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薬膳暮らし10年目、薬膳師の日々のごはん。

はじめまして。田中奈津子と申します。noteでゆっくりじっくり薬膳にまつわることを書いていきたいと思います。

WALNUTS KITCHENスタジオは陽の光でいつもポカポカ。

私と薬膳との出会いは10年前、自身の病がきっかけです。それまで健康が唯一の私の自慢でした。風邪も数年に一度ひくぐらい。入院、手術を要する病を患う日が来るなんて思ってもみませんでした。

寝ても寝ても疲れが取れない、喉が詰まるような異物感を感じる、汗の量が増える…など、あらゆるサインを体は出してくれていました。しかし単なる疲れだ、育児ストレスだと決めつけ、このサインを無視してしまいました。

当時は育児、仕事真っ只中で自分の体に耳を傾ける余裕なんてありません。結果、病を患い入院。大切な家族に不安を与え、寂しい思いをさせてしまいました。ずっと憧れてやっと手に入れた大切な仕事もあきらめることに。

薬膳classの風景。この日は”むくみすっきり薬膳”をみなさんと作りました。

もっと体に気をつけていれば…あれが悪かった?こうしておけば良かった?と、病気後は”たら”、”れば”の自問自答を繰り返しました。一巡したところで自分の体をゆっくりしっかり立て直すしかないんだという結論に。自分の健康が大切な人たちを安心させ、大切にしている仕事も健康あってこそのものだという事がやっとわかったのです。

そこからさまざまな健康法、食事法を模索する中で中医学薬膳に出会いました。学んでいく内に、日頃から感じていた体の不調、こういう乱れが起きていたサインだったのね!と、色々な事がストンと腑に落ちました。

薬膳を学び、暮らしに取り入れてきた10年。病の再発もなく、20代の頃よりもずっと健康に暮らせています。健康になった私は次に薬膳を楽しく学びながら体を調えていく場を作りたいなと考え、東中野の小さな薬膳教室”WALNUTS KITCHEN”が始まりました。

”干豆腐の薬膳チャプチェ”

楽しみながらゆるりと薬膳を取り入れている私の日々のごはんやWALNUTS KITCHENで作ったレシピをnoteでもご紹介していきますね。薬膳って難しい、あまり美味しくない、薬を混ぜてるから苦い…などの誤解を解き、多くの方に薬膳の良いところをお伝えしたいなと思っています。薬膳は美味しくある事が大前提。美味しくなければ薬膳とは残念ながら言えません。

薬膳はたまに頑張って作るのではなく、無理せず少しずつ暮らしに取り入れて溶け込ませ、長く続けていくことがとても大切です。私のnoteが読む方の健康づくりの一助になれましたら幸いです。

どうぞこれからよろしくお願いいたします。    


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