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【詩】「take cover」

そのカバーを手にとった時
好奇心を起こしたらダメだったんだ
その手触りに立ち止まったら
ダメだったんだよ

いつだって物事は期待通りには
進まない
僕と誰かのイキどころは
めったに重なることはなく
お互い中途半端な残り火を抱えるように

「それでも」を繰り返し唱える
言い訳は惨めなものだと分かってて
目の前にしたら何もかもが吹っ飛んじゃう
地団駄踏むリズムが
どっかで聴いたことのある曲みたいだ

I wanna take cover, take cover
From you, wake me when it’s over
Take cover, I wanna take cover
From you

この気持ちに気づいた時
いつも通りに誤魔化したらダメだった
四の五の言わずに突っ込まないと
ダメだったんだよ

貪らないといけなかったんだ
みっともなさも情けなさも隠さずに
この身の真ん中の疼きの向くまま
手を出して伸ばさないといけなかったんだ

もうやり直しはきかないから
そのシルエットに背を向けるしかない
甘ちゃんな自分に舌打ち重ねながら
未練をねじ伏せて踵をかえす

I wanna take cover, take cover
From you, wake me when it’s over
Take cover, I wanna take cover
From you

隠れたい 
僕を追い詰めるキミから 逃れたい
諦めてくれるまで息を潜めるから
その破滅的な微笑みを向けないで

隠れてられるかな?
僕で気を晴らそうとするキミから 
逃げ続ける
僕には絶望的な
キミの欲望が醒めた時に教えてくれ

何も構えずに過ごすことができるまで
隠れ続けるから
今はもう出会っちゃいけないんだ

I wanna take cover, take cover
From you, wake me when it’s over
Take cover, I wanna take cover
From you


Inspiration from 「take cover/Mr.BIG」

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