元総合職ワーキングマザーがリアルに苦しんだ子育てと仕事の両立｜vol.2

前回の記事では、ワーキングマザーとして初めて会社復帰を果たし仕事をリスタートさせた時の「ママとしての私」と「会社員としての私」についてお伝えさせて頂きました。今回の記事でもたくさんの葛藤と闘ってきたお話を書いていきたいと思います。

１．ワーキングマザーの理想的な働き方って？

当時、私の職場には同じ総合職という職種でワーキングマザーをしている方はいませんでした。目標としたいロールモデルは不在の中、むしろ職場の上司は当時24歳でワーキングマザーとなった若かりし私に、これから結婚出産を迎える方たちのロールモデルになってほしい！と言わんばかりに「頑張ってね！期待しているよ！」と声をかけてくる…。
ワーキングマザーの”理想的”な働き方とは？そう模索する毎日で、ただただ現実に待ち受けていたのは、他の同僚と変わらない業務量とそれを短時間勤務というハンデを抱えながら自分でうまくやりくりして期待以上の成果を出していく、そんな過酷な世界でした。
それでも当時の私は、頑張りたいという気持ちのほうが強くて、会社からの期待にも応えたいし子育ても家事も全力でこなしていく！とすべてを意気込んで、”理想的”なワーキングマザーの働き方をひたすらイメージしながら、本来の自分に見合わない苦しい毎日を過ごしていました。

２．キャリアを歩んでいく覚悟

それから3年ほどが経ち第二子を出産、育休を取る頃には私もずいぶん考え方が変わっていました。その理由は、仕事や子育て、家事に自分自身のこと…毎日いろいろなことを扱いながら過ごしていくのが体力的にも精神的にもどれほど大変か、第一子の子育てと仕事を両立していく中で痛いほどよく分かったから。
この頃からですかね、真剣に自分自身のこれからのキャリアについて考え始めるようになったのは。周りの同僚たちが(後輩も含めて)どんどん昇進していく一方で亀のようなノロさの私。仕事よりも子ども達の成長を一瞬一秒も見逃したくないという気持ちのほうが格段と強くなっていく母としての気持ち。
女性は出産・子育てを経験するとここまで自分の人生について見つめ直す必要があるのかと気づかされた瞬間でもありました。同時に、この会社で生き残っていくためには自分が一番優先したいこと(子育て)が常に二番手になってしまうかもしれない、その覚悟も必要であると思うようになったのです。

３．次回につづく…

今回も最後まで書ききれませんでした！(すみません💦)
いや、でもそれだけ子どもを育てながら「自分」も会社でのキャリアを築いていくって本当に大変でたくさんの葛藤がありますよね。
次回は「夫婦に生じた亀裂」についてお伝えしていきたいと思います。仕事と子育てを両立させていくためにはパートナーシップも大切な要素。それなのに亀裂が生じてしまったわけとは…！？そしていよいよ人生のターニングポイントを迎える時が…。

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