Can you〜?& Could you〜?の違いは
中学生の頃に、
Can you 〜? = 普通
Could you 〜? = 丁寧
このように習われた方が多いのではないかなと思います。
Could you 〜?が丁寧に聞こえるというのは、あながちウソではないのですが、日本語と英語はそもそも全く言語形態の異なる言葉なので…
日本人は敬語を使って丁寧さを表現しますが、英語には日本語でいう所の敬語という概念が存在しないので、別の形で"かしこまった感" を表現します。
現在形 vs. 過去形
実は英語の現在形と過去形は、ただ単に現在の話とか過去の話を表すだけでなく、人間関係の距離感も表現する事ができます。
つまり…
これだけでは少し分かりづらいので次のセクションで例文を挙げて解説していきますね。
Can you〜? & Could you〜の比較
配送業者の方がお届け物をする際、『ここにサインを頂けますか?』と聞いてきますよね?
日本語的な感覚だと敬語を使わなければならない場面なので"Could you〜?"と聞きたくなってしまうところですが、英語的な感覚だと、人間関係の距離は遠くても、届け物が届いた際、サインをするのは当たり前の事なので…
Can you sign here?
と、現在形で質問した方がナチュラルに聞こえます。
それでは、配送業者の方がCould you sign here? と過去形で言ったらネイティブの耳にはどのように聞こえるのでしょうか?
何度も言っていますがCould you 〜?は当たり前でない事を頼む時に使う表現なので…
Could you sign here?
⇒(大変申し訳ないですが)ここにサイン頂けますでしょうか?
こんな感じにとてもかしこまった雰囲気になります。
かしこまる時ってどんな時?
Could you 〜? はかしこまった感じで、『大変申し訳ありませんが』のようにニュアンスが含まれているのが、ここまでで分かって頂けたと思います。
それではかしこまる時ってどんな時なのでしょうか?
例えば、沢山の荷物を持って歩いているとします。ちょっと躓いて荷物をばら撒いてしまいました。しかし、両手に荷物がいっぱいで拾う事ができません。そこに、知らない人が通りがかります。そんな時、かしこまりながら…
Could you pick them up for me?
⇒ (大変申し訳ないのですが)拾って頂けますか?
このような、シチュエーションの時に使えます!
つまり、知ってる人でも知らない人に対してでも、申し訳なく思ったり、かしこまった気持ちになった時には Could you 〜? と覚えてくださいね♪
最後に
読んでくださった方がこの記事の内容を復習できるように、
復習動画を作ったので、そちらも併せて観てください!