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曖昧な言葉を選ぶ

こんにちは。ぱるむです。

白と黒とはっきりさせることは必ずしもしなければいけないことなのでしょうか。

たとえば裁判官は、原告と被告の言葉を聞いて白黒はっきりとした判決を下さなくてはいけません。
大学教授はレポートを採点して、A判定からF判定まで白黒はっきりしなければいけません。

けれども生きていて白黒はっきりしないことの方が多い気がするのです。そもそも、白黒はっきりつけなければいけない事象は少ない気がするのです。

今日は朝から雨でした。滋賀県は雨が少ないと思い都道府県別降水量のランキングを見てみると、地元福岡県と比べて滋賀県は雨が降る日も降水量も少ないことを知りました。感覚って意外と頼れるのだなと思いました。
雨が降ると低気圧で気分が落ち込む、なんて言われます。いつからか私も雨でメンタルが揺らぐようになりました。
これは雨の日になるとTwitterで体調不良を訴えるユーザーを目にするようになったからなのでしょうか、それとも一人暮らしを2年半前に始めてメンタルが揺らぐようになったからなのでしょうか。
病は気から、という言葉は全くその通りだとは思います。

午前中、就職活動のために新しいエージェントさんと面談をしていました。

「どこの業界に行きたいんですか?」
「○○を中心に見ています」
「じゃあ〇〇業界に行きたいって感じなんだね」
「…」

自分の中で、「業界を絞っているけど本当に絞っていいか分からないし、そんなの仕事してみなきゃわからないし、そんな断定されるようないい方されても困るし、ていうかそんな就活の軸がしっかりしたまま就活している学生っているの?」と思考が止まらなくなり、21歳にして大号泣してしまいました。

なんて子供なんでしょう。
私の面談の態度も最悪なもので、とてもぶっきらぼうで適当な無い度でした。話していて、エージェントさんに失礼な態度をとっていると自覚がある者の、その態度を辞めることが出来ず、その罪悪感が涙の後押しとなりました。
図書館の発言できるスペースでzoomで面談していました。しかし、図書館の職員さんが来て、私が利用している机は用途が違うため違う場所に移動してほしいと伝えられました。既に私は号泣していたため、職員さんを困らせてしまいました。1か月ほどこの机で就活や課題や作業をしていたので、大事な私の居場所を奪われた気持ちになり、心に大きな穴が開きました。心が疲れているとき特有のメンタルの揺れですよね。馬鹿らしいですけれど。

すぐに友人に電話をして15分ほどで落ち着きました。友人に感謝の気持ちでいっぱいです。ごめんね。

私はものごとを白黒はっきりさせたくない、と思います。白、と決めたら白以外はすべて間違いとなります。白っぽい色だと、このホームページの背景も、壁の色も雲の色も爪の根本の部分も全部正解になります。

そしてこの自然は流動的なものです。移り行くのです。何万年前から姿形を変えていない生物はいるでしょう。けれども、その生物ですら微小変化はしているはずなのです。

私の中で就活しかり、そのスペースの利用法しかり、流動的でありたいと思います。そりゃ、ぼやっとIT業界が良い、だと問題になります。けれどもIT業界のSIerか下流行程に携わるプログラマかになりたい、などとざっくり方角さえ決めていれば良いのではないでしょうか。
そのスペースだって、相手がどのような理由でこの場所を使っているのか聞いてみればルールの方針も変わるのではないでしょうか。

とここに綴っておきながら、エージェントさんの方針には従うし、ルールは守るのですが。
言葉のグラデーションを意識している私にとって、断定という表現法は武器になりうるのです。
めんどくさい女。

連絡先:natsu.parumu@gmail.com

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