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【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる1】ドラえもんが入院。その理由とは?

なんかこれ、最近そういう回をテレビで見ました。すごくタイムリー。

ドラえもんが風邪を引くんですよ。すっかり声がガラガラになっちゃって(昭和生まれの私たちは、それはデフォルトだと思うところあるけど風邪だそうです)。

そうしたら、未来からドラミちゃんがやってくる。ちゃんとお医者さんを呼ばないとダメだと。渋るドラえもん。

「こんなのは寝ていれば治るんだよ・・・」

すごく渋い顔。ドラえもんって渋い顔がよく似合うよね。

視聴者の私たちとしては、ロボットの病気というのがどういう状態をさすのか分からないし、未来の精密機器であるロボットの風邪が寝ているだけで治るとは到底思えないし、なんか誤作動したらシステムの制御が効かなさそうで怖いし(パニックで地球破壊爆弾とか持ち出す相手だぞ)、手っ取り早くお医者さんに見てもらって全快してくれと思うのが自然な流れだと思うんだけど、のび太は人間の風邪と同じと思っているのか、いたってのんき。

こういうところは見習いたいな。相手を信じる心が足りないのか・・・

ドラミちゃんはしっかり者なので、未来からお医者様を連れてきて、兄であるドラえもんを強制的に診察させます。しかしこの医者がまた頼りないというか、おもむろに部屋の柱に聴診器をあてて「もう手遅れじゃ」とか言い出すんですよ。もう頼りないっていうか限りなくヤブっぽいけどいいの・・・?

最終的にこのヤブさんは診察を諦め「こんなのは注射を3本打てば治る」と、おもむろに巨大な注射器を取り出す始末。逃げ惑うドラちゃん。「あとは任せた」と、注射器を置いて帰るヤブ医者。いやいやお前が打たなくていいの!?医療従事者としてそれでいいの!?こんな巨大な注射器、素人が未来のロボットに打っていいの!?っていうか刺さるの?どこに刺すの?

数多くの疑問は残るものの・・・帰っちゃったものはしょうがない、私たちでなんとかするしかないと、相変わらずしっかり者のドラミちゃん。

「お注射です〜〜〜!!」

小脇に注射器を抱え、おもむろに突進するドラミちゃん。堪らず逃げ出すドラえもん。「あのさ、一応病人なんだからもう少しお手柔らかに・・・」と、常識人ぽさ出しつつもドラミちゃんに同行するのび太くん。

そのあとはもう、道中でジャイアン・スネ夫の面々と遭遇したりしながら、お約束のドタバタ劇が繰り広げられるのでした。

新・ドラえもんになってから(声優陣が入れ替わった以降のことをそう呼ぶ)、ちゃんとドラえもんを見るのはとても久しぶりだったけど、意外と違和感もないし、新鮮でとても面白かった。

思えば映画もずっとやっているよね。映画館で見たことはないけれど・・・

最近の漫画で、ドラえもんのような作品って何があるだろう。

主人公は理想の未来の自分を思い描きつつ粛々と日常を過ごし、他者との関わりから失敗したり、成長したり。終わらないささやかな夢の道のりを描く青春ドラマ。漫画やアニメが終わる前に、いつの間にか私たちの青春時代が終わっているのだ。

近しい作品で「落第忍者乱太郎」がありますね。完結おめでとうございます。「落第忍者乱太郎」は長年のファンで、学生時代には地元のファンの集いやイベントなんかもよく行ってました。良い青春の記憶です。

最後に、タイトルに真面目に答えるとして

ドラえもんが入院するとしたら、ガチのシステムエラーでしょうね。でもそんなの辛すぎて直視できなさそう・・・。そういえば、のび太君が将来エンジニアになって故障したドラえもんを直すっていうストーリーのスピンオフ創作物があったよね。それくらいガチな理由しかないと思います。


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