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ドラマ【海のはじまり】水季役は古川琴音さん

ついにです。
2024年7月期フジテレビ月9ドラマ「海のはじまり」。
今朝、水季役が発表されました
夏の学生時代の恋人であり、海の母親である水季を演じるのは、古川琴音さんです。
この知らせを聞き、「ありがとうございます」と思わずつぶやきました(誰に)。
既に期待しかなかったけれど、ますます期待しかないですね!!!!!!



公式サイト


愛し抜き生き抜いた水季の人生

発表された古川琴音さんのコメントがこちらです。

「家族になることも、ならないことも、小さな偶然と選択の繰り返しで、その瞬間に込められた愛がたくさん描かれた作品だと思いました。水季は27年間という短い人生のなかで、彼女なりに、大切な人たちを愛し抜いたかっこいい人です。その芯の強さに、演じる私自身が憧れつつも、その強さこそが水季の不器用で弱いところであったり、ぐらぐらと揺れ動きながら精一杯に生きていたことが分かり、何度も何度も胸がいっぱいになりました。そんな水季の生き様を丁寧に、精一杯、演じます。これから、錚々(そうそう)たるスタッフの皆さん、キャストの皆さんと、お芝居や対話を通して作っていくのが楽しみですし、視聴者の皆さんの中にもたくさんの対話が生まれる作品になると思います。是非お楽しみにしていてください」

「海のはじまり」公式サイトより

私はドラマや映画などで演じられる俳優さんのコメントを読むのがとても好きで。
役や作品に対する解釈も興味深いし、選ぶ言葉のひとつひとつが大切に紡がれているように感じて、ものづくりに携わる人々の想いを受け取れる気がして結構噛みしめて読むのですが、今回この「海のはじまり」に寄せられるコメントはどれも本当にあたたかくて真摯で。

今回公開された古川琴音さんのこのコメントにおいて、水季という役柄についても触れられていますが、「水季は27年間という短い人生のなかで、彼女なりに、大切な人たちを愛し抜いたかっこいい人です。その芯の強さに、演じる私自身が憧れつつも、その強さこそが水季の不器用で弱いところであったり、ぐらぐらと揺れ動きながら精一杯に生きていたことが分かり、何度も何度も胸がいっぱいになりました。」という表現から、水季というキャラクター像がぐっと具体的になった気がします。
そして、ここで語られた水季のイメージに、古川琴音さんがぴったりとハマりますよね。

ここまで引っ張られてきた中で、水季役は一体誰なのかと様々な想像を巡らせてとても楽しみにしていたのですが、古川琴音さんと聞き、このコメントを読み、もう納得でしかありませんでした
「ありがとうございます」と思わずつぶやきながら(誰に)、水季というピースがハマり、胸がいっぱいです。
まだ放送すら始まっていないのに、謎の達成感に包まれています。

奔放で、不安定で、人を惹きつける人

これまで公開されている情報から勝手に推測するに、水季は、夏に「変な子だなあ」と印象をもたれ、それでも惹きつけられていつからか付き合い、かと思えば突然夏に一方的に別れを告げて姿を消し、一人で娘を産み育て、そして病で若くして亡くなった女性。
どれだけの事情があったのか。
愛する人(夏)との別れを決め、一人で母になり、愛する人(海)を残していかなければいけない事実と向き合った。
辛く苦しい選択と決断に、どれだけ一人で泣いたのだろうと、その境遇の切なさと激動の人生は想像に容易いのですが。
一方で、きっとなんだかすごくマイペースで、個性的なところがあって、全部ひとりで決めて進んでいってしまうような奔放さと頑固さをもった強さと、逆に人に頼ったり打ち明けることが出来ずにひとりで背負ってしまう弱さや脆さも混在するような、そんなイメージがあります。
自由で不自由で、強くて脆くて、どこか不安定で、ふっといなくなってしまいそうな人。
なんだこれ、古川琴音さんのイメージにバチハマリじゃないか…(震)

古川琴音さんといえば、とてもチャーミングなのだけれどどこかミステリアスというか、今見せてくれてる顔がきっと全部じゃないんだろうなと思わせる奥行きがあって、それを知りたくなるような魅力がある方ですよね。
無邪気だけど大人びていて、奔放で大胆だけれど繊細で不器用で。
そんな相反するイメージをあわせもった、独特の雰囲気のある女優さん。
ご本人のイメージと、お芝居と、水季という役柄。
どう作用し合うのか、今から本当に楽しみです。

古川琴音×池松壮亮×大竹しのぶ

そうなるとですよ、水季と朱音、そして水季と晴明の物語が紡がれていくわけですが、この古川琴音さん×池松壮亮さん×大竹しのぶさんサイドの物語、やばくないですか(震)
映画ですか?
地上波で無料で10時間も観れるんですか?

