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歌うことが好き

地元の合唱団に所属している。
コロちゃん騒動もあって、しばらく距離を置いていた合唱なのだけれど、これが、本当にあったかいし、最近のわたしのエネルギーの源。

文化部で、合唱って結構地味に思われることもあるけど、実はすごく熱い情熱とあったかい心がある人ばかり集まる、とても幸せな空間。

練習をしていても、ハーモニーの重なりに心がときめいたり、各パートの声にうっとりしたり、自分が歌う声も体中に響いて、今ここの幸せを感じることができる。これって最高のマインドフルネスかもしれないな、なんて思ったりもする。

音が取れなくて、音痴で、声が出なくても、かまわない。
みんなただ、「合唱が好き」という共通の価値観でいるから。
合唱をひたすら楽しんでいる。

最近、仕事でなかなか練習に参加できなかった私を気にして、面倒見のいい団員が自主練習に誘ってくれた。公民館を借りて練習。仕事帰りのほかの団員も集まってきて、自主練なのに奇跡的に全パートがそろったりする。みんな合唱好きすぎ(笑) 自主練だけど、通常の練習の日よりも参加率が高い時もある。みんな、合唱で仕事のストレスを昇華させたいのかもしれない。

でね、ここからがとっても素敵なんだけど。
ひとりが何か歌い出すと、みんな自分が入れるところからじゃんじゃん入っていって最後のフレーズは必ずハーモニーが重なる。これって、合唱や合奏をしていた人には当たり前かもしれないんだけど、改めて思うと とっても奇跡な気がする。

合唱が好きというだけで出会った人たちが、きちんと約束しているわけでもないのに同じ空間に集まって、せーの!とか言わなくても、ハーモニーの重なりを楽しむ。

お互いがお互いの声を聴きあって、ベースが支えてくれて、ソプラノやテナーが高らかに歌って、アルトは真ん中で味をつけている。時にはベースも主旋律を歌っててかっこよくて、アルトもいい声でサビを決めてたりする。ソプラノがそっとハミングをして、みんなを包み込んだり、テナーがしびれるようなハモリをかましてたりする。どのパートも必要で、どのパートもその時々の大事な役割を担っている。
日々の生活だってそうかも。いつでも目立つわけじゃないし、縁の下の力持ちの時もあれば、いい味を出す存在になるときもあって、合唱で「今ここ」を感じることは、今ここを生きることで、生きることを集約している気もする。

なんだか壮大な気持ちになっちゃうけど、何よりも、とにかく私は歌うことが好き。カラオケじゃなくて、みんなで歌いたい。そして、ハーモニーの重なりが大好き。

みんなで作っていくことが好き
苦手だけど、本当は自己表現することが好き
思い描くとおりに声を出せると楽しいし、好き
自分の「好き」の本質がわかったら、生活に取り入れたり、仕事で活かしたりすると日々がもっと輝きだす。

だから私は、チームワークを活かして働けるような仕事環境を選ぶし、大好きな合唱も二度と手放さないで一生続けていくつもり。

自分が好きなことを明確にして、それを実践していくことが、毎日の幸せに直結していく。
幸せへの一歩は、自分の「好き」を知ることかも。


あなたの「好き」は、なんですか??^^



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