みっきー🐶手術その後

2024年2月5日 15:59

去年最後の診察にて手術する旨を先生に伝え、2024年1月に手術をすることに決めました。
今後同じように犬の移行上皮癌について、情報を探す飼い主さんの為にも、情報共有のために経過を書き残したいと思います。

実は、手術前にも癌以外に心配なことがありました。
年が明けて、なるべくおむつ生活になるまえに散歩させてあげたいなと毎日外に出ていたのですが、1月5日散歩後足を洗ってる時に右足に違和感が。
タオルで拭こうとした時に座ってしまって全然歩こうとせず。
何が起きた？と思い部屋に連れてったら、足をひきづる＆すぐ座ってしまう。
やばい！とあわててかかりつけの病院に電話。
診察できるのが1時間ごといわれ、ずっとそわそわ。
待ってる間はずっと抱っこして動かさないようにしていましたが病院に行くじかんになったらだいぶいつも通りになっていました。
病院に連れて行くと、もともと膝が外れやすいとのことで、痛みがあれば見るからに体調が悪く見えるけど、今のところ軽度で膝がずれたせいかもということで手術前なので散歩は控えておきましょうとなりました。
ヘルニアなど腰に問題があれば手術も良くないとのことでしたが、しっぽも動いてるし、一週間まずは変化があるか経過観察しましょうとなりました。
1週間後、再診察をし悪化もなく手術も受けれるだろうと、足の心配もしつつ手術前日を迎えました。

手術前日の診察と入院

2024年1月15日（日）手術日前日に診察＆入院。
12月の内科での診察では、手術前日診察の際に、外科の先生の説明を聞いて「やはり手術をやめるといった判断をしても大丈夫です」
と言われていたが、いつもの血液検査＆エコーなど、
「検査も問題なく手術できます」
と先生に説明された時に見せられたエコー写真を見た時に元々尿道に癌細胞が多かった印象だったのが、少ししかないなと思っていた膀胱にまで癌細胞が増殖していたのが、私の目からも明らかでした。

新薬の点滴薬（１回/月）と毎日の飲み薬プレビコックス（NSAID）で、10月〜12月の間に尿道の癌細胞は徐々に縮小していってるのが、エコー写真でも確認できて少し安心していたのが、手術前日のエコー写真では、上記のように膀胱の癌細胞が増殖していて、手術を取りやめるという選択肢は私の中ですぐに消えた。
みっきーは外科の先生に預けられそのまま入院。
その日は帰り道ずっと心配でした。
みっきーバッグにカメラ仕込めばよかったとか冗談ながら思いながら、それくらいいつもと違うところで入院なんて、人懐っこいみっきーでもストレスだろうなぁと。
それでも私のお腹は空くもので。。。
ご飯を食べて帰路についた。

手術日当日

外科の先生の説明で、手術はお昼から始まり、夕方、長くかかれば19時頃もしくはもう少しかかる場合もあるが、何か異変があればすぐ電話するので遅くなる分には心配せず電話を待っていてほしいと言われていました。
手術日当日は、気分を紛らわす為に家で黙々と仕事。
昼が過ぎて、夕方も過ぎて、なかなか電話が来なかったので、単純に長引いているのかなと思った19時頃、電話がなり
「無事手術が終了し、目も覚めて意識もはっきりしている」
と。
手術自体は、尿道・膀胱全摘出の大手術。
腎臓〜膀胱〜尿道の尿の流れ道の中で膀胱〜から尿道を切除する為、腎臓から2ミリの管？で膣から尿が出るようにつなげる手術。
素人目から見れば手術の大小の違いがわからないが、内科の先生（犬の移行上皮癌や前頭立線癌の治療研究・論文を出されている先生）から、
「世界でもこの移行上皮癌の手術をやってる経験が多い東大の外科なので安心してください」
と言われていて、私も手術に関してはなんだか安心していた部分もある。
だけど確かに2ミリの管を縫合って、、もう人間技ではない気がする_:(´ཀ`」 ∠):
この日は手術日だったので面会はできないので翌日面会に行くことに。（幸い面会は退院まで毎日できるとのこと）

