tabinidetai 　尾道旅行記#2

コロナになってから、なんだか時の流れがおかしい。あれは何年前なのか、１年前は何をしていたのか、全くわからない。時の流れが速いわけでもないし、遅いわけでもない…。

最後に旅に出たのは、コロナがはじまりかけていた2月。急遽決めた、尾道一人旅だった。行くことを決めたのは、本当に一週間くらい前。当時、毎週土日はバイトで埋まっていた私にとって、突如できた二連休はどこに出かけるにも十分だった。前から行ってみたかった尾道に弾丸で行くことを決めた。新幹線でも行けるが、少しでも滞在時間を確保するため、飛行機を取った。

それまでに二回ほど飛行機に乗ったことはあったが、一人で乗るのは初めてのこと。仙台空港のロビーでフライトを待っていると、濃霧のためフライト時間が遅れるというアナウンスが。結局１時間ほど遅れて離陸することができた。しかし、広島に近づくとまた濃霧。このままでは広島空港には降りたてず、伊丹空港に着陸する可能性もあるという状況だった。広島空港の上空をぐるぐる旋回して、霧が晴れるのを待っていた。

このまま大阪に降り立ったら、、、まあそれはそれでいっか。

「次が最後の着陸チャレンジです。無理だった場合は、そのまま伊丹空港に向かいます。」

的なアナウンスが流れ、機体が一気に陸に向かって傾いた。すごく揺れた。怖かった。そんなこんなでなんとか広島に降りたてたのだった。

予定よりも二、三時間遅れて到着。広島には着いたけど、ここから尾道まではまだバス移動があるんだよな〜。でもとりあえず安心したので、空港の中のお店で広島焼きを食べた。

突然旅に出れたこの頃が羨ましいって話。何年前かわからないけど、だいぶ前の旅の話を突然書きました。完全に忘れちゃう前にちょっとずつ書いていこうと思う。

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