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ミーニングノートを1年間書き続けてみたら

受講しているSHElikes(オンラインキャリアスクール)のオンラインイベントで知ったミーニングノート。 
開発者山田智恵さんのお話に心をつかまれ書き始めてから、いつの間にか1年が経っていました。
ノート系でこんなに続いたのは初めて!今では欠かせないお守りのような存在です。

ミーニングノートとは
「チャンス」を1日3つノートに書く。毎週、毎月、毎年振り返りを行う。ここでいう「チャンス」とは、「心が動いた瞬間」のこと。痛みがある出来事や、ちょっとした出来事も「チャンス」。
毎日記録し、定期的に見返すことで、出来事に意味づけをする力が養われ、ノートが世界で1冊のチャンスのデータベースになる。

https://meaningnote.jp/

「〇〇ノート」や「〇〇手帳」といえば、目標を決めたりやりたいことを書き出して叶えていきましょう、というのが多いなあという印象なんですが、ミーニングノートは真逆。目標設定もやりたいことリストも必要なし!

わたしは昨日やりたいと思っていたことが今日やりたいとは限らないタイプ。目標設定ややりたいことリストを作るのがあんまり得意ではないのですが、そんな私でもとっても取りくみやすかったです!
(SHElikesにはプラスレッスンにミーニングノートの講座があります!シーメイトのみなさん、おすすめです~!)
ミーニングノートを1年間書き続けて変化したことを具体的に書いてみたいと思います。


3冊目に突入したミーニングノート

ミーニングノートは本も出ています!読みやすくておすすめです~!

ミーニングノートを書き続けて変化したこと

「あるもの」に目を向けられるようになった

私はどちらかというと、「ないもの」に目が行くタイプでした。

もっと裕福な家庭に生まれていたら・・・。
社交的な性格がよかった・・・。
隣の部署はメンバーが仲良さそうでいいな、隣の部署が良かった・・・。

こんな風に、自分に「ないもの」にばかり目を向けて、過去を悔んだり、人をうらやんだりしていました。
けれど、ミーニングノートを書き始めて、日々の私の心が動いた瞬間がノートにたまっていくにつれて、今のわたしに「あるもの」に少しずつ目が向くようになりました。

・友達にご飯に誘ったことをとっても喜んでもらえた。嬉しい。会いたいを素直に行動に移せてよかった!
・コロナでダウン。夫が看病をしてくれた。ありがとう。
・職場で同僚が助けてくれた。ありがたい。なんだかんだ去年もいろいろと助けてもらっていたな。
・友達に「こなつにはなんでも話せる」「こなつのおかげ」と言ってもらえた。ちゃんと受け取りたい。

ミーニングノートのウィークリーページに書かれたことばたち

どれもささいな出来事。たぶん、ミーニングノートに書かなければ忘れてしまったことも多いと思います。
それをノートに書いて見返すことで、
わたしはたくさんの人に助けられているし、私も誰かの助けになっている。こんなにもたくさんのものが、わたしには「ある」。
少しずつ、こう思えるようになってきました。
不思議と周りに素直な感謝の気持ちを伝えることも増えて、人間関係が良くなった気がします。(特に夫とは結婚する前よりも仲良くなったかもしれません…!(笑))

自分への理解が深まった

ミーニングノートでは、1週間に1度チャンスを見返します。
「自分自身について」「チャンスのつながりについて」「縁について」というテーマで振り返りを行います。
ここでのポイントは、日々の具体的な出来事を眺めてみて、抽象レベルに引き上げた気づきを書くこと。
例えば「自分自身について」というテーマでは、こんなことを書き溜めていました。

・わたしは想像が暴走して、不安を増大させることがある。でも想像した「不安なこと」ってほとんど起こらないんだな。
・金曜日か土曜日のどちらかは、夫と一緒にご飯を食べたい。一緒にゆっくりご飯を食べる時間は大切。
・失敗をする。ミスをする。心が痛む。でも誰かが助けてくれる。1歩進む、立ち直るためのことばをくれる。傷はいつか癒える。大丈夫!

