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同じ空の下で

Words written in 1993. from "黒歴史ポエム"


『同じ空の下で』


サヨナラ 想い出をくれた君に
同じ景色を知ってる二人だけど
頭上に浮かぶ空もつながってるけど
無口なままの影 揺らめいて
遠ざかる距離は縮まらない・・・・

届かない 君の姿はもう見えない
未だ少し指に残る温もり
寂しさだけが 小さな音をたてて泣いてる

委ねる未来は儚くて
側にいても 手を伸ばしても
瞳の奥の情景は とても遠いから
切ない事 オルゴールのような怜快しさ

素直な気持ち 伝えるだけじゃ
捕かみきれない恋は多いと知って
坂道の先に消える後姿
そっと 呟きながら眸を閉じて
届かぬ心は まるで泣いてる子供みたいに

サヨナラ 想い出をくれた君に
同じ景色を知ってる二人だけど
同じ記憶を持った 唯一の二人だけど
無理して見せる笑顔 苦しくて
無言のサヨナラの合図・・・・

サヨナラ 離れたくない君に

サヨナラ 想い出をくれた君に
戻らない記憶を抱く哀しみも
全ては未だ来ない 未来と明日のために
色褪せた写真と共に抱いて眠る
色褪せない恋のアルバムの中に




過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。