見出し画像

旅行以上で移住未満ーわたしが「旅」に求めるもの

中欧(ブタペスト・プラハ・ベルリン・ヘルシンキ)の旅から帰ってきて、もうすぐ1ヶ月。もう次の旅に出たくて仕方がないわたしです。

今回は、3年ぶり3回目の中期滞在で自分が「旅」に求めるものがわかってきたよ、という話を綴りたいと思います。

|留学?ワーホリ?移住?

大学時代から「留学したい」と思いを秘め、ワーホリも興味はありつつも28歳で起業して怒涛のように仕事をしているうちに30歳を超え、いまに至ります。(現在35歳です)

でも、留学もワーホリも「できなかった」というより「なんか違う…」と感じてやらなかった。というほうが正しい気がします。

海外移住している知り合いを見て「いいなぁ、わたしも移住したい」なんて思いを馳せつつも、実際問題しっくりこない…。

そうやって二十歳の頃から10年以上「海外に長く滞在してみたい」と思っていたわたしが見つけた自分にぴったりの滞在方法が「1ヶ月ほどの中期滞在」です。

最初は、イタリア・フィレンツェでのイタリア料理留学。
2度目は、イギリス・ロンドンでのレッスン開催。
そして今回の東欧への旅で3度目でした。

イタリアに行った2018年はコロナ前だったので「ノマド」という概念は、ごく限られた人だけがするものというイメージだった頃です。

当時は、旅行以上で移住(ワーホリ)未満の滞在をカテゴライズする言葉が見当たらなかった気がします。

|旅の目的

1度目イタリアでは、料理の勉強
2度目イギリスは、レッスン開催(仕事目的)
3度目の東欧では、バカンス

と、それぞれ目的が違う旅をしてみたところ、3週間を超えてくると「勉強」か「仕事」がないと時間を持て余してしまうなぁと感じました。

日々膨大に新しい景色や情報(インプット)が入ってくるので、アウトプットをしたくなるんです。SNSでのアウトプットは大前提として、仕事や勉強などして、人との関わりや価値を生み出す作業をすることでバランスがとりたくなるのです。

また、どの中期滞在にも共通していたのは「人に会うこと」でした。
これは、わたしの趣味みたいなものなのですが…。
国内外問わず「この人、とっても面白そう!素敵な生き方をしてるなぁ」と思う人に会いにいくのが大好きです。

これまでも、人との出会いが人生を大きく変えてくれたし、自分にはない視点や概念を発見できることが楽しくて仕方がないのです。

東欧の旅では、
・チェコで10年以上暮らしている福田美穂さん
・日本人家族でベルリンへ移住した友人
・駐在でデュッセルドルフに住んで、現地採用に切り替えて仕事を続ける友人

たまたまですが、海外に暮らす理由とスタイルが微妙に違う友人たちに会って話を聞くことができました。

そんな中で、わたしが求める理想の「海外での滞在スタイルと期間」が見えてきたんです。

|旅行以上で移住未満。

結論から言うと、わたしが求めていたのは「移住」ではないのだと思いました。

できるならば1ヶ月ほどの滞在を年に3回ほどしたい。(きっとこれから叶うのだろうけど。)
見たことのない景色を見て、いろいろな人と出会って自分の視野を広げたい。現地のスーパーに通って食材を買って作って暮らすような時間も味わいたい。ときどき仕事もしたい。

わたしが求めるのは「日常と非日常の間」だと思うのです。
まさに、旅行以上で移住未満。

そもそも性格上、行動していたい(動いていたい)タイプ。
固定されたり、制限されたり、ルーティンやノルマを課されたりするのが苦手なのだと最近になってわかってきました。

ただ、料理という仕事上、どこかに固定の場所は必要です。
だから香川県というベースを持ちつつ、いろいろな場所へポンポンと飛び立っていきたい。

|型にハマらない生き方

「料理家」「料理教室」というカテゴリーに一応属しているのですが、もはや今の時代、ひとりが複数の仕事を持っているのが当たり前になっていますよね。

変な言い方なのですが「普通じゃない人」でいたいと思ってるんです。いつも楽しそうな人でいたい。職業「笠原なつみ」でいたいです。

ただ、おいしいものが大好きで作るのが苦にならない。からだと心を整えてくれる料理が好き。料理というツールを通して、まだ見ぬ世界と出会いをたくさん体験したいと思っています。

|ときどき思考の覚書を

しょうゆ麹のたれで食べる「よだれ鶏」

今は、2023年6月の出版にむけてがんばっています。

「よし、やるぞ!」という意気込みなのですが、この先に可能性が広がっているのか、どうなるのか?全然わからないし不安に苛まれることも多々あるんです…。

レシピや料理とは全然関係なのですが、時々息抜きという意味で、こんなふうに思考の覚書をしていきますね。









この記事が参加している募集

私は私のここがすき

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?