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文字の海の中では

気まぐれにnoteを書き始めた。

「書いてみたら?」

という一言で、何の気なしに。
通勤時間が一時間ちょっとあって暇で、仕事帰りにやることが欲しかったからちょうどよかった。
朝の通勤は爆睡しているので暇問題はないけれど。

わたしはあまり物事にのめり込む質ではないので、いつも浅く広くいろんなものをちょっと好きになってやってみて、またやらなくなって、忘れた頃にまたやってみたりする。

noteもいつ途切れるかわからないよ。

そう思いつつ意外とまだ書いている。毎日なにかしらは読んでいる。いろんな人のnoteを読むのが面白い。どんな文章も読むこと自体が好きなのでだいたい読める。なんだかんだで毎日来ている。

嬉しいことにわたしの文章も読んでくれる人たちがいる。

わたしはわたし視点のことしか書いていない。わたしがどう見えてわたしがどう思ってわたしがどうしたかの話だ。

そんな話を読んでもらえて、スキなんて押してもらえたらもうそれは、そんなあなたに愛をどうぞとしか言えない。

ありがとう、読んでくれて。そんなあなたにそのぶんわたしの愛をどうぞ。

ありがとう、話しかけてくれて。どんなに些細なことでも意見が違っていても伝えようとしてくれたらそれだけで嬉しい。

最近、フォローしてくれる人が少し増えて、よくわたしの書いたものを読んでくれる人たちがいる。わたしも読みにいく。

そんな人たちの記事が流れると、まるでご近所さんを見かけてあ、と手を振るような気持ちになる。

スキをやりとり、コメントをやりとりしたりするとなんか挨拶でもしているみたい。あ、今日も会えた、と思って嬉しくなる。

noteの文章はまるでその人そのものに感じることが多い。
文字の並びの奥にいる誰か。これを書いているあなた。

かといって現実とも違う、文章での邂逅。

この距離はこの距離で心地よいかもしれない。

のんびりのんびり、書いて、読んで、話をして、近づいたり離れたりしてもいい。
興味のないこともあなたが書いていたら読んでみたい。わからなかったらそれはそれでもいいし、わかるようになった頃にまた読みにくるね。お互いそうやって思えたらいい。

たまに会う人もすれ違う人もいていい。そんな記事もあっていい。ふと寄ってくれても嬉しい。またいつか来てね、またいつか行くね、と。

もし、離れた方が穏やかかな?と思えばいったんサヨナラしていてもいい。遠くいつかこっそり覗きにきてくれてもいいな、と思う。

のんびりと穏やかにいきましょ。
現実ではそうもいかなくて怒ってしまうことも焦ってしまうことも絶対にあるけれど。

せめてこの文字の海の中では。
いつも穏やかさをどこかに持っていたい。

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