古川琴音さんと大竹しぶさんが泣きながらぶつかり合う母娘のシーンとか、古川琴音さんと池松壮亮さんがぽつりぽつりと話ながら笑い合うシーンとか、想像するだけでありがとうございますです。
古川琴音さん&池松壮亮さんIN図書館、という絵面が想像の時点で最強すぎます。
ポストカードにしてほしいです。
主演の目黒さんや有村架純さんはもちろんですが、この、水季サイドの7年間を演じる布陣が最強すぎて、ため息です。

やっぱり、主人公は夏なのだけれど、夏の考え方とか生き様が周囲を動かすというよりは、水季や海、そして周りの人たちと関わりながら夏自身が動いていくような、そんな物語になるのでしょうか。
だからこそ、夏のどこかぼーっとした感じとか、目黒蓮さん自身のほわんとしたマイペースさとか、そういうものが良く作用していく気がします。
主人公が太陽のような圧倒的ヒーローでぐいぐい周りを照らして引っ張っていく、というよりは、人と人の関係性の中で生きる主人公の葛藤や成長を描いていくストーリー。
主人公が静かに穏やかにでも強く満ちて輝いていくような。
だから名前も"月"岡夏なのかな。
名前と目黒さんのイメージと佇まいがぴったりで、勝手にしっくりきています。

これだけ語っていてまだ1話も観ていないってホラーですよね(怖)
すべて私の勝手な妄想です。ごめんなさい。


月9の代表作に

「フジテレビの月9」って、時代の変化もあってかつての全盛期のようなバリューは一般的には感じられていないのかもしれませんが、ドラマ好きにとってはやっぱり「月9」って特別で。
TBSの日曜劇場とかもそうですけれど、ずっとドラマをけん引してきた枠で、良くも悪くも注目が集まる枠。
なんというか、ドラマ好きとしては、この枠にはぜひ良作が並んでほしいなと思うのです。

フジの月9といえば、ラブストーリーのイメージがきっと一番強くて、あとはお仕事ものの印象でしょうか。
私は「ひとつ屋根の下」とか「人にやさしく」とかが大好きで。
これらのオンエア当時は私はまだ子どもだったのですが、子どもながらに描かれる絆に感動して、その記憶がずっと残っていて。
好きなドラマは何かと聞かれて未だにこれらの作品を思い出すんです。
もちろん、王道ラブストーリーも好きだし、憧れたりキュンキュンしたりして、青春とともにある物語がたくさんありますが、「ひとつ屋根の下」とか「人にやさしく」は、心が動いて心に残ったドラマとして、とても印象に残っているんです。

今回「海のはじまり」の作品の軸は、家族や親子。
というか、そういった言葉で定義されたりされなかったりしきれない、人と人の繋がりや人と人が想い合うことを描くドラマになると思うのです。
もちろん、夏と水季、夏と弥生、といったラブストーリーもあるものの、なんとなく勝手に、「ひとつ屋根の下」とか「人にやさしく」に通じるような、人が人をひたすらに想うことという、理想であり原点であるような、そんなことを描き伝えてくれる物語になるような気がしています。

「心に残るドラマを」「心が動く作品を」と、目黒さんや村瀬さんが度々口にされていますが、"親子"という、生きるすべての人が何かしらの立場を経験したことのある身近な題材で、まっすぐに丁寧に紡ぐ物語が、今どのように世間に受け入れられるかが楽しみです。
そして、「月9」という枠に、どこか懐かしくも新しい風を吹かせるような、そんな物語になるのではないかと思います。

期待値が高すぎる件

これまでいくつか記事を書いてきた通り、異様にこのドラマに期待してしまっているのですが、大丈夫でしょうか(何が)。

これだけ納得感と贅沢感と本気感のあるキャスティングで、あとはもう作品力でしかない。
そこでぶつけてきたのが"silentチーム"。
商業的な成功確率の観点もありつつ、「こういうドラマを作りたいんです」という意志が感じられるような、なんかもう村瀬さんの全力!みたいな、そういう気持ちが静かにヒシヒシと伝わってくるようですよね。
"silentチーム"と称されることへのプライドが、"silent"を超えようという結束力に繋がっているような。

期待値が高すぎる分、裏切られるのが怖い、みたいな、勝手すぎるメンヘラみたいな不安が頭をよぎる程度には既に心をとらえられてしまっています。
すばらしいキャストが集結して、どっぷりと物語に浸りながらじっくりと味わうことの出来る作品になること間違いなしで、やっぱり期待しかないです。

初回放送は7月1日。
もうすぐですね!(まだ1ヶ月ある)

夏の家族や友人、職場の同僚などなど、まだまだ楽しみな役どころがたくさんあります。
情報解禁を引き続き待ちながら、楽しみにしたいと思います。

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