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Vice~虚飾に埋もれて

嘘を吐き出す全ての物が憎い

意識の糧は正体不明の思念の渦

Fakeの花を召したエージェントが

優しい顔して裏腹な心のナイフを突き出す

息も出来ず枯れる前に十字を切るけど

祈るべき神も刃物だらけの手を差し伸べる

振り返れば時間という名の重く激しい波がくる

デタラメな台詞で弄ぶ賢人が

命綱もつけずに虚飾の壁を登るように

頭脳に秘む罪の虫が

意志の行く先々で誘惑の羽音を奏でる

束の間の休息は眠りの闇の底

時間の追っ手を斬り刻みながら

いつしか自分もfakeの服を着て社会に紛れる

そして僕は 僕じゃなくなっていく



Words written in 1995.
from "黒歴史ポエム"


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。