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以前書いていたブログの記事-2

もう、何年も経つのですが、海外志向のデザイナーさんのためにブログを書いていてその記事、まだ少しは役に立つかなあと思ったのでnoteに移行してみました。

グラフィックデザイン留学 in ニューヨーク  2018年03月26日

読者の皆さんの中では、将来、海外にでてデザイナーとして働いて見たい!とか、日本も国際化が進んで、英語の出来るデザイナーの需要がどんどん増えてきているので、海外留学して、しっかりとデザインの勉強をしたいと思っている方もいると思います。

今日は、私の留学経験を踏まえて、ニューヨークにあるデザイン学校を紹介していきたいと思います。

School of Visual Arts スクールオブビジュアルアーツ
209 East 23 Street, NY, NY 10010-3994

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アート専門の私立美術大学です。専攻は、デザイン、写真、アニメーション、フィルム、イラストレーション、ファインアート、デジタルアートなどで、学士課程(undergraduate)、修士課程 (graduate)、生涯学習コース (continuing education)があります。

デザイン科では、ブランディング、広告、エデイトリアル、パッケージング、UI/UX, 3Dデザインに力を入れています。

学士課程の年間留学費用(授業料、滞在費、その他)
約650万円

(金額は、為替レートの変化、住居費などによって違いが出てくるので、あくまで目安として見て下さい。)

Parson School of Design パーソンズ スクールオブデザイン
The New School / 66 West 12th Street, New York, NY 10011

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アート、ファッション専門の私立美術大学です。スクールオブビジュアルアーツと並んで、全米で有名な美術専門大学です。

専攻は、デザイン、ファッション、建築、ファインアートなどで、準学士号課程(associate)、学士課程(undergraduate)、修士課程 (graduate)、生涯学習 コース(continuing education)があります。

デザイン科では、ブランディング、広告、ウェブサイト・モバイル、インフォメーション デザイン、モーショングラフィック、プロダクトデザイン、ビデオゲーム等に力を入れています。

ここは、ファッション学科もあり、ダナキャランやマーク ジェイコブスなど有名なファッションデザイナーがこの学校を卒業しています。

学士課程の年間留学費用(授業料、滞在費、その他)
約730万円

(金額は、為替レートの変化、住居費などによって違いが出てくるので、あくまで目安として見て下さい。)

Pratt Institute プラット インスティチュート
200 Willoughby Avenue, Brooklyn, NY 11205

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アート、建築の専門の私立美術大学です。専攻は、デザイン、アニメーション、ファッション、フィルム、建築、ファインアートなどで、準学士号課程(associate)、学士課程(undergraduate)、修士課程 (graduate)、生涯学習 コース(continuing education)があります。

ここのメインキャンパスは、マンハッタンではなく、ブルックリン(マンハッタンから地下鉄に乗って、30分)にあるのですが、落ち着いて勉強が出来る環境にあります。

学士課程の年間留学費用(授業料、滞在費、その他)
約650万円

(金額は、為替レートの変化、住居費などによって違いが出てくるので、あくまで目安として見て下さい。)

大都市のニューヨークで有名な学校に行くのは、結構、魅力ですよね。でも、学費や物価も年々高くなってきているので、奨学金制度を使えない、留学生にとっては、かなり辛いですよね。きっと、田舎の大学に通うと、留学費もかなり安く済みますよね。

私も、留学する場所をかなり迷いました。

アメリカのど田舎の大学に行って、留学費を安くしようとか、。。。

やはり、一番の難問が留学費だったんです。

それで、四年間、私立の大学に通うのは無理そうだったので、ニューヨーク州のロングアイランドにある、Nassau Comminity College (短大)でESLの英語のクラスをとったり、リベラルアーツ(一般教養) やアートの基礎のクラスをとって、単位を取得しました。

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そこの学校に一年半ぐらい通って、スクールビジュアルアーツに編入しました。日本で取得した短大の単位、アメリカの短大で取得した単位をトランスファーできたので、スクールビジュアルアーツでは、約2年ほどで卒業することができました。

もし、私と同じように、留学費をセーブしたい方は、田舎の安い大学で一般教養だけの単位を取得して、自分の行きたい大学に編入して、専門分野だけを勉強することをお勧めします。

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私が、スクールビジュアルアーツに行って、良かったことは、デザインの基礎をきちんと学べたこと。個性を伸ばしてくれる授業では、思う存分楽しめたこと。そして、先生が現役で働いている方達ばかりだったので、就職が有利でした。

卒業した後、先生がクリエイティブダイレクターとして働いていた大手出版社(Time Inc.)に就職することができました。

労働ビザのH1-Bもスムーズに取得することが出来ました。 

事実、大手の会社や有名なデザイン会社では、だいたい上記3つの美術大学の卒業生が多かったので、面接に行った時も、同じ出身校とゆうだけで、話が盛り上がり、スムーズに採用になることも多いです。卒業した後のことを考えてみても、やはり、お金をかけて、勉強するだけの価値のある学校です。

学校に通っている時って、おそらく、勉強や課題に追われ、学期中は、寮と学校の往復で終わってしまったり、付き合う人達も、クラスメイトだけとかになってしまいがちですよね。

なるべくなら、学校以外のイベントに参加して、いろんな職種の人達と交流を持つこともお勧めします。学生時代からしっかりと人脈を作っておけば、仕事を探すときに、とても有利だと思います。

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