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再掲【詩】「嘘」

嘘をつこう すぐばれるようなヘタな嘘を
見透かされて生きていくのも一つの方法だろう
軽蔑はされるだろうけど警戒はされないだろうから
底の浅い人間でいれるってことは気楽なことなんだろうな

君を抱こう とろけるような温もりを求めて
駄々っ子のように君の中に入り込んで眠りたい
その場しのぎじゃない愛情と心の底から確信している
でも君もそう思ってくれてるかどうか僕には測れない

何処にもないよ 僕がプライドを持って立てる場所なんて
傷つきながらはいつくばりながら
人に裏切られながらもなつくことを忘れられない
そんな哀れな野良犬のような瞳で僕は暮らす

そう・・・ 何度も裏切られながらも僕は期待してきた
神様 ありがとう 僕の感情を薄く設定してくれて
おかげで涙もくやしさも本当辞書の中の言葉でしかなくて
本当の意味を僕は未だに知らないままさ

ほら また嘘をついている・・・ たわいもない嘘さ

夢を見よう 誇大妄想気味の愚かな夢を
いつだって混沌としてる世相を反映させて
まるで解けないパズルの積み重ねのように見える毎日
正解なんて何処にも見当たらないから今はそっとkissして・・・

ほら また嘘をついた・・・ どうしようもない嘘さ

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