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【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる39】掃除機のコードを赤いテープが出てるにも関わらず出し続けるとどうなる?

こんばんは、今日も元気に記事を書いていきます!

本日のお題は・・・「掃除機」!「掃除機のコードを無理くり出し続けると、どうなる?」というお題でございます。

・・・こんなことを言ってはアレなのですが、このお題では「コードレス掃除機」とか、「ロボット掃除機」といった最先端の商品はあんまり想定されていないようです。近年では、比較的お金持ちの家庭で育った子供たちは「掃除機のコードの終わりには赤いテープがついている」という事実を知らない可能性も十分あるわけです。そんな令和の時代ですが、今回も与えられたお題に真摯に向き合っていこうと思います。

掃除機のコードの赤いテープとは

そもそも、このテープって万国共通のものなのでしょうか。まず、このテープの由来と、正しい意味を知るところから始めます。

ちなみに、私の実家の掃除機にはついていたと思います。現在の家にある掃除機はボディがスリムな代わりに「コードを巻き取れない(本体にリールがついていて、使い終わった後はそこにコードを収納する)」タイプなのでテープは見当たりません。職場にあった業務用のものも同様で、「コードを巻き取れない」タイプのものにはこれらのテープは貼られていないようです。

掃除機本体に収納されているコード。引っ張り出していって、最後に近づくと黄色い印が、そしてこれ以上引っ張れないところまで行くと、赤い印が出てきます。この黄色い印、てっきり「もうすぐ終わり」の警告かと思いきや、実は「使用する際は黄色い印まで引っ張り出した状態で使って下さい」という意味で使われているようなのです。掃除機を作っているメーカーに聞いてみると、会社によって理由づけが微妙に異なっていました。

出典:withnews 掃除機コード、黄色い印の本当の意味 「もうすぐ終わり」は勘違い?

おっと、冒頭から新しい事実が発覚しました。コード収納型の掃除機における印としては、「赤いテープ」の前に「黄色いテープ」が存在するようです。

実はこの黄色と赤の印、JIS(日本工業規格)で定められています。JISとは、工業標準化の促進を目的とする法律に基づき制定される国家規格のことです。
 「コードリール式のものは、コードの終端部に容易に取れない方法で黄色及び赤色の印を設け、かつ、コードをすべて引き出したとき赤印は器体の外に完全に出ていなければならない」
原案をつくった日本電機工業会によると、巻き取り式の場合、どこからどこまでをコードの長さとするかをはっきりさせるために、赤い印をつけることになったといいます。
黄色い印については「はっきりとした記載がないため、わかりません。ですが、現在は各メーカーとも『使用する際は黄色い印まで引っ張り出した状態で使って下さい』という意味で使っているようです」と話します。

なんと・・・掃除機の巻き取り式コードにおける「赤いテープ」「黄色いテープ」による印は、JISで正式に定められたものなのですね。つまり、私の実家の掃除機にも、「赤いテープ」の他に「黄色いなんらかの印」もついていたということになります・・・記憶はなかったのですが、きっとそういうことなのでしょう。

この記事によると、メーカーによって「黄色いテープ」の意味は微妙にニュアンスが違う場合もあるようですが、おおむね「使用する際はこの印まで引っ張り出して」という意味になるようです。そして「赤いテープ」は「どこからどこまでをコードの長さとするか」を目的に定められ、「これ以上引き延ばさないで」という警告のサインである。1つ賢くなりました!

赤いテープが出てるにも関わらず、コードを出し続けるとどうなる?

さて・・・今回のお題ですが、なんとも無謀なテーマを持ってきたものですね。「故障の原因になる」「断線する恐れがある」といった感じのものが、正式な回答としては最も適切であるといえそうですが・・・

ちなみに、Yahoo!知恵袋にはこんな回答もありました。

無理に引き出すと巻き取り機能が故障して巻きつかなくなります。
ちなみに家の掃除機はテープの事無視して使ってたら(乱暴に扱ってた)巻き取り機能故障して巻きつかなくなりデローンとコードが出っ放しになり、無理に中に押し込んでたら今度はストッパーがバカになってしまいました。
掃除機かけると勝手に巻き取ってコンセントが抜けてしまうんです(涙)
なので必要な分引き出して足でコードを踏みながらかけないとダメで最近掃除機かけるの面倒になってます。

出典:Yahoo!知恵袋 掃除機のコードって 引っ張り出すと黄色いテー…

なるほど、故障といっても症状は様々なようです。この方の場合は「コードの巻き取りができなくなった」うえに、「電源をいれると勝手にコードを巻き取るようになった」ということで、それはさながらジムバッヂが足りなくて言うことをきかない状態になってしまったポケモンのようです。

では、掃除機をポケモンに例えると、どのようなイメージになるのでしょうか。実際の「言うことを聞かない状態のポケモン」がとる反抗的な行動とはどのようなものか、調べてみます。

出典:◆初代ポケモン攻略 -小ネタ編-◆ ◆「いうことをきかない」パターン検証◆

反逆パターンは、なまけ、しらんぷり、そっぽを向く、命令無視、言うことを聞かない、言うことを聞かない&自傷行為コンボ、おひるねカード 
の7種類というわけです。

なるほど・・・初代ポケモンと「ピカチュウバージョン」しかちゃんとプレイしたことのない私ですが(それでもそこそこやりこんではいた)、ポケモンにおける「バッヂ不足による反抗」に実際に遭遇したことはありませんでした(これはポケモン交換できる程度に仲の良い友達がいるユーザーにしか起こらないことだと思います、チクショー!)。けっこうパターンがあるのですね。自傷行為まであるなんて・・・。

さっそく、これらの症状を掃除機に当てはめてみます。

なまけ =「吸引力が落ちる」
しらんぷり =「電源が入らない」
そっぽを向く =「ヘッドが勝手な方向に動く」
命令無視 =「『弱』を押したのに『強』になる」
言うことを聞かない =「スイッチが勝手に切り変わったり、落ちたりする」
言うことを聞かない&自傷行為コンボ =「スイッチが勝手に切り変わったり、落ちたりしたかと思ったら、急にノズルが本体を激しく叩き始めた」
おひるねカード =「電源を入れてもずっと無反応」

先ほどのYahoo!知恵袋にあった症状から考えても、この中では「スイッチが勝手に切り変わったり、落ちたりしたかと思ったら、急にノズルが本体を激しく叩き始めた」が、一番リアル感があり、怖いだろうなと思うので、これでいきます!

皆さんも、掃除機のコードの引っ張り出しすぎには注意しましょう。


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