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価値観も、ちゃんと試着してから身につける。

身長163cm。
トップスはMサイズ。
スカートはLサイズ。
デニムのサイズは…パッと言えなかった。

以前の私は、自分の服のサイズなのに、あまりにずさんな把握の仕方をしていました。

その後、ファッションコンサルの方から「これからは、試着した物以外買っちゃダメよ。着なきゃ絶対分からないから」と言われて、試着の習慣が身につきました。

お店の人は、一ミリも気にしてないから!
ガンガン試着してね!
買わなくたってもちろんいいの、そんなお客さんがほとんどなんだから。

勢いよく私を試着室に送り込んでくれた、彼女の言葉は本当だった。

洋服のサイズなんて、お店によって、デザインによって、一概には表しきれない。バンバン試着して、いまの自分が「よし!」と笑顔になれる服だけを買っていったら、服を着るのがずっと楽しくなった。

「標準体型だから、トップスはMを着ておけばよし」
「おしり大きめだから、スカートはLサイズだよね」

実際に着るのは、いまの私の体なのに、いま手にしている服なのに、根拠のない思い込み(希望?)で服のサイズを決めていました。

「だから」の思い込みで型に、強引に当てはめてる。

これって、私の価値観にも通じる部分がありそうですよね。

母親だから、女性だから、運動が苦手だから。

どこからか知らずに入り込んだ価値観を、無防備に取り入れてしまっていないだろうか。

ちゃんと試着してから選んでも、遅くない。

合わないなら、一旦返却してもいい。
それで忘れてしまうなら、もう今の私に必要ないもの、ということ。

次は、価値観を試着する番。

自分にあうものを選ぶ心地よさを指南してくれた彼女の、キュッと上がった口角が思い出しながら、いま着込んでる「思い込み」をひとつずつ脱いでいこう。

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