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ちょっと今から仕事やめてくる 〈読書記録〉


誰でも仕事を辞めたいと思ったり上司を嫌だと思ったりすることがあると思う。

この本は、そんな気持ちに蓋をして、どんなに理不尽な仕打ちをうけても「仕事は辞められない」と考えて疲弊しきっている若者・隆と素性のわからない男「ヤマモト」との友情の物語といっていいだろう。

隆が真面目でいい人なので、読んでいるとつらくなる描写もあるが、少しミステリー風味のある展開で、続きが気になってどんどん読めた。

心に残ったのは、ある人物が「逃げることを教えなかった」ことを悔いているというところ。

逃げることや辞めること「悪」とみなすような風潮が少し前まであったと思う(今でも…かな?)

でも、わが子には「逃げることを」の大切さを教えたい。
そう思った。

読後感は、悪くないので、仕事で悩んでいる方にもおすすめの一冊です。

では、また!



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