見出し画像

Snow Moon

こちらアメリカは本日2019年2月19日、朝8:02(MST)に満月(&スーパームーン)でした。満月が影響しているのかどうか?は分かりませんが、ここ最近何日も続いていた晴れ日が止まり、深夜から雪がどっさっり。今朝は白銀の世界となっていました。

画像2


***


今日はこちら満月ということで、ネイティブアメリカン(インディアン)の満月の呼び名についてちょこっと紹介したいと思います。

画像1

画像:https://www.almanac.com/content/full-moon-namesより出典 

こちらの画像は北アメリカ原住民であるネイティブアメリカン(インディアン)の満月の呼び名です。(部族によって他の呼び方もあるそうです)

1月: Wolf Moon(ウルフムーン:狼が空腹で遠吠えをする頃)
2月: Snow Moon(雪が降り積もり狩猟が困難になる頃)
3月: Worm Moon(みみずが土から顔を出す頃)
4月: Pink Moon(Phlox (ピンクの花)が咲く頃)
5月: Flower Moon(花が咲く頃)
6月: Strawberry Moon(イチゴが熟す頃)
7月: Buck Moon(雄ジカの枝角が伸びきる頃)
8月: Sturgeon Moon(チョウザメが成熟し漁を始める頃)
9月: Corn Moon(とうもろこしを採取する頃)
10月: Hunter’s Moon(狩猟を始める頃)
11月: Beaver Moon(毛皮にするビーバーを捕獲する罠を仕掛ける頃)
12月: Cold Moon(冬の寒さが強まり、夜が長くなる頃)

自然と調和し母なる大地と共存してきたネイティブ・アメリカン。古代の人々と同じく彼らにとっても月の満ち欠けは ”生きていく” 上で切っても切り離せない存在でした。特に満月付近は気象の変化があることが多く、農耕、狩猟の目安となり、季節の変わり目を知る上で満月は大変重要でした。そういった理由から、定期的に巡ってくる満月にその季節の生活を合わせた名称をつけていたそうです。

日本もそうですが、北アメリカも2月は非常に寒さ厳しく、エリアによっては雪がとても多い月です。私の住んでいるエリアは正に雪国ですので、この極寒の2月の Snow Moon(スノームーン) という呼び名に大きく頷けます。3月のワームムーン(みみず!)なんてのもありますが、4月のピンクムーン、5月のフラワームーン、6月のストロベリームーンなんて呼び名は可愛いらしいですね。


***


話は少しそれますが、ヘッダーの画像はロスカボス(メキシコ)の小さなギャラリーにあったインディアンの絵画です。実物はとても迫力があり、撮影許可をもらって撮らせていただきました。インディアンの部族の衣装も、位、威厳を示す為にゴールデンイーグルなどの鳥の羽を使用しているのは象徴的ですが、ハワイアンの王族のケープもまた鳥の羽で作られています。ハワイにいた時はネイティブハワイアンのことについて興味がありましたが、今はメインランド暮らし。ネイティブアメリカンもネイティブハワイアンと同じように、伝承されてきた文化、習慣、精神があり、そして、残酷な歴史も残る部族です。今回はたまたま、スノームーンという呼び名を知りネイティブアメリカンのことを調べるキッカケになりましたが、ハワイアンと似たような背景のネイティブアメリカンについても少しづつ知っていきたいなと思いました。


最後に。。。北アメリカ先住民族であるCree Indian(クリー)の教えのひとつにある、月に関する詩で締めたいと思います。


** すべての暖かい夜 月光の下で眠れ その光を一生をかけておまえの中に取り込むのだ おまえはやがて輝きはじめ いつの日か月は思うだろう おまえこそが月なのだと **


最後までお読みいただきましてありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?