小1の壁の前に常勤を辞めると決めた話
40代の女医なつ🌱です。
こんにちは。
小学生の子供を育てるワーキングマザーです。
今日は出産してから「小1の壁」を意識し、その後の揺れ動くワーママ心を話してみたいと思います。
誰に需要があるかわかりませんが、いってみましょう。
小一の壁とは何ぞや
チャットGPTさんに聞いてみました。
「小一の壁(しょういちのかべ)」とは
日本で小学校1年生に上がる際、子どもとその家庭が直面する生活の変化や、保護者の負担増加などの課題を指す言葉です。
具体的には、以下が「小一の壁」として問題とされています。
1. 保育園から小学校への環境変化
保育園と小学校では生活リズムや教育の進め方が大きく異なります。保育園では、手厚いサポートと一日のスケジュールが整えられていますが、小学校に入ると急に自立が求められる場面が増えます。特に、放課後の時間の過ごし方や宿題など、新たなルーティンに慣れるまでに時間がかかる場合が多いです。
2. 学童保育の利用と課題
小学校では放課後に学童保育を利用できますが、定員に限りがあり、希望者全員が入れるわけではありません。また、学童保育の終了時間が早く、共働きの家庭では延長保育がない場合、仕事との両立が難しくなることもあります。
3. 保護者の負担増加
保育園時代にはすべての活動や連絡が保育士によって管理されていましたが、小学校では保護者の手続きやサポートが求められる場面が増えます。例えば、提出書類や持ち物の管理、行事やPTA活動への参加などが挙げられます。これらの新たな負担は、特に共働き世帯にとって大きな課題となっています。
4. 学習や生活習慣の変化
小学校では、読み書きや算数といった基礎学力の習得が進みますが、子どもによって理解度に差が出る場合も多く、家庭でのサポートが必要になることが増えます。これにより、親の時間的・精神的な負担が増加することも「小一の壁」の一環とされています。
このような「小一の壁」は、家庭だけで解決が難しい課題も多く、行政や教育機関が協力し、学童保育の拡充や家庭支援策の導入が進められていますが、課題は依然として残っています。
だそうです。
めちゃまとまってる、AI優秀すぎる。
出産後は適応障害を感じた。
初めて子供を出産した後、働き出してから初めての長期休暇(産休育休)を体験しました。
大学までの受験戦争、医学部の試験、研修医レジデント、専門医までありがたいことに留年浪人することなく駆け抜けてましたので、(いやもう人生毎年、ギリギリのギリよ。)
「毎日勉強も仕事もしない自分」という状態が、自分の中で違和感満点で、くすぐったい不思議な状況でした。
また、初めての育児の不安、乳児とずっと2人という特殊な状況から、比較的孤独を愛する性格の私でも、うっすら社会的疎外感と漠然とした不安を感じていました。
仕事漬けで過ごしてきた人が長期休暇に入るとこうなるみたいですね。軽い適応障害を感じました。産後のホルモンバランスの影響もあったと思います。
仕事復帰は嬉しかった
私は夏に子供を産んだので、翌年4月まで比較的長く産休育休取得することができました。
仕事をしない違和感、社会的疎外感が育休終了まで自分の中で感じていたので、仕事復帰で子供と離れる寂しさももちろんありましたが、
それよりは仕事をするワクワクする気落ちが大きかったです。これは個人差も大きいでしょうね。私はある程度仕事をしたい人間なんだな、この仕事嫌いじゃないんだな、と、ここで気付かされました。
産休育休手当も社会保険から出してもらって、仕事復帰後すぐは時短勤務もさせてもらい常勤勤務ありがたいな、と感じました。
仕事復帰後
仕事復帰後は目まぐるしい日々でした。
仕事をすることで、以前の自分が戻ったような感覚と仕事で得られる満足感はありました。そして時短勤務はさせてもらえていました。
しかし、とにかく
