《SNS別》インフルエンサーマーケティング成功事例から学ぶ|成功のコツと注意点とは
みなさんこんにちは!
Natee編集部の高田 愛です。
近年、多くの消費者の日常にSNSが溶け込んでいて、商品購入する際にSNSを使って比較検討する消費者が増えています。
そこで注目されているのが、SNS上で影響力を持つ「インフルエンサー」を起用してPRをしてもらうインフルエンサーマーケティング。
インフルエンサーマーケティングって何?と思った方は先にこちらの記事でインフルエンサーマーケティングの基礎知識を身につけましょう。
▶︎インフルエンサーマーケティングの基礎を学ぶ
「注目されているけど、実際にどのくらい成果を出るのかわからない...」
「どのSNSで、どんな活用方法があるのかわからない...」
「そもそもインフルエンサーマーケティングはどうなれば成功なの?」
今回はそんな悩みに答えるために、SNS別でインフルエンサーマーケティングの成功事例をまとめてみました。
SNS媒体はTwitter, Instagram, YouTube, TikTokの4種類。
ジャンルも、「美容系」「料理系」「店舗集客」「モバイル機器」「飲料」など幅広く紹介しています。
また《 成功事例から学ぶインフルエンサーマーケティングのポイント 》も解説しているのであなたのインフルエンサーマーケティングの参考としてお役立てください!
※ 本記事はインフルエンサーマーケティングの中でも
「インフルエンサーマーケティングの成功事例」にフォーカスを当てた記事になっています。ですので、インフルエンサーマーケティングをもっと全体的に学びたい方は下記の記事をお読みください。
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インフルエンサーマーケティング成功の定義
インフルエンサーマーケティングはどうなれば成功と言えるでしょうか。成功の定義はマーケティングの数だけありますが、ここでは事例を参考に成功を定義します。
- 新規顧客の獲得
企業が行うインフルエンサーマーケティングの最終的な目的は売上の向上であることが一般的です。売上向上に直結する新規顧客の獲得を成功の定義とすることに異論のある方はいないでしょう。
インフルエンサーマーケティングで認知度向上やブランディングをするのも顧客の信頼を勝ち得て商談につなげるためですから、最終的には売上に関係しますね。
新規顧客の獲得を成功と定義することが多いのは事業を立ち上げて間もない企業です。事業を安定させるためにも新規顧客獲得は急務です。マーケティングの目的は必然的に顧客の獲得になります。
- コアファンの成長・増加
これからのマーケティングで注目されるのは企業に対するロイヤリティの高いコアファンです。コアファンはいわゆる収益性の高い顧客で自社製品を好んでリピートしてくれます。新規顧客が獲得しにくい状況でも既存顧客をコアファン化することで売上を伸ばせます。
コアファンはマーケティングの面でも企業をサポートしてくれる存在です。キャンペーンを行えば高確率で参加してくれますし、クリエイティブの投稿にも積極的。企業からのメッセージも欠かさず受け取って、必要とあれば拡散します。
多方面で企業を支援してくれるコアファン。インフルエンサーマーケティングでコアファンを増やせたなら十分に成功したと言っていいでしょう。
- 高い費用対効果
インフルエンサーマーケティングは費用対効果が高いことで知られています。SNSが提供する広告サービスの多くが高額であるため相対的に安い印象を与えます。ただしそれは施策が上手くいったケースに限った話です。
インフルエンサーマーケティングではターゲットであるフォロワーに企業のメッセージが届く可能性が高いですが、それが購買行動など具体的なアクションに結び付くかは分かりません。マーケティングの目的、ターゲット設定、インフルエンサーの選定、運用など全てが上手く機能しなければ高い費用対効果は期待できません。そのため行った施策の費用対効果の高さでマーケティングの成否を判断しても問題ないでしょう。
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SNS別|インフルエンサーマーケティングの成功事例
さて、インフルエンサーマーケティングの成功の定義を理解したところで、次は各SNS媒体ごとの成功事例を見ていきましょう。
