"躁鬱"ってなに?


はじめまして!Shioです。

まず躁鬱って?


"躁鬱人"という言葉は、私の尊敬する坂口恭平さんの『躁鬱大学』という本からお借りして使っている言葉ですが、みなさんは躁鬱病というものをご存知でしょうか?

躁鬱病は、現在では"双極性障害"とよばれる精神障害のひとつです。簡単にいうと、気分が爽快で非常に活発的になる"躁状態"と、気分がどんよりと落ち込み無気力になる"鬱状態"を繰り返す病気です。症状は人によって異なります。

日本では約500人に1人が双極性障害の診断がついていると言われています(諸説あり)。

世間的にはいわゆるマイノリティである躁鬱人ですが、みなさんの周りにも、「ちょっとあの人は気分の波が激しいかな?」「あれ、こないだは機嫌がよさそうだったのになんだか最近はどんよりと気分が沈んでいるみたいだな」といったかんじで、グレーゾーンみたいな人は意外にいるかもしれません。

"躁鬱"に対する見方


さて、わたくし自身が典型的な躁鬱人なわけですが、みなさん、「あなた病気なんでしょ?あんまり公にしない方がいいんじゃないの?」とか「精神病だなんて可哀想に。」「元気になったり落ち込んだり変わった人だね。」とか、極端に偏った見方はしないでほしいのです。

躁鬱は病気といえば病気なのですが、躁鬱って、生まれ持った特性みたいなものなのです。よく言えば、個性です。悪い面もありますけど、良い個性もたくさんあるんです。

私自身、よく主治医や心理士や看護師さんたちに言われてきたことなのですが、躁鬱の人の、感情が大きくて強いことって、イコール感受性がとっても豊かってことだったりします。

有名なアーティストさんとか作家さんとか作曲家さんって、ふつうの人には理解しがたい感性や価値観を持ってたりするのですが、そういった著名人たちって躁鬱のひとが結構多かったりするんですよね。

有名なのはゴッホやヘミングウェイ。日本人なら夏目漱石、宮沢賢治、太宰治なども躁鬱だったのではないかと言われていますね(精神疾患は見分けが難しいそうなのでこれも諸説ありますが)。

最近ではLittle Glee Monsterの長谷川芹奈さんも双極性障害であることを打ち明け休養に入ったことで有名ですね。同世代の女性がそのように打ち明けてくれたことでわたくしも勇気を貰えました。

"躁鬱"へのイメージのこれから


もともと「心の病は甘え」といった偏見も多かったから、精神疾患を隠して生活していた人も多いと思います。しかし時代は変わってきています。躁鬱は脳の異常の複雑な問題が関係してますので、本人の甘えじゃありません。

むしろ、これからはどんどん発信していいと思うんです。「ハロー、私は躁鬱人よ♡」って。いやそれはやり過ぎかもしれませんが(笑)、ほんとうに、躁鬱という特性を持っていることは恥ずべきことじゃないと思うんです。


感情の波はある、だけど感受性豊かな愛すべき躁鬱人。躁鬱人の皆さん、もっともっと自分を好きになりましょう。もちろん、非躁鬱人の皆さんも、口角上げていきましょう。


これからも、躁鬱のこといろいろ発信していきたいと思います。初回はここまで!

読んでくださってありがとうございます♪


Shio

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