翌日の面会

それはそれはもうなんともいえない気持ちで。
常に眠そうなみっきー。
そして普段全然泣かないのに、クンクン泣いて、さらには先生たちを見かけるたびに目で追って泣くみっきー。
２日間で東大の先生たちにそんなに甘えさせてもらえたのか？笑
みっきーが人懐っこいからなのか？
私には逆にそっけなく、涙が出そうだった。。😭
頑張ったみっきーに対してこんなしんどい思いをさせて、果たして手術は正解だったのか？そんな風に思う時間でした。
あらかじめ先生から退院はトラブルがなければ早くて19日、何か処置が必要であれば土日を挟んで22日退院と聞いていたけれど前日にならないと退院できるかはわからないとのこと。
面会自体が昼の3時間くらいとものすごく限られた時間なのと、その日の面会でのみっきーの姿に無理をさせたくないなと思い手術翌々日は面会に行くのをやめ、退院日の連絡を待つことにした。

退院

手術から翌々日、18日の夜に外科の先生から電話があり、
「19日の朝カテーテルを抜き、尿がお腹から漏れ出ていたりなどの問題が起こらなければその日に退院できます」
と伝えられ、翌日19日の朝に、
「問題なく退院できます」
と電話があり、お昼過ぎにみっきーを迎えに行くことに。

面会の日よりもすこし落ち着いた表情のみっきーと対面し、
先生から、
「まだ下痢が治ってない為、肛門の下にすぐ縫い痕にながれたりすると感染のリスクが上がってしまうとのことで1日に１回はシャワーで流してあげてください」
「感染すると、熱がでたり食欲や水分をとらなくなったり、明らかに体調が悪くなるので、抜糸までは注意してください」と。
抜糸の日を、２週間後の30日に決め、みっきーをバッグに入れ、抗生剤とビオフェルミンの2つの薬をもらってお会計へ。
今回、入院費・検査代・手術代・麻酔代など含めての会計金額が
667,150円
当初内科の先生には約80万前後と伝えられ、渋っていた手術ではありますが、入院時には外科の先生より60万前後と説明され、退院時に見積書を渡された時に大きな金額の差がなくて少し安堵しました。にしても不安定な職業の私には工面できる金額ではない為、周りの人たちのサポートで手術することができました。また、手術するしないにしろ薬代や毎月の診察代は何万にも及びます。私が主催するイベントでも募金箱を設置して、生徒さんからのお心遣いにとても胸があつくなりました。
これからもまだまだ戦いは続くけれどみっきーの為にも頑張る！！

家に帰ってきたみっきー

家についた後、なかなかバッグから出て来ず。
まだ元気もあまりなくみっきーらしさはどこへ、、、😭の状態。
それでもご飯は食べてほしいからふやかして口に運ぶも全然興味なし。。
でもこの日はまだしょうがないよねと。言い聞かす。
（ちなみに病院ではご飯しっかり食べれていたとのこと。。。なぜ？笑）
翌日、私が昼のみ仕事が入っていたのでみっきーをゲージに入れて2時間のレッスンへ行き、急いで家に戻りゲージを開け、抱っこするといつも通りの甘えん坊みっきーでした。
みっきーらしさがもどってきたのかな？？と、ご飯も食べてたくさん寝て一安心！
下痢は3日ほど続いたけど段々と固形になっていき、退院１週間後にはほぼ手術前と同じような固形に戻っていました。
でもやはり下痢の時は踏ん張るのも大変みたいですごく時間がかかりちょっと唸りながら踏ん張っていました。
いつもなら踏ん張る時に私がいると気が散ってしまって踏ん張るのをやめてしまうのだけど、この期間だけは気にならないようでした。
むしろ私は感染が心配だったので、踏ん張る小さな体をさすりながら、見守りすぐにお尻を拭くのが、この期間の私のミッションでした。固形になった今も常におむつなのでうまく排便できるように見守っています笑