- Instagramのインフルエンサーマーケティング事例
まずは、Instagramの成功事例から見ていきましょう。
ここでは「料理系」「美容系」「ファッション系」「イベント集客系」の事例を解説していきます。
・コウタ & *Ryo*さん × 「メルシャン」
こちらはメルシャンが料理系インフルエンサー「コウタ & *Ryo*」さんのInstagramでワインブランド「ボン・ルージュ」の紹介を行った事例です。
コウタ & *Ryo*さんはとても綺麗な世界観で料理の写真を投稿していて、1投稿あたりの反応率も良いです。今回の事例でも、おしゃれなランチメニューと合わせて、ワインの魅力もうまく伝えています。
フォロワー数:約5.2万人
(2020 / 12 / 7時点)
ここがすごい!成功ポイント解説
・普段の投稿との世界観を統一してフォロワーに違和感を与えないようにしている。
・商品を前面に押し出すのではなく、ユーザーのことを考えてメインはランチにしている。
・自社のターゲットとあったインフルエンサーを選定できている
・MINORIさん × 「Daniel Wellington」
こちらは2011年に創業した時計ブランドDaniel Wellingtonが、同世代から人気のナノインフルエンサー「MINORI」さんに商品を無料でをプレゼントして、PRをしてもらった事例です。
Daniel Wellingtonはほかにも様々なインフルエンサーにPRを依頼することで、Instagramでの「#danielwellington」は約230万件の投稿数を集めることに成功しています。
Daniel Wellingtonはインフルエンサーマーケティングを活用することで大きく知名度を上げ世界的な時計ブランドになった一例です。
ここがすごい!成功ポイント解説
・インフルエンサーに要求を押し付けず、自由に投稿してもらっている
・15%引きのキャンペーンコードを同時に配布することで購買促進
・インフルエンサー側にも大きなメリットがあるため参加しやすい
・「#danielwellington」をつけてもらうことで認知度向上
・Airi Katoさん × 「LuLuLun(ルルルン)」
こちらは株式会社グライド・エンタープライズの化粧品ブランド「LuLuLun」が美容系インフルエンサーのAiri KatoさんにPRを依頼した事例です。
Airi KatoさんはInstagramだけでなく、YouTubeでも活躍されているインフルエンサーで、「メイク」「ファッション」などの日常を発信するVLOGが人気です。
Instagramフォロワー数:約15.4万人
YouTUbeチャンネル登録者数:約19.3万人
(2020 / 12 / 7時点)
本PR投稿では、製品使用後のAiriさんの写真と製品外観の写真、さらに丁寧いな商品レビューを行ったことで、投稿配信後のたった1週間で約1万4,000件の「いいね」を獲得しました。
ここがすごい!成功ポイント解説
・自社のターゲット層を抱えているインフルエンサーの選定ができている
・Airiさんの普段の投稿と違和感がないため「広告感」がなく消費者に受け入れられやすい
・Yumi ASAIさん × 「LOHACO」
こちらはLOHACOを運営するアスクル株式会社が、産業保健師の美容系インフルエンサー「Yumi ASAI」さんをイベントに招待し、イベントの体験レポートや写真の投稿を依頼しました。
「#暮らしになじむlohaco展」というハッシュタグをつけて投稿してもらうことで、そのほかにも224件の投稿が寄せられて、認知度の拡大に成功しました。
フォロワー数:約1.3万人
(2020 / 12 / 7時点)
ここがすごい!成功ポイント解説
・運用前に「認知拡大」という目的を明確に設定している
・Instagramの特徴であるハッシュタグをうまく活用することで、多くの人に見てもらうことに成功。
- YouTubeのインフルエンサーマーケティング事例
次は、YouTubeの成功事例を見ていきましょう。
ここでは「料理系」「美容系」「ファッション系」「ガジェット系」の事例を解説していきます。
・ケニチkenichiさん × 「四川伝統火鍋 蜀漢」
