必要はないことと、新しい技術を考える必要はないということ。

私は今CBDという麻(ヘンプ)から抽出される成分を使った製品を企画、販売しています。(発売はまもなくスタート)
なぜこのCBDに注目したのかというと、私達人にとって、根本的なところにアプローチしてくれるものだったから。

このCBDのことについて詳しくはまた別に書きますが、私はこういう「イイトコドリ」できるものが好き。何かをよくしようとした時に、パーツだけ見て対処しても変わらないことがある。これが起きるのはなぜかというと、根本的な原因まで深掘りしていないから。

根っこの部分を考えた時に問題解決してくれるものって、どうやったらみつかるのでしょう。
それは、新しいものばかりを追うのではなく、本来の地球に自然と存在しているものの中から見つかります。

そこには、人間社会の考え方とは違う、「存在する理由」があります。
自然のものにはそれ自体だけでなく、その他の生き物、場所などの
環境にとってもいい影響のあるものがあります。
だから存在するのです。それには補い合うという考え方が当てはめられると思う。

さて、私達が今を生きる上でできることは何なのか。
それは、消費行動の中で行うことができます。
「何を選ぶか」ということです。

麻について知って行くうちに、体にとって良い働きをしてくれる(THCは規制されているためここでは除いて考えます)だけでなく、
・土壌の改良に大きな効果がある
・砂漠でも育つため緑化への貢献が期待される
・工業製品としての利用価値が高くそれが幅広い
など、今抱えている地球環境についても良い働きをしてくれていたのです。

そう、これは「してくれていた」です。
本来の麻の特徴で、もっている力。これらをどう活かすかということと、
これを私達が「選ぶかどうか」なのです。

現在日本で栽培されている麻は品種改良され精神作用などない産業用ヘンプです。もちろん免許制でそのためほとんどが輸入ですが、麻の使い方を見直せば地球にとっても良く、ビジネスとしても成長性があると考えるとまさに「サステナビリティ」だと言えると思います。

そして、そもそも自然に存在し根本的な問題を解決してくれるものって、デメリットが少ないのではないでしょうか。なぜなら、自然界に存在するには補い合うという要素がないと生き残れないから、と考えます。
「自分だけよければそれでいい」だといつか生きにくくなるのは人間社会も同じです。

技術の発展のお陰で様々な恩恵を受けていますが、そろそろ見直さなくてはならない状況にきているのであれば、「原点に立ち返る」ことが進むための方法だと思います。

「これでいいじゃん」っていうものって実はたくさんあるのかもしれませんよ。そのためには、本質的かどうかということを頭におきながら物事をみて考えること。そして選択していくこと。行動すること。

難しく考えたり、自分がやってもしょうがないと思ったり、大きなことをしなければと思ったりしていたなら、
そういうのは全くいらないので、身近な人のこと、身近なことの中から考え行動していきたいですね。



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