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【4月29日】スノーボード業界で得た教訓

この記事は『名取崇史スノーボードリノベーションサークル』内で発行している記事を元にしています。
※記事の内容は引用やシェア・口外禁止です。


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◆ 教訓
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5日間もつかって、私がこの業界に入ったきっかけや。
自分でブランドを立ち上げ、お店を引き継ぐところまで結構ガッツリ書いてみましたけど。
ほとんどの人が知らない事も沢山あったと思うので、それなりに楽しんで頂けたのではないかとは思っていますが。
どうですか、面白かったですか?

ちなみにいうと、私はすごく楽しかったです(笑)
いざ過去を振り返る事で、改めて身に染みる事もあるし。
その時は気づかなかった事もいまでは理解できるようになってるとか。
私にとってあの5年間は最大の武器だと思っているので、書いてみて良かったです。

それに、なんかいつも偉そうな事ばかり言ってるのも、少し納得して頂けたのではないでしょうか?笑
一応、ちゃんと根拠があって言っているという事も分かって頂けたらと思います。

という事で、いまちょうど過去を振り返ったところなので。
改めてSURGEをやっていた時代に得た教訓みたいなものを書き出してみようと思います。


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◆ 誰が作っているのか?
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まずは、本文の途中でも書きましたけど。
「お客さんはブランドについてるのか、人についてるのか」
これは特に自分でブランドを立ち上げる時から気にしていた事です。

「FOSSIL SNOWBOARDを覚えてもらう」
じゃなくて。
「名取が作っているブランドと覚えてもらう」

前にも少し書きましたが、似たり寄ったりの物はもう売れない。
シャープの炊飯器だろうと、東芝の炊飯器だろうと、象印だろうと、みんなたいした差はないですよね。

では、そこからもう少し情報をしっかり発信したとして。

①シャープの炊飯器は、どこどこの工場で作ってます。
②東芝の炊飯器は、どこどこの職人さんが作ってます。
③象印の炊飯器は、自分の知ってる人、信用している人が作ってます。

皆さんならどの炊飯器を買いますか?
私なら機能がどうこうなんて気にせず象印の炊飯器を買います。

だからブランドを好きになってもらう事も大切ですけど。
それ以上に、私の事を知ってもらう(好きになってもらう)事の方が重要だと思ったわけです。

実際にいまFOSSILに乗ってくれている方で。
FOSSILのホームページをブックマークしている方いなくないですか?
FOSSIL公式で作ってるSNSをフォローしている人はいるかもしれませんけど、そんなにチェックしてないですよね?
自分で作っておいて何ですけど、ほとんど更新もしてないし。

これがやっぱり、これからの時代のブランドのあり方だと思うし。
小さいブランドほどここをしっかりやっていくべきなんです。

「性能とかよくわからないけど、名取が作ってるボードが欲しい」
「名取が作っているなら信用できる」

そう言われるようにならないと。


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◆ 見た目より中身
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昨日【番外編】でデザインについても書きましたので。
デザインを入れるだけで、どれだけコストがかかるのかという事が分かって頂けたと思います。

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