ミーニングノートの振り返り(戦略)ページに書かれたことばたち

自分自身の思考の癖や、生活で大切にしたいこと、傷ついたときからの立ち直り方など、気づいたことを書きためていくことで、自分自身への理解が少しずつ深まっていきました。
「あ、今妄想が暴走して不安が増大しているな。落ち着けわたし。」と思い直したり、「明日は絶対に夫とゆっくり晩御飯を食べよう」と予定を決めたり、「辛い!〇〇さんに助けを求めよう」とヘルプのラインをしたり・・・。
以前よりも、日々を心地よく暮らすための工夫ができるようになりました。

小さな変化を実感することができるようになった

ときどきノートを見返すことで、「このときこんなこと思っていたな」とか、「このときにこの講座に申し込んだんだな」と過去の出来事や自分の気持ちを振り返ることができます。
この1年間わたしの人生に大きな変化はありませんでしたが、ノートを見返すことで、ちょっとした気持ちの変化や、環境の変化を実感することができるようになりました。
また、ミーニングノートでは、月に1度、1か月分のチャンスを見返して、大切なものを3つ選んでマンスリーページに書き込みます。マンスリーページを見ると、「○月にこんなことがあったな」「○月にはこんなことを感じていたな」など、過去をさくっと振り返って、変化をしみじみと実感することができます。

継続のコツ

ミーニングノートは、1日5分もあれば書くことができます。そんなに時間はかからないので、比較的継続しやすいノートかなあと思います。
とはいえ、ズボラでたくさんの3日坊主を生み出してきたわたしが1年間続けられたのは、次の2つが大きいかもと思ったので、「継続のコツ」というほどでもないですが、書いてみました。

ノートを目に見える場所に置く

書き始めのころにいかに忘れずに書き続けられるかが、ノート系を続けるポイント。書き忘れが増えるとやる気がなくなって、いつの間にか存在を完全に忘れてしまうんですよね…。
わたしは書き始めのころは、寝る前に必ず目に入るリビングの机の上に置きっぱなしにしていました。思い出しさえすれば5分くらいで書けるので、とにかくはじめは目に入る場所に置いておくのがポイントかなと思います。
書き続けるうちに、いつのまにか「あ、今日ミーニングノート書いてない!」と自然と思い出すようになりました。

専用のノートを使う

ミーニングノートは、専用のノートが無くても書くことができます。
ただ、毎週線を引いたり、マンスリーページを作ったりするちょっとした手間が、「めんどくさい!やっぱりいいや…」という気持ちを産みがち。
専用のノートだとノーストレスで書き続けることができます。
ノートは2色あってデザインもかわいい!紙は上質で書きやすいのでおすすめです。1冊で半年分書くことができます。
(私は2023年はグレー、2024年はオレンジを使っています◎)

これから

1年間ミーニングノートを書き続けて、自分自身の変化を実感してます。
とはいえ、ミーニングノートの真骨頂は、出来事どうしのつながりが見えてきて(つながり思考)、これは「チャンスだ!」と行動ができるようになることなのかなあと思っているのですが、まだその域には到達できていないというのが正直なところです。

もっともっとミーニングノートを活用するために、「心が動いた瞬間にノートに書く」ことを実践していきたい!
今は、ノートが手元にあるときにはすぐにノートに書いたり、スマホにメモをしたりすることもあるのですが、ほとんど寝る前に1日の出来事を思い出して書いています。
ミーニングノートを見返すと、「ビビっときてノートにメモした」ことは結構大切な出来事だったりするので、「心が動いた瞬間にノートに書く」をもっとやっていきたいな。

これからもコツコツ書き続けていきたいなあと思います。
これからもよろしくね、ミーニングノート。

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