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【 組織より個人の方がよっぽど難しいよ。】

『創り出す思考』のロバート・フリッツが言った
この言葉が気になって、
5年ぶり3回目のロバート・フリッツの学び。

3回目と言っても2回目は、受講中に父が亡くなり学び中断。
それを覚えていてくれたDannaが
「久しぶりにおいで」と誘ってくれた。

結論から言うと、スケジュール的にも体力的にもギリギリの中で、
何とかこじ開けて3日間通って、本当に良かった。

ロバート・フリッツは、作曲家や映画をつくるアーティストであり
そして、ピーター・センゲが学びを乞う天才的なコンサルタントでもある。

今回の大きな収穫は、

「徹底した客観性を学んだ」ことで
「純度の高い『ビジョン』を掴む」精度が、
めちゃめちゃ上がった。ということ。

そして、どうしてこれが重要なことなのかと言えば、
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【 物事がうまく行かないのは
 「観念」と「ビジョン」が絡みついちゃってるから 】
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なのですよ。 *ダイエットも同じ。。。

このね、絡みつきに気がつけるかどうかは、
客観性をベースとした「観察力」次第なのであります。
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ここで起きていることを、
今までの知識や経験との「差分」 や「先入観」で捉えるのではなく、
今、目の前の真実をしっかりと「観察する」こと。

この観察こそが、観念なのか本物のビジョンなのかを見極める力になる。
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余談ですが、
私は、美大出身で組織開発の仕事をしていることを、
よく周りの方々に珍しがられるのだけど、

組織開発の仕事をしていて、
今まで何をしてきたことが一番役に立っているかと言えば

「デッサン」なんです。

浪人生活を含めて、とんでもない枚数のデッサンを描いていて、
さらに具象彫刻出身なので、対象物をぐるっとの360°
観察しては、粘土で造る。

中学高校浪人大学と、10年以上、毎日が観察の日々。
このね、デッサンで観察を繰り返したことが、
何よりも私の筋力なんだと、
今回の学びで確信が持てました。

例えば、1日中、対象物(石膏像とか)を
観察してデッサンして、
1時間後とか翌朝とか、時間をおいて、
同じ場所で対象物と自分の描いたデッサンを見比べると、
それまでは気が付かなかったズレに気が付く。
正しく描けていないで、
思い込みで描いているところがたくさん見つかる。
この客観的観察の繰り返しを、何度もやるわけなのです。
しかも具象彫刻だと
平面のような位置方向だけでなく360°観察。
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この客観的観察力が、
「観念」と「本物のビジョン」との
見極めにとても役に立っている。

これは「ビジョン」の見極めだけでなく、
様々なクライアントの「思い込み」や「アンコンシャスバイアス」
「暗黙知」「固定観念」
「立場の違いによる捉え方や見え方の違い」を
見極めて行くのに重要なことなのです。
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グラフィックファシリテーションで、
「解釈」ではなく「真実を捉え」 描くとは、こう言うこと。

ここの重要性が更に組織開発の肝として明確になった感じ。
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「夏子さん感動屋さんですよね?
 目にエフェクトでもかかってるんすか?笑」と、、

昔から何人もの人に言われるけれど、
エフェクトなんてかかっていなくて、
目の前のものを、新鮮に、何かの差分で解釈するのではなく、
真っ直ぐ見るってことなんですよ。

道端にスミレの花が咲いていて、
それを「ああ、スミレね。」と、情報として捉えて通り過ぎるんじゃなくて、
真っ直ぐにその花の美しさを感じ取ると言うこと。

人も組織も、同じ。
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そしてこれをロバートフリッツは、明確なツールとしても発明している!!

客観的に観察してクリアに判断していくためのツール。

今後の定期ミーティングプランでも、
ガシガシ活用していきます。

・PJの変革や推進が、繰り返し抵抗勢力によって揺り戻されちゃう
・事業戦略等を立てるものの、動き出しが鈍い、うまく進まない
・意思決定に迷いがある
・部下や上司、お客さん等、
 重要な相手へのフィードバックに難しさを感じている 等々

気になる方は是非、お気軽にお問い合わせくださいね。

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