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彼の背中はたくましく、ただただその背中を見つめながらついて行く

なんだか意味深なタイトルですが……
5歳児と水族館を探検した話です。すみません。

先日、年に1回会う友人に会いに行った。
彼女は唯一とも言える高校時代からの長い付き合いで、お互いの誕生日が9月の頭ということもあり、毎年8月末から9月の頭に会ってたわいもない話をしたりする仲である。

今年はそんな彼女の子供たち(兄5歳と妹3歳)と一緒に4人で水族館に行った。

なぜか、2人の子供たちに懐かれている私。
3歳の子には終始手を繋がれていた。

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手を繋いで水族館へ

ちなみに、私はどちらかというと子供は苦手である。
嫌いではないが、子供全般が無意味に好きということはなく苦手な子の方が多い。
そのため、あまり子供に好かれるタイプではないが、この兄妹は謎に懐いてくれている。
以前、私が友人宅を訪ねて一緒に遊んだときは、私が帰宅したあと兄は号泣してくれたらしい……なぜ?

私の話す抑揚のない話し方が、彼らの母親、つまり友人の話し方に似ているからかな〜などと考えている。

話がそれましたが……
先日、4人で水族館に行った時のことを書きたいと思う。

まずは、水族館の中を順路に沿って歩き回る一行。

子供たちは、気がついたらどんどん先に行ってしまっていて
こちらはついて行くのに必死である。

しかもこの水族館、階段で上がって水槽を上から眺めることができたり
大水槽は下から見たり、上の方から見たりとなかなか立体的かつ入り組んだ構造だった。

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水槽を上からみたところ

ちなみに、水族館は好きでよく行く。
展示の仕方も水族館ごとに工夫があって、このような入り組んだ構造も個人的には好きだ。

そんな館内を一通り見てまわり、お昼も食べて一息ついたとき

兄5歳が

なんと、もう一度戻って見にいくと言いだした。

そう、実は猛スピードで通り過ぎたエリアがあったのだ。

その時は、見なくていいの?って確認したら、見なくて良いとのことだったんだが、よくよく聞いたら人がいっぱいで見れなかったから、
さっさと通り過ぎた、ということだった。

ということで、もう一回、展示エリアに戻ることにした。
ちなみに友人は妹の方についていて私が兄のほうを見てくっついて行くことにした。

館内の地図を見たい、というので持っていた館内図を渡した。

すると、彼は1人で地図を見てお目当てのエリアに向かって歩く。

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たくましい背中

どんどん歩く。ときどき私に、今どこ?って確認する。

私もこの辺かな〜?と答える。(けっこう適当)

そして、驚くほど正確に館内図を理解して目的地まで戻る。
自分でちゃんと館内図を見て進んでいく。

私はただただその背中を見失わないようにくっついて行く。

そして、彼と一緒に水槽を眺める。
平仮名とカタカナは読めるので、自分で魚の名前も読んでいた。

触れる展示は触ったり、水槽を上から見たり、下から見たり
何回も同じ階段を登る、降りる、登る、降りる……

その度に私もついてまわる。
普段から意識的に階段使ったり筋トレしててよかったと思った。

正直、何回まわるんだ?と思わなくもないが
彼を止める理由も特になく

とりあえず、見失わないように彼の背中をくっついて回る。
なにか聞かれた時は、一緒に考えてみる。

なんだか、いつの間にか成長してて大きくなっていた。
友人の子供とはいえ、なんだかたくましい……と思ってしまった。

その後、水族館に満足したようだったので友人宅に帰宅。

積み木をしたり絵を描いたりして遊んでいるのを見たり
一緒に遊んだり。

去年、似顔絵を描いてくれた時は絵だけだったが
今年は名前付きだった。

いや、その積み方絶対無理よな。
と思ってしまうような積み木の積み方して

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積み木

2回くらい崩れた後に、倒れないように、と
土台をしっかり固めはじめたりして……学んでるなぁ。

将来はさかなクンか、でんじろう先生か。はたまた……?

ちなみに彼はティラノサウルスのことをT-REXと呼ぶ。



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