こちらは大阪市に店舗を構えて本格火鍋料理を提供している「四川伝統火鍋 蜀漢」がグルメ系YouTuberのケニチさんにPRを依頼した事例です。
ケニチさんは以前から「1,000円でべろべろに酔える店」を紹介する人気企画などを配信していて、ターゲット層となるチャンネル登録者を抱えていたため、相性の良いマーケティングを行うことができました。
チャンネル登録者数:27.7万人
PR動画再生回数:17.4万回
広告費に大きな予算をかけられない飲食店でもミドルインフルエンサーとコラボすればこのような効果的なプロモーションを打つことも可能です。
ここがすごい!成功ポイント解説
・自社の予算やターゲットにあったインフルエンサーの選定
・「激辛チャレンジ」というエンタメ性の高いPR動画による視聴回数の向上
・お店の雰囲気もうまく伝えることで、消費者の不安も解消
・コスメヲタクちゃんねるサラさん × 「DUO(デュオ)」
こちらはプレミアアンチエイジング株式会社が展開している化粧ブランドDUOが、美容系YouTuberの「コスメヲタクちゃんねるさら」さんにPRを依頼した事例です。
YouTubeチャンネル登録者数:52.6万人
(2020 / 12 / 7時点)
本PR動画では、サラさんが顔全体に金色のメイクをして、DUO製品でメイクを落とすというもの。
非常にエンタメ性が高く、動画内では金色メイクを綺麗に落とすことができて、商品も魅力もうまく伝えることに成功しました。
ここがすごい!成功ポイント解説
・インフルエンサーの個性を殺すことなく、自由なPRができている
・エンタメ性が高くユーザーの興味を引くことができている
・商品のメリットもわかりやすくシンプルに伝えることができている
・水溜りボンドさん × GU
こちらはカジュアルファッションブランドの「GU」が、日本トップクラスの人気YouTuber水溜りボンドさんにPRを依頼した事例です。
水溜りボンドさんは幅広いユーザー層から人気のYouTuberさんです。
チャンネル登録者数:約430万人
(2020 / 12 / 7時点)
本PR動画は
・アバンティーズさん(チャンネル登録者数:約152万人)
・さんこいちさん(チャンネル登録者数:約147万人)
・パオパオチャンネルさん(チャンネル登録者数:約132万人)
(2020 / 12 / 7時点)
も登場していて「YouTuberのガチコーデ対決」という内容の企画でした。
複数の人気YouTuberさんとコラボすることでそれぞれのYouTuberのファンに動画を見てもらえる可能性が高まるので、爆発的な拡散力が期待できます。
その結果、ユーザーの反応は
動画再生回数:約113万回
高評価数:役2.9万回
という膨大な数になりました。
人気YouTuberなので、費用はそれなりにかかりますが、訴求力の高いPRを行うことができるでしょう。
ここがすごい!成功ポイント解説
・複数の人気YouTuberさんのコラボによる爆発的な拡散力
・コーディネート対決を通して上手く自社商品の魅力を訴求できている
・「YouTuberのガチコーデ対決」というエンタメ性の高いPR動画
・堀口英剛さん × 「Sculptor」
こちらは商品紹介系YouTuber「monograph / 堀口英剛」さんのYouTubeでモバイルディスプレイの紹介を行った事例です。
40万人ほどの男性読者がいると言われているものメディア「monograph」を運営していて、参考にしているファンがたくさんいます。
またこの動画内でもおっしゃっているように堀口さんの元には、毎日のようにモバイルディスプレイの紹介の依頼が来るが、ほとんどお断りしてきたそう。そんな中で紹介されたこの商品は良い印象を持たれたでしょう。
ここがすごい!成功ポイント解説
・自社ターゲット層のファンを抱えているインフルエンサーに依頼している
・商品に強いこだわりを持っている堀口さんが丁寧にレビューすることで
商品の魅力がしっかり伝わっている
・多くのPRを断っている堀口さんが紹介するんだから
本当に良いものなんだ!という安心感が生まれる。
- TikTokのインフルエンサーマーケティング事例
次は、TikTokの成功事例を見ていきましょう。
ここでは「コカコーラ」「AbemaTV」「格安SIM」の事例を解説していきます。
・日本コカコーラ株式会社
日本コカコーラ株式会社は2018年12月にTikTokキャンペーン「#リボンでありがとうチャレンジ」を実施しました。
