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"An die Freude"

1・2年に一度っくらいの割合で元会社の先輩から
「今度これ歌ってー」とYoutubeとともにメールが突然やって来る。

今度っていつだよ

いついつ東京に行きまーす、と私もまれに連絡するが
大抵予定が合わず、そんなやりとりがもう何年も続いているのに、
一体いつカラオケ行くんだ? あん?

と思いつつ、その懐かしい曲が歌いたくなって、
ひとり家で熱唱しちゃったじゃないか。

カラオケ行きたい・・・。



小学校の部活は合唱部でした。
かといって特に歌がうまいわけじゃない。



おこんばんは、てっちゃんです。
(自分で“ちゃん”づけって・・・どうだろう?)



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毎年行われている、1万人の第九。
あの場で自分も一緒にみんなと歌っていたら、そこに自分がいたら、そりゃぁ感極まって泣いちゃうだろうな。もの凄い感動するだろうな。

とドキュメンタリーを見てはぞくぞく、涙じわじわしていたのだけど、でもたぶんそこまで熱がないものだから、調べて申し込むこともなく、でもふんわり憧れつつ、またTVでたまたま見かけては感動する、という事をしていた。


そんなことを繰り返していた15年ほど前のある日、市内に「第九をうたう会」がある事を知り、参加することにしてみた。
1年目は妹と、2年目は一人で。

5月位からほぼ毎週金曜日の夜に集まって練習し、秋には合宿をし、私は参加しなかったけどドイツ語練習会があったりして、12月の演奏会に向かって練習した。


練習では中々思うように声が出なくて、今一つ気持ちよく歌えず楽しくなくなる事もあった。
それでも歌うのは楽しく、習い事系が苦手な自分もなんとか通い続け演奏会を迎えることが出来た。

市の大ホールで、指揮者、ソリストを招き、名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏のもと歌った演奏会当日。

合唱の部分は最後なので途中から舞台に入り、ソロが歌っている後ろに控えて出番を待つ。
客席にいる家族を見つけ、そっと笑って合図してみたり、誰も自分の事を集中してみてないのにすましてみたりして(全然集中してない)、いよいよ合唱。

思った以上のオケの迫力に自分の声が出ていないいないんじゃないか?と心配になる。顔には出ないようにして必死に声を出す。もう上手に歌うとかじゃなくって(コラっ)、とにかくひたすら出てるか出てないかもわからない声を夢中になって出してうたった。

演奏が終わって会場からの拍手を聞いた時はやり切った感と、高揚感で舞い上がっていたけど、周りの常連さん?ベテランさんに今一つなじめてなかったのもあってか、一体感っ!はそこまで感じられなかった(笑)。
それでも両隣の人とハグしあって喜ぶ勢いはあったかも。



今年の演奏会はコロナ感染拡大防止のため演奏会は見送られたそうで、来年もどうなるかわからないけれど、もし時間がとれそうだったら、また参加してみたくなってきた。
1万人の第九も一度は参加してみたいな。






歌うのって、声を出すのって、気持ちいいね。


音楽って素敵。
こんなん震える。
憧れる。







ではでは。








あちゃー、寝落ちしてたから0時すぎちゃったよ。

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