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親子で読書TIME - 黒柳徹子「窓ぎわのトットちゃん」

昼間は活発な兄弟たち。
夜はすんなり寝てくれると良いのですが、なかなかそうはいかないようで。昨今の不安定もあり、寝るときはそばにいる、というスタイルが続いています。

ある時、本が読みたくて、兄弟たちのそばにいながら本を読み始めたのですが、ふと、せっかく読むなら兄弟たちともシェアしたい、と考え、自然発生的に夜の親子読書タイムが始まりました。

絵本の読み聞かせはしていましたが、大変久しぶり。思いの他兄弟たちにとってはいい時間になっているようで、続いています。
「いらない」と言われるまではやってみようかと思います(笑)
(最近Audibuleなども流行ってますし、耳で読書する、というのもいいですよね)

窓ぎわのトットちゃん

第一弾で読んだのはこちらです。

黒柳徹子さんの小学生時代のエピソードを綴った実話。いわさきちひろさんの挿絵もとてもあっていて、大好きな本。手に取るのは何回めかわかりません。
おそらく絶版になった単行本はもうボロボロです。私の祖母が、私が小学生か中学生くらいの時に譲ってくれた、思い出の本でもあります。

兄弟たちが日々、学校のことで悩んでいるのを見て、この本に出てくるトモエ学園と小林宗作先生、そして天真爛漫なトットちゃんを思い出し、久しぶりに手に取りました。

こんな学校あったらなあ!

兄弟たちは母の想像通り、トットちゃんのさまざまな体験をとても楽しんで聞いていました。
小学校一年生での退学、さまざまな失敗談、チンドン屋の話、などなど・・・

中でもいいなあと聞いていたのがトモエ学園の学校生活。
電車の車両の教室、席はどこでも良い、どの教科からやってもよい、などなど。

「こんな学校あったら毎日行くのに!」

そうだよね、母もそう思いますよ。

本中にも書いてありますが、校長先生である小林先生はリトミックの研究家であり、ヨーロッパ留学を経てヨーロッパの教育思想を持ち帰り日本で実践された方。
当時としては、たくさん反発もあっただろうなあと推測します。

トットちゃんを見守った大人たちの存在

母目線の感想になりますが、トットちゃんを取り巻く大人が素晴らしいなと思います。
小林先生もそうですが、トットちゃんのお母さん。

やりたいことはやらせ、やめたいということもまたやめさせる。
危険なこともあるけれど、トットちゃんの冒険を応援する。
トットちゃんの話を聞く。

黒柳徹子さんが大人になっても明るいままで、その性格をお仕事に活かされていて。
子供の頃の豊かな経験、周りの大人がトットちゃんを型にはめずにいてくれたことが、今の黒柳徹子さんを形成しているのだなあと感じます。

一方で、この多様な時代にもかかわらず、「その型にはめないこと」が結局のところ社会全体としてもできていないなあ、と改めて思ってしまう。。


トットちゃんを通じて、兄弟たちとおなじ思いと価値観を共有できた読書TIME。
第二弾続いています、いつまで続くだろう、、


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