「母親」と「マネジメント」の共通点とは何か?
「母親」と「マネジメント」。
あまり一緒に語られることは無いですが、共通点があるのではないでしょうか?
・人を育てる。
・チームとして協働をする
「育児はひとりでするもの」のではなく、「チームでするもの」。いまだに「母親=家事育児」の性別役割分業が根強いですが、母親が「チームをマネジメントして協働」することの大切さを感じてます。
運営している母親アップデートコミュニティのなかで、「母親 x マネジメント」研究会が立ち上がり、早1年となったそうです!(すごい!)
「よき母親 and/or よきマネージャーを目指す」
この研究会を立ち上げられたLamaさんのnoteに、研究会への思いが詳細に書かれています。
私自身は、この研究会の活動にたまに参加させてもらう程度なのですが、毎回唸るほどの学びがあります。
今日は、私なりの気づきをまとめてみます。
骨太の課題図書の数々
『<東京大学の名物ゼミ> 人の気持ちが分かるリーダーになるための教室』という本のブックリストから、1か月に1回課題図書を読んで、その本からの気づきをシェアし合っています。
正直この研究会がなかったら、人生のなかで読む機会に恵まれなかったであろう本の数々。(私は、ほとんど読めてないのですが…)
これらの骨太の本について毎月語っていて、1年も運営しているのが、ほんとに尊いです。今回参加してみて感激したのが、これまで読まれてきた本の点と点が結びついていること。たとえば、「この本で書かれていることは、稲盛和夫さんの本にも書かれていたよね」といった話が出てました。
本を読んだ直後にはピンとこなくても、あとから「あの本に書いてあったことは、こういうことか!」と思いだされる瞬間があって。すべて自分の糧になるんだなと実感します。
今回の課題図書は、『リーダーを目指す人の心得』。著者は、コリン・パウエルさん。
1993年の湾岸戦争でアメリカ軍制服トップ統合参謀本部議長として指揮を執り、2000年にジョージ・W・ブッシュ大統領のもとアフリカ系アメリカ人初の国務長官に任命された方です。
「ベストさえ尽くしていれば、結果は問わない」
「本の中で、どの部分が心に残った?」との問いで、メンバーが紹介してくれたのが、パウエルさんのご両親の言葉。
親はジャマイカからの移民、ニューヨークのストリートキッド、希望者全員が入れる公立高校から誰でも入れて無料のニューヨーク市立大学へ、士官養成コースをぎりぎりの成績で卒業し、少尉として陸軍に入る。
そのあと黒人として初めて4つ星の大将まで上り詰め、4つの政権で政府の要職を歴任し、国務長官も務めたパウエルさん。
この経歴の土台には、ご両親の教えがあったのだと知ると、感慨深いです。
仕事がどれほど難しくても、仕事や上司、職場環境、同僚がどれほどきらいでも、常にベストを尽くす。
ペプシコーラの清掃係の仕事では、ただただ一生懸命に働いて、それが認められて「来年もここで働くか?」と現場監督から声をかけられたとか。
パウエルさんは「ええ、ぜひ。ただし清掃係としてではなく」と答えたそうです。自分の要望をちゃんと伝えているのも、ポイント。
こうやって、ひとつひとつの仕事にベストを尽くし、少しずつ階段を上ってきたのが分かるエピソードです。
リーダーって、ストイックじゃないとダメなの?
と、ここまで話していると、パウエルさんがストイックすぎて、「リーダーって、ストイックじゃないとダメなの?」と素朴な疑問が湧き上がってきました。
やらなきゃいけないタスクはいっぱいあるし、メンバーひとりひとりに心配りしながら、利己的な心は持たずに、ベストを尽くし続けるって・・・
そんなことできる人、いるの??
昨日話していて気づかされたのは、
「ひとりで頑張る」のではなく、「ここに居る人たちのために自然に体が動く」状態をいかにつくるか?
「リーダーは孤独だ」という言葉もよく聞きますが、ひとりでベストを尽くしつづけるのは限界がある。自己犠牲を感じてしまうかもしれない。でも、信頼し合える仲間がいたら、どうだろうか?
パウエルさんは、リーダーの役割は「信頼関係を築く」ことだと言っています。そのために、まずは自らがメンバーを「信頼」すること。
信頼関係が築ければ、利己=利他 につながっていくのかなと思います。自分がここに居る人たちのためにやっていることは、自分のためにやっていることなんだと思える。
いつも大事なことに気づかせてくれるメンバーのみなさんに感謝です!
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