【詩】「tenderness」
どれだけ悩んでも
どれだけいじけても
流れる時間の数は一緒だよ
たとえばあなたを抱きしめる時と
たとえば笑顔を浮かべる時と
それならもうちょっとマシな方を選ぼうか
できた人間じゃないから悪いけどささくれだつよ
いい人でありたいけどそうなるには波がありすぎる
だけどもせめてもう少しだけもう少しだけ優しくなりたいと
夜空をみあげても星は僕の目には捉えられず
疲れた僕の心はあくびを繰り返すだけだけど
静かに時間の針は進んでく
たとえばあなたの柔らかさに出逢う
たとえば深い眠りに落ちていく
安らぎはきっと近くで僕を待っているのだろう
覗きこむ鏡にはいつだって「不満」が浮かんでる
届けたい詩には知らず知らず雑音が混ざってしまう
だけどもいつかもう少しだけもう少しだけ優しくなれたなら
僕の心にまとわりついて離れなくなった
それらを「汚れ」だと言いきることはたやすいだろう
だけど汚れることが間違いだと誰が決めた?
それが正しいことだとも確かに誰も決めてないだろうけど
憧れがそっと静かに僕に声をかけてくる
僕は多分酔った頭で相槌を打ってきた
いつのまにか麻痺してきてる
誰かを信じ愛することってこんなことだっただろうか?
せめてもう少しだけもう少しだけ優しさを分かれたのなら
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