おむつ事情

かかりつけの病院で人間用のおむつの方が肌に優しくて動物用より安いという話をきいて試しにおむつをくださって、みっきーみ問題なくはけていた為躊躇なくまとめ買いしてみたものの、しっぽ用の穴をあけたところから、吸収剤なのはぽろぽろ白い物がそこらじゅうにでるし、みっきーのお股やお腹にも尿を含んだポリマー？が付着していて、お腹にかぶれも始まってしまい。早々におむつ迷子に。
みっきーの場合、３時間ごとにおむつをかえなければならないため、単純計算しても1日８回は取り替えることに。
最初の頃は、下痢も不規則にあった為かなり消費します。そう考えると最初のこの時期は人間用のでもよいかもしれません。
術後20日たった今、色々おむつを購入してみた感想をここでまとめておきたいと思います。
いまだにどのオムツがいいのか迷子ですがだんだん確率されてきたので、誰かの役に立てればなと記載しておきます。
最初にみっきーは、MIXでおそらくチワックス（体重3,6キロ）おむつサイズはSS〜S。
（ホールド感でいえば人間用が一番安心だったかも？（ムーニーSサイズ））

ユニチャーム・マナーウェア

これはドラッグストアなどでもよく置いているタイプです。
普段旅行行く際に使用していたのですが、いかんせん価格が高い😭
2244円/36枚
1日8枚使うとしたら約4日で消費の計算。セールやまとめ買いでないとなかなか高価格です。

エリエールペット・キミおもい　アクティブウェア

1730円/30枚
1枚あたり58円なので高価ではありますが、お腹部分が広い＆テープも広い、片方がパンツになっていて片方はテープで止めれる点がとても良いと感じました。サイズはS以下となってるのでSSSでもSSのわんちゃんでも同一商品になります。

エリエールペットキミおもい　リラックスウェア

1730円/38枚
ユニチャームと同じテープタイプですが価格的にもこちらの方が買い求めやすい。尻尾部分の穴の切れ込みも上に開くタイプで排便時に邪魔にならなくて良いなと感じました。

一つ目にあげたユニチャームはこの部分が下に広がっているので穴から便を出すのを前提に考えるならエリエールのタイプがいいなと思います。
もうひとつ、いいなとおもったポイントが、すごくコンパクトに畳まれているということ。例えば旅行や預けることになったりなど、持ち運びを考えるとすこしでもコンパクトにしたいですよね？
その点でも、ユニチャームよりもとてもコンパクトです！
そしてお腹部分が広がってるようで、男女共用らしいのもよいですね！
そのかわりサイズはしっかりチェックした方が良さそうです。
みっきーはSSを購入しましたがSでもよいかな？と悩ましいサイズ感です。こればっかりは履いてみないとわからないですね(￣ー￣ )

犬用布おむつ

人間用のサニタリーパンツ同様わんこの布おむつあるのかな？とも探して購入してみました！
経済的には繰り返し使えるのはメリットだしゴミも少なく済むのは環境にも良いことなのでなるべく布おむつでいきたいなと思い試しています。
にしても3時間ごとの交換だとそれこそ洗濯が間に合わないのでオムツライナー↑を発見したので、家でずっと一緒に過ごせる日は今の所布おむつにおむつライナーをしいて、3時間ごとにライナーのみを取り替えています。

布おむつの尻尾の穴の大きさによって便がでなかったり、尿がライナーから漏れてしまうこともあったりするので、現時点でのみっきーおむつ事情は、
ご飯の後のトイレ時や、夜中の就寝時などは紙おむつにして、通常の取り替え時は布おむつ＆おむつライナーといったルーティンにしています。

ちなみに、2つ目にのせている布おむつの’CuteBorn’は調節ボタンなどがついておりとても考えられている商品だなと感激しました！おすすめ！
なんにせよズリ落ち防止やお尻を気にしちゃう子にとってはカラーしてても口が届いちゃう場合があるので術後服やおむつカバーなど駆使した方が良さそうです。

抜糸〜今後の治療方針

術後ちょうど2週間後の1月30日にまた東大へ。
この日を迎えるまでに陰部の縫い痕からの少量の出血、かぶれのような湿疹など心配事が多々ありましたが無事に抜糸をすることができました。
そしてエコーなど検査。
1時間ほどで終わると聞いてましたが、エコーが長引いてると聞き心配。
先生に呼ばれ内科のいつもの先生に説明を聞くと、リンパの腫れが炎症によるものなのか、転移なのかまだ判断がつかないことと、右側の腎臓に尿が少し溜まっているということ。
どちらも術後はありえる現象らしいが、次回の診察の時に確認となりました。
手術が終わっても終わらない闘い。
そして今後に治療方針を決めなければならず。
先生によると、術後も変わらず薬をやめずに続けた方が良いということを伺ったが、経済的に点滴薬は毎月5万かかる（治療費としては毎月投薬＋検査費用合計9万かかる）ので負担が大きいので、タイケルブという人間にも使われる分子標的薬（飲み薬）を今回は試してみることにしました。
費用は点滴薬の薬半分。1ヶ月で22,450円
この日、抜糸の処置などもあり、検査料含めて44,970円でした。
点滴薬に比べると飲み薬の方が、２割くらいのわんちゃんは嘔吐や下痢などの副作用が出るデメリットがあるそうです。
それも含めて、みっきーに合うか一度試すことにしました。