毎日時間との戦いでした。
子供がいない時代も、時間をきっちり守って生活していましたが、自分の思うようにいかない子供がいる状態で、一つ一つの時間を守る生活は本当に大変でした。
毎日がギリギリチャレンジで、
綱渡りしているような感覚でした。
子供が「いない生活」と「いる生活」は、わかってはいたはずですが、実際経験すると全く違うものだと痛感させられました。
特にうちの子は夜泣きがひどかったので、ロングスリーパー同士の我が夫婦にはこれが辛く、「今日もどうにかなった、、、どうにか過ぎていった、、、。」と胸を撫で下ろす日々が多かったように思います。
保育園への絶大な信頼
私の子供が通わせてもらった保育園は2園あるのですが、どちらも本当にありがたい存在でした。
「ただ預かってもらう」というだけでなく、
(運よく良い先生に出会えただけかもしれませんが)
子供のことをよく見ていただき、離乳食から始まり学童前の繊細な幼児の気持ちにも寄り添ってもらい、色々なことを相談させてもらいました。
あの先生たちのところにいるなら大丈夫、
と、安心して働くことができました。
子供が幼児の時は、子供が本当に天使で可愛かったですが、それと引き換えに上記にも書いた通り仕事と家庭のバランスは常にギリギリで、良いバランスを取れていたとは思えず、苦しい生活でした。
保育園の先生が一緒に育児してくれているという精神的支えもなければ、私は倒れていた気がします。
小学校の生活を妄想してみた。
出産から仕事復帰、保育園に支えてもらいながら走り抜けて行きましたが、仕事と家事育児で毎日いっぱいいっぱいでも、2−3年先の未来はうっすら考えます。
子供が3歳頃から、真剣に小学校入学後の生活を妄想しました。その時には住宅購入もして長く住む場所も決定していたので、今後通うであろう小学校も決まっていました。
まずは我が家の場合の、毎日のスケジュールがどうなるか。
小学校の生活はどうでしょう?
朝学校に8時くらいに着けば良いようです。小学校によっては校庭を7時半から開放してくれるところもあるようです。
職場はもう時短勤務を許されなかったので、8時半勤務開始で、私は7時半に家の最寄り駅を出ないと間に合わない計算でした。
子供は家を朝7時15分に出てくれれば可能です。
(はや、、、汗)
(持たざる女医ですので、自分たちの親は遠方で朝夕、子供を見てくれる大人などいません。)
夕方は私が常勤だと17時半に勤務終了、家到着は大体18時半。
小学校は14時15時には終わり、その後学童保育に預かってもらいます。うちの地域の公立学童は18時以降に子供を返す時、親が学童まで迎えに行かないといけません。家から学童はまた10分くらいかかり、迎えに行って、子供と家に戻ったらもう19時です。
保育園の時でも大体18時半に家で、それでもしっちゃかめっちゃかだったのに、それ以上??
私の中で上記を想像した時に、
控えめに言ってもう絶望でした。
3歳から1〜2年、想定条件をいろいろ変えて
(地域のシッターのようなサポートを挟んでみたり、習い事を入れてみたり、子供に行き帰り習い事の通うのも全部自分でやってもらったり)
考えてみましたが、常勤勤務で家から近いとは言えない当時の職場で、
「小学生の子供に不安なく勤務できている自分」がどうしても想像できませんでした。
結局、小1の壁を迎えた生活で想像できるのは
朝も夕も今以上にギリギリで、夕方お迎えでお腹が空いた子供が出てきて、母親である私としょうもない喧嘩をしやすく、家族との触れ合い時間が少なく、毎日最低な雰囲気になる家庭。
でした。
そしてそこに疲れた夫が帰ってきたり来なかったり。
余白のない家庭。
壁を乗り越えられるかどうかは、親次第、子次第。
小1の壁後の毎日のスケジュール妄想は、自分の中では絶望レベルの想定となりましたが、
「え?それが普通でしょ?
