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母親たちが1年間「マネジメント」を学んでみたら。

「母親」と「マネジメント」。

どのような共通点があると思いますか?

私は、大きくはこの2つだと思っています。

・人を育てる。

・チームとして協働をする

前者は、「子育て」は子ども向けで、マネージャーの「人育て」は大人向けなので、全くの別物として語られることが多いと思います。

でも、どちらも同じ「人」なので、本質は同じではないでしょうか。

また後者は、「育児はひとりでするもの」のではなく、「チームでするもの」。いまだに「母親=家事育児」の性別役割分業が根強いですが、母親が「チームをマネジメントして協働」する。
これが今の時代により求められているのだと理解しています。

運営している母親アップデートコミュニティのなかで、「母親 x マネジメント」を研究する会があります。
『<東京大学の名物ゼミ> 人の気持ちが分かるリーダーになるための教室』という本のブックリストから、1か月に1回課題図書を読み、気づきをシェアし合っています。
経営の神様、稲盛和夫さんの本など、骨太な本が多いです。

「よき母親 and/or よきマネージャーを目指す」

この研究会を立ち上げられたLamaさんのnoteに、想いや1年間やってきたことが詳細に書かれています。

とにかく学びが多くて、このブックリストがそろそろ1周まわるとのことで、ここまでの学びをまとめておきます。

「マネジメント」とは何なのか?

そもそも「マネジメント」とは何なのか。

私はぶっちゃけ、「マネジメント」という言葉は、あまり好きではありませんでした。

日本語で言うと「管理する」。

「管理なんてされたくない!」と、あまのじゃく的に思ってしまう私は、「管理」という言葉が好きではないからです。

でも、英語で言うと、どういう意味なんだろうね?と研究会のなかで話しました。
「control」と「manage」の意味の違いを見てみると、しっくりきます。

私が「管理する(マネジメント)」に思い描いていたのは、「control」の方でした。

じゃなくて、マネジメントの本質とは「何とかうまく切り盛りする」。

これって、日々うまくいかないことだらけの育児と向き合っている母親そのものじゃないか? という話になりました。(尊い!)

13冊の本にでてくる共通点は何か?

ここまで13冊の本を読んできた研究会。

①『藪の中』芥川龍之介
②『夜と霧』V.フランク
③『愛するということ』E.フロム
④『プロフェッショナルの条件』P.F.ドラッカー
⑤『人間の建設』岡潔・小林秀雄  
⑥『木のいのち木のこころ』西岡常一
⑦『人生の王道』稲森和夫 
⑧『名画を見る眼』高階秀璽 
⑨『オセロー』W.シェイクスピア
⑩『アルケミスト』P.コエーリョ
⑪『祖にして野だが卑ではない』城山三郎
⑫『リーダーを目指す人の心得』C.パウエル 
⑬『星の王子様』A.サン=テグジュペリ  ←今ここ
⑭『木を植えた人』J.ジオノ

興味深いのは、ずばり「リーダー」「マネジメント」の本だけじゃなくて、芥川龍之介やシェイクスピアの小説や、『星の王子様』があったり、アートの『名画を見る眼』があったりすること。

最初は、これらがどう「マネジメント」につながるか?が全く理解できませんでした。

でも、実は共通点があるんです。

私がこれまで書いてきたnoteも、ここにまとめておきます。

共通するキーワードは、「愛」であり「情」

でも、正直まだピンときていません。

それもそのはず、これらは人生を通して学んでいくことだと思うから。

と言ってしまうと、元も子もないので、、

私なりには経営学者のドラッカーが言っている「Integrity」という言葉が心に刺さっています。

ずばり「Integrity」を日本語に訳すことはできないそうで、「真摯さ」とか「誠実」と訳されることが多いようです。

私は「言行一致」なのかなと思っています。

「心」と「言葉」と「行動」の3つのKは繫がっている、というか繋げていくのが大事。

これは簡単なことではありません。

「あれ、言っていることとやっていることが違うじゃん?」となりたくないなと思います。
自分なりに大切なものを見つけて、それを大切にできるか、ってことなんですかね。

じゃあ、どうすればいいの?

これまでの13冊を振り返ってみたときに、「愛」「情」「信頼」「責任」とか、かなり抽象的な言葉が並んでいます。

じゃあ、どうすればいいの?

私なりに今思うのは、2つ。

①学びつづける

マネジメントに大切なスキルは確かにあると思います。ただ、これらのスキルを学んで「はい、終わり」となるものではない。今回私たちが学んでいるのは、マインドであり、考え方です。
これらは学びつづけることが大事。
でも、私はそんなに自分に厳しくいられない(笑)。ついついダラっとしてしまうし、サボってしまう。
なので、こういう研究会として学びつづけるメンバーがいることが有り難いし、尊いなと思います。

②具体的な行動にする

私が最近思うのは、いかに具体的な「行動」にするかが肝であること。

「意識しよう」「心がけよう」と思っても、できない。
それは、心の中のことであり、動詞になってないから。

同じように「信頼しよう」と思っても、なかなかできない。

これを「話をちゃんと最後まで聞く」「相手の意見を聞く」「言ったことは実行する」と動詞にすると、行動できるんですよね。

「母親 x マネジメント」研究会、1年の学びに感謝です!

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