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3歳の息子のアトピーを鍼灸で本気で治療してました。

こんにちは!


夏子です。

3週間前、半年ぶりにポルトガルに戻ってきました!

満面の笑顔。

12月に、夫の仕事の都合もあり、2ヶ月くらいを目処に日本へ帰国。

その間は、昔通っていた保育園に通わせてあげたいと思い、知り合いの別荘を2ヶ月間だけ借りて住んでいました。

そのあとは、祖母が昔住んでいた八女という山奥のおうちへお引越し。


半年間も日本でなにしてたのか??


どうして2ヶ月の予定が半年になったのかというと、12月に帰国してすぐに、知り合いの紹介で通い始めた鍼灸院で、息子のアトピーの治療を本格的に日本で始めたから。

息子は生後半年くらいからアトピー性皮膚炎と診断されて、私も夫もアトピーになったことがなかったので、どうしたらいいのかよくわからず、病院のいうとおり、ステロイドをずっと使っていました。

しっかり塗ってあげたら、本人も快適だし、成長と共に治ると思っていたけど、ポルトガルにきても全然良くならない、むしろステロイドのランクが上がって、このまま使い続けていいのか、漠然とした不安をいつも抱えていました。

ステロイドをやめるまで。

今まで本当に色々試してきたけど、コレ!というものになかなかたどり着けず。
ポルトガルにはアトピーの人が圧倒的に少なくて、(いても軽傷)病院でも対応できないからとどんどん大きな病院にたらい回しにされていて、このままじゃいかん!!と、日本に帰国中になにかしら代替治療を探そう!と夫と決めていました。

そこで出会ったのが、友人の紹介で知った鍼灸院。ここが本当に、インターネットにも載っていない、私たちにとっては本物の場所で。

もともとお医者さんだった若い女性と、70代のカリスマ鍼灸師のおばぁちゃん2人、そのほかにもそこを支えるたくさんの仲間によって作り上げられている場所。

手作りの飲み薬や塗り薬、生活指導から、食事や宿泊まで、本当にすべてを支えてくれる、素晴らしい治療院。

ここだったら、信じて頑張れる!!と誓ったのでした。

治療の経過。

いやーーーほんっとうに大変でした。

冬の間は良かったのだけど、春になると一気に症状が悪化。
朝から晩まで本当に痒そうで、夜も眠れない日々が続きました。

帰国の予定も、治療の目処が立つまではと、どんどん伸びていって、これで良かったのか?本当に治るのか??と、毎日本当に不安でした。

正直、ポルトガルのことも半分諦めてた。息子の健康がすべてだし、治療を始めたからにはしっかり治してあげないと、一生のことだから。

そして、ステロイドをやめて約5ヶ月、ゴールデンウィークに差し掛かるころ、かゆみの大敵、梅雨の季節が近づいてきたのをきっかけに、
「よし、もう行こう!!」と、急遽チケットを手配。

治療院に泊まり込みで通って、お灸を自分でできるように教えてもらったり、漢方薬を煎じてもらったり。

ありとあらゆる準備をしていざポルトガルへ出発!!!

日本にいる間、息子はずっと、ポルトガルのヒッピー保育園に戻りたい!と言っていたこともあって、きっと楽しいこと、環境の変化、私たちの気持ちの変化がストレスを軽減して、肌の調子も良くなってくるんじゃないかという淡い期待を持ちつつの、ポルトガルへ戻る決断でした。

ポルトガルに到着してから息子のお肌の状態。

こちらに到着して3週間。

出発前も、少しずつ眠れるようになったり、肌の調子も波はあるけど、ゆっくりと良くなっていた(と先生に言われたので信じて)こともあって、こっちにきてからはだいぶ安定しています。

乾燥気候と、日差しが強いので、ほっぺが真っ赤になったりしたけど、ヨモギの湿布や、漢方薬の軟膏を塗ったりと、試行錯誤しながら、でも確実に良くなってきています。

そしてなにより本人がめちゃくちゃ楽しそう!!

家が広くて、犬と猫がいたり、保育園にはにわとりや馬、羊がいたり。

保育園の先生と毎日チューしてハグしているだけで、たぶん彼のストレスはどんどん減っている気がする。

毎日3、4回、お通じがあるし。笑

まだ完璧ではないけれど、食事に気をつけながらできる限りお灸もしたりして、コツコツ続けていこうと思います。

日本にいる間も、ポルトガルの家賃を払い続けてくれていた夫のおかげで、同じ家に戻れて、たった3週間だけど、もう3ヶ月くらい暮らしているような感覚です。

しかし円安がやばい!!!

ポルトガル生活を続けるために、家族で試行錯誤して頑張って生きていきます!


LOVE♡

ちなみに、息子のアトピー性皮膚炎は、毎日ステロイドを塗らなくちゃいけないくらい結構な重症度だったので、人によってはステロイドを使っても治る子供もたくさんいると思います。

いろんな選択があるけど、自分たちだけじゃ絶対にできない選択でした。

なにを信じるか、本当に信じて続けられる環境か。(経済的にも精神的にも)

心の支えがいちばん大切だな、と改めて痛感した日々でした。

息子や私たちを支えてくれた周り人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。


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