見出し画像

Words written in 1993. from "黒歴史ポエム"


『自白』


静寂に突き刺さるのは吐き捨てた言葉
アルコールで無理やりに神経を鈍らせて
気付かぬ振りして誤魔化す自身のリアル

現実から逃げ出す為の口実
妄想から逃れる為の痛み

真実を見透かせない盲目に憧れて
真実を覆うよな巧みな戯言に酔い痴れた

欲する物は自身を委ねられる安らぎ
その場しのぎのモザイクも
完璧にはほぼ遠いフェイクも
安売りされた嘘を買い占めても満たされない

暴力を弾圧するファシズムの支配者も
理論で武装する高圧的な正義の支配者も
ほぼ等しく無価値な有罪をその身に背負い
本質洞察に絶望した理想主義者と大差ない

静寂に織り交ぜる隠蔽工作
アルコールに潜ませた自白剤に脅える

ただ己を信じる事
それが出来ず苦しみもがいた末に
自分の躰で確かめた鈍い感覚のみが真実
己に必要の無い孤独なんて要らない
何も畏れないし何者にも語らない
今はただ、そのリアルだけが怖ろしい・・・




過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。