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ママ女医がフリーランスになる際の注意点②

40代の女医なつ🌱です。
こんにちは。

前回、ママ女医がフリーランスになる際の注意点書き始めたら、長くなりすぎて諦めて2回に分けました。というわけで続きです。

前回はこちらです。


医学知識のアップデート


後半はまず、医者らしく医学勉強の話。

病院常勤、特に大学病院は、医局で学会発表が当てられたり、業者さんが説明会してくれたり、定期的に抄読会があったり、ただ所属しているだけで知識がアップデートされますよね。

所属している時はめんどくさいなーなんて思いましたが、いざ学ぶ機会がなくなるとありがたみが分かります。

非常勤フリーランスになると、新しい医学知識は自分から情報を集めないとすぐ化石医者になります。

最新医学情報の集め方は人それぞれで、寡黙に自分で調べたり論文を読み続ける高尚な先生ももちろん多いと思いますが、私は基本怠惰でポンコツなので受け身が多く、そんな私が要領悪く、1人で情報を集めるのは限界があるので、私は人に聞きまくることにしています。

非常勤先にもよりますが、他科でも自科でも医師が多い病院では、もし自分の知らないことがあったらプライドは捨てて、聞きまくっています。もちろん人に教えるのが嫌いじゃない先生を対象に、忙しくない時に話しますよ。

そして最新情報の尻尾を掴んだらあとは自分で気になったものを、コツコツ調べます。文献検索が、病院ではなく個人だとしづらいんですよねー、、、。

聞く相手は、自分より医者の学年が上とか下とか、関係ありません。情報を前にはプライドや年次を気にするなんて、邪魔者以外の何者でもありません。

研修医にもよく教えてもらいます。研修医っていうのはどこの科を回っても、そこの科の最新の医学を無条件で教えてもらえる、情報収集屋さんとしては無敵状態なんですよ。(下手に年取ると、みんな気遣って教えてくれなくなるの、寂しい。)

そんな無敵な研修医様には色々教えてもらうしかないです。代わりに私の化石話をできるだけ面白おかしく話したり、自科経験、手技を教えてトレードオフします。(してるつもりです。皆さん、いつもありがとう!)

健康管理は自分で。

非常勤になると、常勤よりは急な休みをしにくくなります。常勤と違って有給休暇は基本なく、休んだらその分収入が減っていきます。
熱発しやすい子供もいるし、無駄に収入を減らさないよう、勤務先に迷惑かけないように、子供以上に自分の健康管理に気をつける必要があります。

また常勤の福利厚生の一つ、勤務病院での健診は非常勤には基本ありません。自分の健診スケジュールは自分で考えないといけません。

年1回血液検査、2年に1回、乳腺婦人科検診や上部内視鏡検査は受けるようにしています。私は自分の法人から社会保険適用しているので、社保の健診クーポンを使用して居住地域の病院で検診しています。個人事業主や中小企業用の健診クーポンは探せばあるものです。

まあ、あとは知り合いのクリニックで受けたりとか、医者コネで色々できたりもします。(よね?中年以上のお医者さんたち?)受けようと思えば、やりようはたくさんあるので、面倒くさがらず自分で健診スケジュール管理して、忘れないようにしましょう。

医者って患者の前では偉そうに健康指導するのに、カップラーメン食べるわ、検診は受けたがらないわ、本当に不養生多いよね。

医者あるある.com

仕事を入れすぎない。


以前、私がフリーランスになった後どうだったか?という記事にも書きましたが、フリーランスになった後すぐは、様々な不安から仕事を入れすぎてしまいました。

何度も言うように、小さい子を持つワーママ非常勤は、急な休みのリスクを考えなくてはいけません。週5非常勤とか本当にきついですよ。

私は現在週3非常勤していますが、週3であれば、もし発熱が5日続いたり登園停止になっても、勤務を休むのは大体1日か2日で済むことが多いです。(月曜から発熱した場合は残念無念です。)

勤務先も曜日でバラバラですし、結果、勤務先から見たら「1日欠勤」だけで済むことが多いです。
(常勤だと、うわーあいつ3日も休んでるで、、、みたいになったりしますよね、、、。えぇ被害妄想です。)

それが週5となると単純に勤務を休む確率があがりますから、「1日欠勤」では済まず、勤務調整の手間や、勤務先に申し訳ないという精神的ストレスも増えます。

非常勤の勤務スケジュール、週に何日働くかは、完全に自分個人で決めることができます

なので、自分の許容度と希望の収入と、子供の数と年齢と、全てのバランスを見て熟慮した方が良いです。

持たざる女医代表、私なつは、今のところ「週3非常勤勤務」が自分の中でベストバランスです。

欲張らない、身分を弁える。

前回の注意点①の記事でも同じようなことを書きましたが、自分は非常勤の医師だという謙虚さを持つ、「わきまえる」ことが必要です。

常勤の医師のような振る舞いをしてはいけません。

パートタイムで時間が終わったら、シンデレラのようにさっと帰る、だらだら居たら残業代発生するので病院側からしたら迷惑です。

ましてや、何か起きても常勤医師のような責任は持てないのですから、軽率な行動は慎んだ方が得策です。

常勤とは給与形態も違うし働き方も違います。常勤の先生に嫌な思いをさせないよう、お互いWin-Winの関係ででいるために気遣いは必要だと思っています。


まとめ

どうだったでしょうか。

「こまけぇぇぇぇ、、、!!」って思いました?
私もですよ。書きながら軽く自分に引きましたよ。

私はもともと気を遣いすぎて空気を読みすぎて、勝手に疲れてしまうアホな性分なので、ナチュラルにこんな感じです。こう生きるしかないので諦めています。

皆さんのやり方があるでしょうから、別にこれが絶対なんて思ってないです。でも、こんなやり方で、あまりトラブルは起きてないですよ。

性格似ている方は参考にどうぞ。
ムリムリ!って思った方はご自分なりの非常勤の心得、注意を考えてみてください。私もいろんな人の考え知りたい。

それではまた。



今日のおすすめ。

フリーランスになるときは常勤の時のマインドでは足りないと思っています。自分の価値、時間、働き方は自分で決める。ちきりんさんは私にとって、いつも大切なことを教えてくれます。



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