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遺書No.612 石川五右衛門の予想。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2006.3.8
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時々、自分を取り巻く全てのモノ、文字通り何もかもがどうでも良い気がしてくる事ってありませんか?
余りにも深すぎてか、広すぎてか、一言で説明するのは難しい感覚なのだけれど。

まるで、悟りを啓いてしまったが故の虚しさのような(無論経験もなぃが)言い表せぬ虚無感に襲われること。

ここまで書くと大げさに聞こえるだろうな。
究極的にニュアンスを削ぎ落とした単語であらわすと、ひどく情緒不安定になるような感じ。(いや、そのまんま)

これは類希な感受性の強さ故なのか、はたまた潜在的に持つニートの資質の高さが引き起こす症状なのか、まぁ恐らくは後者であろうが。

この発作的な症状が、いつか2次災害的に別に症状を連鎖的に引き起こしたりしないか、と時々不安にもなったりする。


元気ハツラツゥ~?(*´・ω・。)

・・・ぶっちゃけ、微妙。('A`)


こんばんわ、みーくんです。


京都は南禅寺山門の楼上に、
悠然と姿を現わした大盗賊の石川五右衛門。
長いキセルを片手に、

「春宵一刻値千金、あ、絶景かな、絶景かなぁ~」


と言いながら、
お得意のポーズであたりを見まわす。

「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」という有名な歌舞伎の名場面。


歌舞伎を観た事がなくても、
『石川五右衛門』の名前ぐらいは知ってるべさ。
他には次元大介、銭形のとっつぁん・・・って、
その石川五右衛門じゃねぇけどな。

今から408年以上前の安土桃山時代に実在した盗賊で、1594年に仲間の盗賊たちと一緒に釜ゆでの刑になった男。

いわゆる『五右衛門風呂』の由来となったアレですょ。

んで、その石川五右衛門なんですけど、死刑になる前にこんな辞世の歌を詠んだらしい。

石川や浜の真砂(まさご)は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ  石川五右衛門


うんうん、確かにね。
それから408年も経った今でも、いるわいるわ。

・・・国民の血税を盗み続けてる国会議員や官僚たち、投資家の資金を盗み続けてるホニャララ団のフロント企業、信者の財産を盗み続けてる新興宗教の教祖、・・・確かに、世の中は盗人だらけで、さほど変わっちゃ~いねぇな。

つまり、彼の予想はまぁ的を得ていたと言える。

俺にとって『予想』といえば、仕事の命運をも左右するのは週末の天気予報である。
特に重宝するのはウェザーニュース『週間天気予報』だ。

そこで思う。
石川五右衛門さんょ。
直接あんたに会った事はなぃんだが、
少なくとも週間天気予報を発表する気象庁よりは、アンタの予知の方がずっと信頼度は高いと思ってるぜ。。


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2022.2.20
毎日遺書を書き始めた当時612日目の投稿内容。
歌舞伎、見に行きたいなぁ…。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。