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「自己分析沼」を脱出するのにやってよかったこと

「自己分析沼」にはまっていた過去

「やりたいことを見つけたい」「転職したい」
そんな想いから自己分析のワークに取り組んでみたけれど、出た答えになんだかしっくりこない。
「これだ!」というものが見つからない。
考えれば考えるほど、わけがわからなくなる。

こんな風に悩んだことがある人はいませんか?

かくいうわたしも、長い間、自己分析のワークに取り組んではもやもやする、を繰り返してきました。

社会人6年目のころ、「このままずっとこの職場で働くのは嫌だ!やりたいことを見つけたい」と思い立ち、
自己分析のワークに何度も取り組んだものの、
出た答えにしっくりこず・・・。
「本当のわたしはどこにいるんだろう?」と1年ほど悩み続けていました。

まさに自己分析沼・・・!

そんなわたしですが、今は自己分析沼を脱して、「やりたい」「学びたい」と思ったことに日々コツコツ取り組んでいます。

とはいえ、「〇〇に出会って、自己分析沼をするっと抜けることができて、劇的にやりたいことが分かった・・・!」
という魔法みたいなことが起こったわけではありません。

コーチングを受けたり、ワークに取り組んだり、日々内省をする中で、
少しずつ少しずつ、「ああ、これがわたしなんだなあ」という実感が湧いてきて、心の中にある「やりたい」「これが好き」に気が付くことができるようになってきた。

こんな感じです。

なので、〇〇をすると自己分析沼を脱することができるよ!!!という秘策があるわけではないのですが、

振り返って考えると、〇〇をしたのが結構よかったのかも、と思えることはあります。
ここで、自己分析沼を脱出するのにやってよかったな、と思うことについて書いてみたいと思います。

やってよかったこと

それは「毎日、心の動き=〇〇に癒された、〇〇にイライラした、〇〇を感じたなど…を記録する」こと。

自己分析沼に陥ると、次第にワークとにらめっこするようになり、過去の経験などについて頭でぐるぐる考えがち。
ですが、「自己分析」の対象は、目の前の白い紙でも、過去の思い出でもなく、今ここにいる「わたし」のはず。

毎日心の動き=なんか楽しいな、イラっとした、いいなと思った、悲しくなった…を記録していくことで、
少しずつ「ああ、わたしこんな風に感じやすいな」「こういことを大切にしてるから、今いらっとしたのかも」と気づきがたまっていきます。

このとき、自己分析のワークで見つけた価値観と照らし合わせてみるのもおすすめです。

例えば、わたしは「余白をもって生きたい」という価値観を持っているのですが、「あ、今めちゃめちゃイライラしている。ここ3日間残業が続いているからかも。確かにわたしは余白がないとしんどくなるみたいだ。」という感じです。

記録することで、次第に心の動きに目を向けるのも上手くなっていきます。
例えば本を読んだり、映画を観たり、SNSで投稿を見かけたときに、「あ、わたしこの考え方好き!」「この分野が好き!」「この人の言っていること好き!」と気が付くことが増えて、さらに自分への理解が進みます。

心の動きに気が付く、記録する、振り返る。

繰り返すことで、少しずつ「ああ、これがわたしなんだな」という実感が湧いてきて、「やりたい」「好き」「こんな風に生きたい」がだんだん見えてくる・・・

こんな風に、自分への理解が少しずつ少しずつ広がっていったことで、自己分析沼を抜け出すことができたのかな、と思っています。

具体的な方法

具体的には、日記を書いても良いですし、3good things(毎日良かったことを3つ書く)に取り組んでみるのも良いかもしれません。
わたしは、毎日ミーニングノート(1日3つ、心が動いたことを書く)を書いています。

ミーニングノートが気になる方は、こちらのnoteに詳しく書いたので、良かったら読んでみてください。

ちょっとしたコツは、「感情」に目を向けること。

〇〇があった、〇〇をした、という出来事に加えて、どんな気持ちになって、出来事に対して何を思ったのかも記録するのがポイントです。
(とはいえ、いったいこれはどんな感情なんだ!?と突き詰めて考えるとしんどいので、「なんかもやっとした」くらいでも全然OK!)

過去を振り返って

自己分析沼に陥っていたころは、「一つの軸で自分を説明できないと!」と思い、まだ見つかっていない何かを探し続けてきました。

今思えばそういうことじゃなかったんだな、と思います。

わたしの中には、いろんなわたしがいる。
いろんなわたしは、一つの軸できれいに説明できるわたしだけじゃない。
 

そんな「いろんなわたし」が感じていることに目を向ける。
感じていることを否定せずに、感情を味わってみる。

少しずつ、少しずつ、「ああ、これがわたしなんだなあ」という実感がたまっていって、「わたし」が分かってくる。

この過程が「自己分析」なのかなあと思います。

自己分析のワークは、あくまでそのヒントや補助線になってくれるもの。

自己分析沼からは脱出しましたが、「わたし」は日々いろんな出来事や知識や人々に出合って、変化し続けています。

これからも、わたしのペースで自己分析をし続けたいと思います。

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