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遺書No.613 盗まれた想い出。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2006.3.9
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この日記を書き始めてから、
今日が613日目になります。
結構続いてるもんだ。

たまにはね、全てを投げ捨てて逃げ出したくなる時もありますよね。
けれど、なんだかんだで続けてく事も大事だったりする訳です。

そう自分に言い聞かせながら、
コツコツと毎日毎日ブログを書いてきた訳です。

この継続は何の力に変わってくれるのかな?


こんばんわ、みーくんです。


そうそう実はね、
今日は友人から電話があった。

何と、空き巣に入られたそうだ。

盗まれたのは結婚指輪、
旧札の1万円と1000円札数枚、
2000円札数枚と、ダイヤのネックレス。

彼は言ったよ。

『金やダイヤなんてくれてやる。
けど、親の結婚指輪は許せない。』


指輪ケースの中には、
2つの指輪が並んで収まっていたんだから
見れば誰もが結婚指輪だと分かる。
盗っ人は結婚指輪と認識しながらも持ち去ったんだ。

両親が結婚を誓った証に買った指輪。
若かった2人はどんな気持ちで互いの指に指輪をはめたんだろう。
それを盗まれたときの喪失感はどんなもんだろう。
そう思うと胸が痛くなり憂鬱になる。

・・・盗まれたのは、
「金目の物」なんかじゃなくて「想い出」。

昨日石川五右衛門の話を書いただけに、
タイムリーな話題だ。
非常にやるせないぜ。

犯人は今すぐ自主しなさい。
アナタのした行為には、
逃げ道なんて用意されてないですから!!


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2022.2.21
毎日遺書を書き始めた当時613日目の投稿内容。
ちなみに犯人は見つからなかったんだよな。世の中、なんて世知辛いんだよ。そして懸命に生きているのに報われないことが、やっぱり多すぎると思う。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。