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療育って何?

「療育」ってそもそも何?

前回自己紹介で「療育の現場で働く保育士」と、当たり前のように「療育」という言葉を使いました。

「療育」って何?「保育」と違うもの?

▶「療育」とはもともと「治療と教育」を意味しています。
障害をもつ18歳以下のお子さんが自立して生活できるようにサポートすることを目的としています。

たとえば私は普段、発達障害をもつお子さんを多くみています。
子どもたちはコミュニケーションに苦手さがあったり、いろんなことに対してこだわりをもっていたりするので、園や学校のせわしない環境では力を十分に発揮することが難しい場面があります。

そのため園や学校以外で「療育」に行き、その子にあったサポートを受けているのです。


療育ではどんなことをしている?

通う子どもの障害によって、行われている療育はさまざまです。

●身体障害をもつ子どもは、身体機能のリハビリがメインであったり
●知的障害をもつ子どもは、認知機能を上げる課題がメインであったり
●発達障害をもつ子どもは、コミュニケーションのトレーニングを行ったり

上記はもちろん一例で、実際はその子や保護者の方の思い・ニーズをもとに個別の計画を作成しています。


みなさん自分が子供の頃のことを思い出してください。
外で走り回っていた頃、誰かにやらされる楽しくないことは、やりたくなかったですよね?

療育は「楽しい!!」が何よりも大切だと思っています。

その子にとって今、そしてこれから必要なことをどれだけ「楽しく」できるか。療育で働く者として何よりも考えていることです。

日頃さまざまなことに難しさを抱えている子どもたちに、「楽しい!」瞬間を提供したい。

療育は、奥が深く、難しく、何よりも楽しい。

療育がもっと多くの人の選択肢になって欲しいですし、保護者の方には安心して預けてもらえる場所でありたいです。



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