うちはそれで回ってるよ、
子供も慣れたしどうにかなるよ。」
という人もいるでしょう。
確かにご近所に住んでいる子供の友人家庭は、フルタイム共働きで、このような生活の中で回しています。そして鍵こそ持たせていないようですが、夕方暗い時間も1人で歩いて家に帰ったり、習い事にいく小学校1年生もよく見かけます。
みんな特に問題なく(他人には見えてないだけかもしれませんが)
生活が回っているようです。
職場が近いか
勤務時間がどうなっているか
子供の特性はどうか
その全ての条件を親が許容できるか。
結局持っている条件の中で、
自分で取捨選択して決定する話と一緒ですね。
自分の納得する選択を。
毎日のスケジュール以上に、
我が家の懸念点はもう一つあって、
上記に書いた通り、保育園は私の思った以上に子供のことをよくみてくれて、親と同じように子供を1人の人間として尊重してくれました。
小学校で同じことが起きたら幸運ですが、
1人の大人対子供の人数が保育園より増える小学校で、文科省のカリキュラムも最低限こなさなくてはいけない担任の先生に、一人一人のケアを期待するのは酷というものでしょう。
期待するものでもないし、小学生からは自主性を持って、学業や友人関係社会活動などの自分の問題は自分で解決していく練習をするべきです。
とはいっても、それは単なる理想論で、齢6-7歳にとってできるわけもなく、適応障害になってもおかしくない環境の変化で、私は親として子供がトラブルを抱えた時に、自分で解決できるように寄り添って支えてあげたいです。
常勤退職しなくても、トラブルが起きた時に上長に相談すれば、勤務時間を考慮してもらえたりする良い職場もあると思います。私の職場も考えてもらえたかもしれないのですが、トラブルってどこまで?いつまでですかね。
例えば、トラブルが不登校だったら、再登校するようになっても、登校できたり休んだり繰り返したりが容易に予想できますよね?いじめなども同じです。
トラブルが起きてから対応しても良いのかもしれませんが、できるだけ起こりうる不安を予防したい計画性の強い私の性格では、「子供のトラブルが起きるかもしれない状態で自分の時間的余裕がない」というリスクは抱えられないと判断しました。
これが私の取捨選択でした。
夫も同じ考えであり、我が家は小1の壁の前に片親が常勤を辞め、働き方を変えるという選択で、納得して小一の壁に挑みました。
まとめ
皆さんは小一の壁どんな選択をしますかね?
2人目や3人目がいればまた違うかもしれませんね。
長子が小学校上がった時に第二子、第三子の育休だったり、時短勤務延長できたりして、また末っ子が小学校に上がるときに、長子が下の子の面倒を見てくれるかもしれませんもんね。タイミングが合えばスルッと壁も越えられるかもしれませんね。(そんなに上手くいかないことも多いのと、子供に子供のケアをさせるさせないヤングケアラー問題でまた議論が分かれるところではありますが。)
我が家は結局2人目は積極的に考えず、時間経過とともに完全に挙児希望もなくなり、子供1人ですので、小一の壁を認識、意識して家庭で考え話し合いこのような選択になりました。
こんな記事も書いてました。
お互いフルタイム共働きが多いで世代で、小一の壁は皆さんどこかでぶつかりますよね。医師夫婦だと我が家のように女医側が働き方を調整する場合が多そうです。男性側が勤務を調整しても良いと思いますが、女性以上に理解が得られにくい医者世界がりますので、各職場と家庭次第ですね。
私は余白を大事にしたい性格なので、
小一の壁の前に働き方を変えました。
皆さんが自分で考えて選択肢、納得した未来で過ごせるように、この話が役立てば嬉しいです。
小一の壁を実際乗り越えてどうだったか、小四の壁とかいうものもあるそうなので、そんな記事も今後書きたいと思います。
それではまた。
余白を大事にする丁寧な生活のに焦がれた話はこちら。
今日の気になってるもの。
最近静電気防止グッズが気になっています。
毎年この時期に新しいセーターを買っては、ウキウキ着てから静電気に悩まされてます。病院ってなんであんなに乾燥して帯電してるんでしょうね。クリニックの方が加湿されていて静電気に悩まされない気がします。
能動的に放電するものや
ずっと体につけておくもの。ミサンガちっく。
どれがいいんだろう、、、。
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