見出し画像

【詩?】「ある答え」

別れは少ないほうがいい
でも、命に限りはあるから
誰にだっていつかは訪れるもので

別れた相手が愛しい存在、大切な存在であればあるほど
悲しみはその分だけ深くなるけど
悲しませるためだけに消えていくわけじゃないんだと思いたい

ボロボロに泣きまくってもいい
「どうして?」と問いを自身に打ち続けてもいい
後悔で心を刻んでもいい
応えが帰ってこない沈黙に震えていてもいい

大切な命の温もりが消えてしまうということは辛い
その辛さに押しつぶされてしまいそうになるけれど
でも 僕らは生き続けていく限り耐えなければ
そして昇華させなければ

限りある命だから思い出がある
悲しいから思い出が深くなる
そして 悲しみを乗り越えて笑うから思い出が優しくなる

出会うこと 別れること
生まれたときから幾たびも繰り返してきて
多分これからだって幾たびも繰り返していくだろう

その繰り返しが
苦しくても 悲しくても そして 怯えてしまっても
僕らはどうしたって独りでは生きられない
だから みんな 「ここ」にいるんだろう
多分 笑いあいたいから
多分 笑って 幸せになりたいから

悲しみの雨は降るだろう 時に激しい痛みも連れて
でも、止まない雨はない
晴れ上がるために雨は降る
そして雨が止んだ後の風景は きっといい風景だと思いたい
見上げる空も いつもよりは綺麗だと思い続けたい

キレイゴトかもしれないけど
だから僕は素晴らしい世界にいてるんだと思う

この記事が参加している募集

私の作品紹介

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?