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不調がいつも真実の道へと導いてくれました。

先日、白血病の遺伝子検査結果があまり良くなかったんです。
いつもなら3ヶ月後の予約を取って帰るのですが「来月も来てください」と主治医の先生から言われてしまいました。

|もし人生が終わるなら、何を後悔するだろう?

心がギュッと締め付けられると共に、ふと「もし人生があと少しで終わってしまうなら、何を後悔するだろう?」と自問したんです。

「出版もできたし、後悔なし。強いて言えば、このまま穏やかな日々をもう少し楽しみたい」
「もう少し、料理を楽しんで、noteを書いて、あと1冊ずつレシピとビジネスの本を出せたら最高だなぁ…」

と思ったんですよね。

細かく言えばまだ行ったことがない国に行ってみたいとかはあるけど…。それももう十分やったし、まぁどっちでもいいかとも思う…。
でも、料理のことはまだもう少し自分の理想に現実が追いついていないことがもどかしいんです。じゃあその理想ってなに?どうなったら満足?というクリアなイメージが、実は描けていないのです。

だから、言語化できそうな気がしてこの記事を書き始めたというわけです。

|で、ここまで書いて気づきました。

出版できなきゃ絶対に死ねない…!そう思って生きてきました。
だから、もう夢が叶ったのに「じゃあ次は?その次は?」「いやいや、まだまだこれからだ…」といつのまにか思っていることに今気づきました…。

これじゃあいつまで経ってもキリがありません。
現状に満足しているのですが、心のどこかでこのままで大丈夫なのかな…?という気持ちがときどき顔を出すのです。(根が生真面目なので…)

だからクリアなイメージや目標が描けたとして、それをまた叶えて一瞬満足しても、またすぐに「もっともっと先へ」となるのが目に見えています…。

|体の不調は「ちょっとストップ!」のサイン

体の不調というのは「ちょっとストップ!」のサインです。これはもう、10年以上のお付き合いで確信しています。
検査結果だけを見て反射的に悪いほうへ考えたり、不安になったりも当然あるのですが…。そうではなくてもっと根源的に不調が私たちに伝えたいのは…

「大切なこと、忘れてない?」
「本当はどうしたいの?」
「行きたい先は、そっちでいいの?」

という問いかけなのです。

白血病になった時も、妊活のために一時的に薬をやめて悪化した時も、新型コロナに感染して呼吸や歩くことさえままならなかった時も、いつも不調がわたしを真実の道に導いてくれました。

そのおかげで、会社員として決められた仕事を淡々とこなすよりも、もっと創造的に自分の才能や個性を活かして誰かの役に立てる仕事がしたいと気づけました。

妊娠適齢期という概念やそもそも子を産む選択よりも自分の体で精一杯で、本当は望んでいないことなのに世間的や親を思う気持ちから「しなければ」と思いこんでいたことに気づきました。

体がどんなにしんどくても、料理と文章を書くことはやりたくて、それらがわたしにとっての生きがいだと気づきました。

|がんばりすぎないためのストッパー

そう言えば、2冊目の「好きを仕事にする生き方」の打ち合わせの時にもオレンジページの担当編集さんからこう言われたんです。

笠原さんにとって、白血病の存在が「がんばりすぎないためのストッパー」になっていますよね。

本当にその通りだなぁって他人事みたいに納得しちゃって(笑)だから、ひとりで抱え込まないで誰かにお願いしようとか、時に立ち止まることができるようになりました。

陰陽という言葉があるように、この世界は光の裏にはかならず影ができます。だから、体の不調というのは陽に傾きすぎている時に、陰の方へバランスをとる為に現れるサインだと思っているんです。

ちょうど検査日が「夏至」の直前だったので、時節的な影響もあるかもしれません。そこまでがんばってないつもりでも、がんばってたみたいです。体のほうは「ここから少し抑えて、ゆるんでいこう」と検査結果で教えてくれているようなんです。

|P.S

きっと今の季節柄、多くの方が不調を感じていると思います。でも、不調は決してネガティブなものではないということ。しんどい時には余裕がないかもしれないけれど、回復してきた時にちょっと思い出して欲しいんです。

「大切なこと、忘れてない?」
「本当はどうしたいの?」
「行きたい先は、そっちでいいの?」

と自問自答すれば、きっとあなたを真実の道に導いてくれますから。

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