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遺書No.308 時代を先どる新発想。

※この記事は、2004年7月6日から2009年7月5までの5年間、とあるブログで毎日投稿していた「遺書」の中から、とある1日を抜粋して転載したものです。

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2005.5.10
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はいどーも、みーくんです。

やっぱさ、日々仕事してて思う訳だ。
曲がりなりにも独立起業して、
経営者として先々も見ていかなきゃならん以上、
常に次の手も考えておかなきゃだよね、と。

そこで世間を見てみると、
少子高齢化がとどまることなく進み、
インターネットが世界を席巻し、
あらゆるシーンに浸透し絡み繋げていく。

おそらく近い将来、10年や20年も経てば、
高齢者を対象にしたサービスは増えるだろうし、
世の中にある仕事の種類も変わってくる。

車が空を飛んだりしないと思うけど、
子供の頃に映画で見たようなロボットなんかは、
もしかしたら割と身近なとこで活躍してる気もする。

ロボットが増えれば、
人にとっての重労働も取って変わられ、
仕事としては無くなるだろうし、
確率や統計や数字で決める流れや仕組み、
組織の管理や計画やシステム管理や運用も、
きっとコンピュータによる自動管理下になる。

人ができる仕事が減るかもね。
残るのはなんだろ?

たぶん、情緒とか風情とか感動とかね、
「心」とか「魂」をテーマにしたような、
「人でないと出来ないこと」に特化するだろう。



ふむ、そこを踏まえて浮かぶアイデア…か。

そうだな、例えば…

新保険、新サービス、新提案時代。
時代はまさにコラボレートだよなきっと。

様々な業種の企業が手を組み、
既存の業界を超えた連携によって生まれる、
そんな新商品、新サービスの開発・提供…。


うーん、
経営者として想像力・発想力は大事だが、
そんな簡単に浮かぶもんじゃないよなw


まぁ、でも今日は、今の業務内容にちなんで、
こんなモノを考えてみた。


その名も、『遺物保険』。


おもわぬ事故でアナタが死亡。
当方は、連絡を受けた時点で速やかにアナタの自宅に直行。

・ベットの下のエロ本。
・ひそかに付けていた日記。
・タンスの引きだしに入っている「Smallboy」と書かれたコンドーム。
・こっそり飼っていたハムスター。
・実は興味本位で買ってしまったが実際には使ってない恥かしい下着や道具。
・愛人の為に購入したマンションの手続き更新作業。
etc。。。

アナタが生前にリストアップし、
登録頂いた遺物を、即座に隠滅・処分!

あらゆるアイテムを、
誰にも知られる事なく闇に葬るお手伝い!

これであなたも心置きなく黄泉の国へ!


※殺人の場合は現場検証などのリスクが伴う為、オプション料金となります。
あらかじめご了承下さい。

・・・・どおょ?


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2021.10.21
毎日遺書を書き始めた当時308日目の投稿内容。
このサービス、当時本当に考えたりしたけど、今でも結構良い気がするなw
今は実際にこんなサービスありそうだけどどーなんだろ。
それより未来予想が結構ちゃんと当たってる気がするw


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。