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やってみた!「らっきょう漬け」の苦労と楽しさ

「保存食」作りのシーズン到来ですね。

梅仕事を毎年の楽しみにしている方も多いと思うのですが、私は今年はじめて「らっきょう漬け」にチャレンジしました。

|一度はやってみたかった

今までは、地元のおばちゃんが手作りしているらっきょう漬けを購入して食べていました。

でも、食のことに関しては何事も一度は体験してみたい性格なので、今年は無農薬の泥付きらっきょうを買うところからやってみることに。

薄皮がなかなかむけない…!

まずは下処理です。約1kgほどの泥付きらっきょうを水につけて汚れを洗い流し、薄皮をむいて、頭と根本を切り落としていきます。

泥落としと薄皮むきは、なかなか大変な作業でした…。

薄皮がツルンとむけないこともあって、爪でひっかくようにむいていくと指先がだんだんヒリヒリしてきます。
らっきょうと根っこの隙間に泥が入り込んでなかなか綺麗にならなかったり…。

8割くらい終えたところで、エネルギー不足により翌日に持ち越しました。

全身らっきょう臭だったみたいで(自分では気づかないので…)主人に「なんで今日はらっきょうの匂いがするの?」と言われちゃいました。。

翌日は他の保存食(梅シロップ、梅酒、それと瓶を空けるために醤油を濾す作業など)が控えていたので、らっきょうは放置プレイ…。翌々日になって、残りの薄皮むきを終えました。

下処理を終えてホッとひといき

らっきょうは基本的に生のままだと保存に向きません。成長が早いので芽が生えて栄養をどんどん吸い取ってしまうそうです。
だから、下処理の作業も買ってきたらその日にやってしまうのがベスト!と、後から知りました。

あぁ、だからスーパーでは泥付きはほとんど売ってなくて洗いらっきょうばかり並んでいるのね(だって、下処理さえ終わればあとは楽ラクだから)と、やってみて初めてわかるのでした。

こういう気づきが楽しくて、面倒でも一度はやってみたくなる性分です。

|漬け方は本格派?お手軽派?

漬け方は、
①生のまま一度塩漬けして、塩抜きした後に甘酢に漬ける
②らっきょうをサッとお湯にさらした後、すぐ甘酢に漬ける。
この2パターンあります。

①は本格的で、一度塩漬けするので腐りにくくて日持ちも長い。でも、時間もかかります。
塩漬け▶︎10日ほど
塩抜き▶︎1日
甘酢漬け▶︎7日ほど

②は、お手軽バージョン。
らっきょうを10秒ゆでて、冷まして、甘酢に漬けて7日ほどで完成です。

今回は下処理でだいぶへろへろになってしまったので、②を採用してみました。

|らっきょう酢は作る?買う?

甘酢の配合は、水150ml、砂糖250g、酢350mlにしてみました。

らっきょう漬け初心者なので、王道のレシピを参考にしたのですが、びっくりするほどお砂糖が入りますね。でもこれが、ペロリとなめたらちょうどいい甘酸っぱさなのです。

市販のらっきょう酢の原材料を見てみると、、、

スーパーに行けば、「らっきょう酢(合わせ酢)」も色々売っています。でも、裏面をよくよく見ると、砂糖ではなく「果糖ぶどう糖液糖」や「調味料(アミノ酸等)」など入ってるものばかり。
うーん…だったら自分で水と砂糖とお酢を合わせて作りたいなと、わたしは思うんです。

|仕込み完了!

そんなわけで、仕込み終えたものがこちら。

かなりの満足感と達成感です!
やっぱり買ってきたものよりも自分で仕込んだものは可愛く美しくおいしそうに見えるんですから、これが不思議。

下処理は大変でしたが、来年もいそいそとやってしまうかもしれません…。

山登りとかランニングとか、仕事のプレゼンとか、どんなジャンルでも結構大変な思いをしてやり遂げたあとって、アドレナリンが出るじゃないですか。

らっきょう漬けの苦労は、その後の美味しいごはんにもつながるので、じぶんのお気に入りの味を求めて毎年手を出してしまいそうです。

|おすすめ活用は「タルタルソース」

らっきょうは、そのまま食べるだけじゃなく色々な料理に使えます。料理に活用するが楽しくて、市販のものじゃなくじぶんで仕込みたいなぁと思ったんです。

刻んだものを豆腐にのせて食べたり、ご飯に混ぜて酢飯っぽく食べたり。
最もおすすめは、タルタルソースの玉ねぎの代わりに使うことです。

チキン南蛮も、夏は玉ねぎの代わりにらっきょうのタルタルソースでさっぱりといただきます。

今の時季は、アジフライにらっきょうのタルタルソースをかけるのもいいですね〜。あぁ、お腹が空いてきました。

らっきょうが美味しく漬かるのが待ち遠しいです。

|発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引

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発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引、作りました。今日のご飯作りにお役立ていただけたら幸いです。





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