抜糸の翌日

早朝からお腹のきゅるきゅる
4時間ほど続き、排便をしたところ血便でした。
去年の2月のも同様のことがありのちに胃腸炎だったことがありとても心配で気が気ではありませんでした。
胃腸炎の時は本当にみるからに具合が悪く私もあの時のようになるのは心臓がもたないなと、病院の開く時間にあわせてすぐ電話し、まずは薬だけ先にもらうことにしました。
東大で出されていた、プレビコックス、タイケルブは抜糸したその日には飲ませておらず、ビオフェルミンだけ1日2回だったので夜飲ませただけで何かの副作用とも考えられず。。
かかりつけの病院では、一旦東大に確認して薬を出して良いかの確認してくださいと言われ、東大に電話。
対症療法してくださいとのことだったので、以前飲んだことあるお腹の薬を処方してもらい、様子をみることに。
再度東大から電話があり、抜糸に病院にきたストレスもあるかもしれないし、とりあえず薬を飲んでなければ副作用ではないこと、もしのんでいたとしても、タイケルブをのんですぐは副作用が出ないとのことでした。
なので飲ませてあげて大丈夫と言われたが、私は心配でその日は飲ませず_:(´ཀ`」 ∠):
翌日かかかりつけの病院に診察いただき（かぶれもみてくれるとのことで）
「タイケルブは飲んでください。もし癌細胞が残っていたりすれば小さいうちに叩いた方がいい」とのことでその日からタイケルブを飲ませることに。お腹の薬は、その日はお腹のキュルキュルも聞こえなかったのでビオフェルミンも飲んでるし、一旦止めて良いとなりました。
しかしその2日後、またもや早朝からお腹キュルキュル。。。。
病院に電話し、また薬を再開。
「便が通常になるまで続けてみてください」
とのことで、その時点では少し血がついてるのと黒くなった便が出ていました。翌日はお腹も鳴らず便も通常になり一安心。

現在

タイケルブは飲み始めて5日経ちましたが、今の所、副作用のようなものは見受けられていません。便も落ち着いたので、また何か変化、経過を書きたいと思います。
1月は本当にみっきー一色な毎日で（今もですが）仕事も後回しにしたり、noteもかけずにいました。
でもみっきーの闘病生活は、きっと誰かの役に立つはずと、今こうして書いています。
なんにせよ、何が正しいとか間違ってるとかは正直わかりません。
病気に対しての向き合い方は、自分のことなら考えて判断することができるかもしれないが、言葉を交わすことができない動物にとって本人の意思を聞くことができない。ただ、一緒に暮らす私がどう暮らしたいか、みっきーの痛む時間を少しでも減らしてあげたい。その気持ちだけを優先したいと思っています。
費用で制限されてしまうこともあるけれど、みっきーとの時間を減らさないように、笑顔で過ごしたいと思います。

今後もみっきーを見守っていただけると嬉しいです＾＾

725🍀

※おむつかぶれについて
みっきーのおむつかぶれ対策ですが、みっきーの場合皮膚炎もあり、マラセチア菌がよく発生します、、
今回もかぶれているところに菌がいるか調べたら大量にいたとのことで、以前いただいていたマラセキュアシャンプーで2日に1度はかぶれ部分をあらってあげてくださいと。
ワセリンも、下痢が傷跡に入らないとようにと東大でいただいていましたが、マラセチア菌は脂が好物ということで一度ストップしました！
いまは少し落ち着きました！！洗うのが一番ですね！
※タイケルブについて
飲み薬のタイケルブですが、人間用でもあるので、素手で触る際は必ず手を洗ってくださいと言われました。特に妊婦さんは触ってはいけないようです。手袋が安心かもしれません＾＾

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