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【5月17日】なぜスノーボード「プロショップ」は量販店化しているのか ① ≪ローカルとは≫

この記事は『名取崇史スノーボードリノベーションサークル』内で発行している記事を元にしています。
※記事の内容は引用やシェア・口外禁止です。


『なぜスノーボード「プロショップ」は量販店化しているのか』なんていう重々しい感じのタイトルにしましたが。
まえがきとして言いますと、私が経営していましたスノーボードショップ「newset」は横浜市都筑区で2007年7月にオープンし、2019年末にやめました。
そして、この2007年と言えば何があったかと言うと「iPhone」が、最初に発売された年なんですね。iPhone=「スマートフォン」発売から、誰もが24時間いつでもインターネットにつながる事で「スマートフォン革命」なんて言われ。世の中の仕組みがガラッと大きく変わったと言われています。
まさに今回のコロナ君どころではないくらいの変化が世界中に広がりました。
もちろん小売り業界にも大きな変化が現れ「ネットショッピング」がいつでも気軽にできるようなになり、お店にわざわざ行く必要が無い世界になりました。
そんな激動の時代ど真ん中に、お店がオープンし、約13年間やってきた私なりの「スノーボードショップとは?」「スノーボードショップのこれから」みたいな事を書こうと思います。
ちょっと長くなりそうなので、今回から2回か3回になるかわかりませんけど、よろしくお願いします。


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◆ 量販店とプロショップの違い
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まず、スノーボード販売店で思いつくのが、「量販店」と言われるお店と「プロショップ」と言われるお店がありますよね。
ただ、量販店は分かりますけど、そもそも「プロショップ」の定義とは何か?
「プロスノーボーダーがやってるからプロショップなの?」なんて事も聞きますけど。別に全然そんな事ないですから。

私が思うにプロショップとは「地域に密着したお店」ではないかと思います。

電気屋さんの世界で言えば、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどが量販店で。パナソニックの「街の電気屋さん」ありますよね。あれが「プロショップ」になると思います。
なので「ローカルショップ」の事を、スノーボードでは「プロショップ」と言えると思います。

そう考えると、私のスノーボードショップ「newest」は、量販店かプロショップかと言えば「プロショップ」のくくりでスタートさせていました。
※なぜプロショップと言い切らないかは、後半で。


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◆ ローカルの定義
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「プロショップとはローカルショップ(地域に密着したお店)」という事になりますので。
スノーボードショップを語る前に、まずは「ローカル」について考えてみます。

おそらく皆さんも、スノーボードの世界で「ローカル」って言葉よく耳にしますよね?その場合よく聞くのが「あの人、あそこのゲレンデのローカルだ」とか「俺はここのローカルだから」とか。
ローカルの意味を調べると、「その地域特有の」という意味なので、スノーボーダーのローカルは「その地域特有の人」みたいな感じですかね。

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