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【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる2】不死鳥が昨日死んだ理由とは?

私、これまで生きてきて「大喜利」ってちゃんとやったことがないんです。そんなリスキーな余興、素人がやるにはハードルが高すぎるというか・・・「何があってもみんなが絶対に笑ってくれる」保証でもなければ、心の弱い素人が手を出すべきジャンルではないのだよなあ・・・

というわけで、初日の昨日がドラえもんで、本日はまさかの不死鳥です。なんだか「火の鳥」しかイメージできないのですが、大喜利というのは日本を代表する名作から着想を得ることが多いのかなあ。

不死鳥って、基本的に死なないから「不死鳥」なんですよね。首を切り落とされようが、丸焦げになろうが、海に沈められようが、もうそのまんま「不死鳥のように蘇る」わけですよ。ちなみに「火の鳥」ではその血を飲むと不老不死の身体になれると信じられてきたとありますが(私が読んだエピソードではそうでした)、本来「不死鳥」は寿命が来ても何度でも蘇るともありますね。ってことは瞬間的には死んでるのかな?有識者じゃないからちょっとよく分からんな・・・

あくまでお題に忠実にいくなら、それが死んだと。しかも昨日!直近!!!

世界の大喜利界隈の人たちは、こんなプレッシャー半端ないお題に日々取り組んでいるのか・・・すごいな・・・

本来の定義でいくならば、寿命が来て死んだのならそれはもう「不死鳥」ではなくただの鳥だったってことなんだけど・・・あくまで世間一般的に「不死鳥」と呼ばれていた存在が死んだってことなら、むしろ「死」にフォーカスして考えてみたほうが良さそうですね。

「死」を生命活動の終焉と捉えず、もっと広い意味で考えてみれば可能性は色々あるのかも。

可能性1.社会的な「死」

真っ先に思い浮かぶのは「社会的な死」ですね。

愛憎まみれた人間の欲や感情、その関係はひとたびこじれると修復がとても困難。人にはいろんな側面があり、自分はあくまでその一部しか知らない、見えていないことがたくさんあるのだということは、どんなことがあっても覚えておきたいですね。人は余裕がなくなると、そういうことが見えづらくなってしまうので。

さて、人類の夢とも呼ばれ、永遠のテーマでもある「不老不死」の象徴である「不死鳥」の死因が「精神的に参り、生きていくのが辛くなってしまったから」だったとしたら、これ以上皮肉なことはないですね。やめましょう。そんなオチ、絶対にダメです。却下。

可能性2.バーチャルな世界線での「死」

よくあるじゃないですか。ぷよぷよとかで友達と対戦していて、「あ〜、死んだ!」って言うやつ。アレです。先ほどの死因とはうって変わってとてつもなく平和な感じがしますね。気持ち的にはもうこの方向性でいきたい。

でもちょっと短絡的ですかね。小学生のクイズみたいになっちゃうし・・・不死鳥は鳥だから、ぷよぷよしなさそうですし・・・

可能性3.「死」の定義が変わった

現実的に考えると、これは意外と妥当なラインですね。一般的な「死」の条件、がある地域では「死」ではなくなり、新しく定義された「死」の条件が「不死鳥」にも当てはまるものになれば、不死鳥が死ぬことだってあり得るわけです。しかし、どんな条件があるだろう・・・?

例えば、著作権の保護期間は原則「作者の死後70年」と定められているらしいのですが、この基準ってなんだか独特ですよね。なんで70年なんだろう。日本人の平均寿命?だとすると、死+人生ひと回り分の年月が経ったら権利がなくなるということで、何かの理にかなってたりするのだろうか。

しかし、この「期間で区切る」という方法は、制度を作る上では非常に合理的なわけです。つまりは世界のどこかで「○○年以上生きた時点でその存在は死んだとみなす」みたいな法案ができて、それが不死鳥に適用されて、名実ともに昨日、不死鳥は死んだ存在となった・・・ということなんじゃないでしょうか。

ちなみに、ちょっと気になったので調べてみたら「寿命が長い生物ランキング」というのを見つけました。これによると、地球上で一番寿命が長いのは「ベニクラゲ」で、ほぼ不老不死だそうです。

不老不死の存在とは、ベニクラゲのことだったのか・・・1つ賢くなったぞ!

【動物の寿命図鑑】寿命が長い動物ランキングをご紹介!気になる1位は・・!?


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