ひと晩で可愛く変身する、春色キャベツのカレーピクルス #20
もう春だ、もっと暖かくならないかな、と三寒四温をやり過ごしながら、満開の桜を待ちわびるこの季節が大好きです。
むかし、浅草のシェアハウスに1年半ほど暮らしていました。
15人のシェアメイトの中で私ともうひとり、朝起きてお弁当を作る子がいて、その子がよくカリフラワーのカレーピクルスを作っていました。
白いカリフラワーがあざやかな黄色に変身した姿は、冬もののコートから春色のコートに衣替えをしたように、見ているだけでなんだか心が浮き立ちました。
スーパーではカリフラワーは、もう見かけなくなってきたので、春キャベツでカレーピクルスを作ってみたところ、こちらもひと晩で可愛く黄色に変身して、お皿を彩る名脇役になってくれたので、作り方をご紹介したいと思います。
切って、茹でて、漬けるだけなのですが、美味しく作るためにちょっとだけ丁寧に作ってみましょう。
まず、キャベツの芯と葉を分けて、芯はななめ薄切りやそぎ切りにしておきます。
(個人的には葉の部分よりも甘みの強い芯が大好きです)
葉の部分は、大きめのザク切りにしましょう。あまり細かく切ってしまうと、このあと茹であがった時に、すくいあげにくいので注意です。
お鍋に水を沸かして、1%の塩を入れます。(例:1.5ℓに15gの塩)
パスタをゆでる時などには粗塩を使っています。
まるみ麹さんの「生活之塩(せいかつのしお)」
まずは、芯を1分ほど茹でます。
そのあと、葉は30秒ほど茹でます。
塩を入れたお湯でゆでると、キャベツに下味がつくので、より一層美味しくできあがるんです。
保存用のジップロックに調味料を入れるため、口を広げて準備をしておきます。Mサイズくらいの大きさで大丈夫です。
カレー粉は、こちらをずっと愛用しています。
カレーを作るときも、炒め物や和え物の時もすごく色がキレイに出るし、味も美味しいんです。カルディで売っています。
とても美味しいカレーパウダーなのですが、難点は口がせまくてスプーンが中に入らないこと…!計量するのが面倒ではありますが、まぁ我慢しましょう。
ジップロックにAの調味料を入れて、袋ごとシャカシャカ振って混ぜておいてください。甘酒が無いよ、という方は、はちみつで代用できます。
甘酒の作り方は、こちらの記事でご紹介しているので、よかったらのぞいてみてください。
キャベツの粗熱がとれたら、優しめに水気をしぼるか、キッチンペーパーで水気をふきとってください。あまりギューっと絞るとキャベツがボロボロになっちゃうので注意です。
芯は、キッチンペーパーで水気をふきとると良いです。
水気をふきとらないと最終的にぼんやりした味になってしまうので、ここは少し丁寧にやっていきましょう。
水気をふきとったキャベツをジップロックに入れていきます。
全部入れたらこんな感じになりました。漬け込み液が少量なので、「これでちゃんと味がつくのかな?」と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。袋越しに優しく揉み、全体になじませるようにしましょう。
(この段階では、全体になじんでるように見えなくても大丈夫!)
冷蔵庫で保存して、ひと晩たったら、ちゃんと黄色く変身してくれることを祈って。
さぁ、できました!しっかりバッチリ黄色く変身してくれましたね。
可愛いし、美味しいし、食卓を華やかにしてくれる名脇役の完成です。
特に相性がいいのが、ウィンナーです。
ザワークラウトみたいな感覚ですね。
もうね、ウィンナーとピクルスとワインの無限ループに入って止まらなくなりますね。。。
(そんなにお酒は飲めませんが、そんな私でも無限ループです)
黄色い食材って案外ないもので、
ズッキーニ
パプリカ
トウモロコシくらいでしょうか。
彩をプラスするという点では、これからのお弁当シーズンにも黄色いピクルスが何かと重宝しそうです。
写真をたくさん並べて解説しましたが、要するに「切って、茹でて、漬けるだけ」なので気負わず作っていただけたら嬉しいです。
ちなみに…これまでにnoteでご紹介したレシピを「作ってみました」と教えてくださる方がいて、本当にほんとうに嬉しかったし励みになりました。
料理のしごとをしていて、やっぱり「美味しかった」と笑顔が見えると、私もにんまり笑顔になって、また美味しいレシピを作ろうと思えます。
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