わたしとフィルムカメラの出会い
二十歳を過ぎた頃から、花木や食べ物の写真を撮ることが楽しくて
ミラーレス一眼カメラを使っていました。
はじめは一人で撮影をすることが多かったのですが、
2014年にインスタグラムを始めてから
写真友達がたくさんでき、
カメラライフがさらに充実していきました。
その中の一人が"オールドレンズ"というものを使っており
試しに使わせてもらい、すぐに調べて自分でも購入。
(この時買ったのは"super takumar 55.f1.8"というレンズです)
写りも好みだったのですが、
何よりフルマニュアル操作ということに惹かれました。
このレンズとの出会いにより、自分が撮りたい写真のイメージが
随分とはっきりしたのです。
オールドレンズを使い始めて一年くらい経った頃、
行きつけのカフェで知り合った方から
『そのレンズなら、付けられるフィルムカメラあるよ〜
自分はもう使わないから、よかったら使って!』
と譲り受けたのが、私の初めてのフィルムカメラ
" PENTAX SP "でした。
はじめは使い方もわからず、思うように写せず。
でもとにかく楽しくて、
無我夢中で撮って撮って撮りまくって、
今ではこのカメラはわたしにとってなくてはならない
自分の一部のようなカメラになりました。
何度か調子が悪くなったりもしましたが、
その度に修理をして使っています。
知らなかった世界を見せてくれ、
なんてことのない日常に彩りを加えてくれ、
いろんなところに一緒に旅をして、
たくさんの思い出を連れて帰り。
これからもそんなふうに
このカメラと生きていきたいと思います。
2021年5月11日 くもりのち雨
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