インフルエンサーには国末莉子さんが起用されています。
キャンペーンの参加条件は楽曲「リボンでありがとう」に合わせて撮影した動画を「#リボンでありがとうチャレンジ」をつけて投稿するだけというとてもシンプルなものです。
そして選ばれた作品は渋谷の街頭ビジョンで放映される他、「QUOカード(1,000円分)」が100名にプレゼントされるというものでした。
TikTokユーザーの約70%を締めている10~20代の若者を中心に大きな反響を生みました。 表示回数:4270万回 (2019年6月調べ)
ここがすごい!成功ポイント解説
・多くのTikTokユーザーを巻き込みUGCを発生させることに成功した。
・AbebaTV
画像参照:追加メンバーはまさかの女子!?真夏の恋は波乱の予感 今日好き第10弾♯2
株式会社AbemaTVは人気の恋愛バラエティ番組「今日、好きになりました。」の視聴者を増加するために同番組の視聴者層と同じ層が多いTikTokでプロモーションを行いました。
インフルエンサーにTikTokで「今日好きダンス」を踊ってもらうことで、TikTok上では多くのユーザーが「今日好きダンス」をあげるようになりました。
さらに人気女優が「今日好きダンス」を踊って投稿したこともあり、瞬く間に話題沸騰し、大成功を収めました。
視聴率:160%UP
ここがすごい!成功ポイント解説
・「踊ってみた」投稿のUGCを増やし認知度の向上に成功
・「#今日好き」のハッシュタグでTikTok内の急上昇に乗った
・格安SIM ワイモバイル
ワイモバイルはTikTokで「『#と思いきやダンス』CM出演チャレンジ」をつけて動画を投稿すると、テレビCMに出演する権利が得られるキャンペーンを実施しました。
CMに出演している人気タレントの出川哲郎さんや女優の吉岡里帆さんとの共演の可能性があることから、多くの中高生が参加しました。
この事例ではTikTokやYouTubeで活躍中ののインフルエンサーのねおさんを起用することでキャンペーンの認知度も向上させました。
ここがすごい!成功ポイント解説
・TikTokのユーザー層に多いZ世代の特徴を理解している。
→ Z世代はギフトカードなどの物品のプレゼントよりも、芸能人とCMに出れるなどの体験に興味を持っている。
- Twitterのインフルエンサーマーケティング事例
次は、Twitterの成功事例を見ていきましょう。
ここでは「美容系」「料理系」の事例を解説していきます。
・るるちゃんさん × 「rasica」
こちらは美容系インフルエンサー「るるちゃん」さんのTwitterアカウントでシャンプー「rasica」の紹介を依頼した事例です。
Twitterは140字までの文字制限があり、商品の紹介は難しく思われがちですが、この事例のように商品の画像やインフルエンサーが撮影した写真などと組み合わせれば、商品の魅力を十分に伝えることが可能です。
またリツイートという拡散機能もあるため非常に効果的でしょう。
ここがすごい!成功ポイント解説
・字数制限がある中でも、写真や公式画像と組み合わせて
商品の魅力を伝えることができている。
・しっかりとインフルエンサーさんの使用体験が書いてあることで
信頼度も上がっている
・リュウジさん × 鍋キューブ
こちらは味の素が手掛ける鍋キューブが、料理研究家のインフルエンサー「リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ」さんにPRを依頼した事例です。
料理をすることが多い40代の主婦層のフォロワーを抱えているリュウジさんが、鍋キューブを使って作った商品の写真、レシピ、鍋キューブの商品の写真を投稿しました。
ただ自社商品を紹介するのではなく、日頃から毎日のレシピに悩んでいる主婦の悩みを解決することでユーザーの反応も多くなっています。
ここがすごい!成功ポイント解説
・レシピをメモに記述したものをスクリーンショットしている
・完成した料理も見せることでユーザーがイメージしやすい
まとめ|インフルエンサーマーケティングの事例
インフルエンサーマーケティングは、SNS媒体・自社商品のジャンル・ターゲット層など、様々な要因を正しく組み合わせる必要があります。
「インフルエンサーマーケティングをやってみたいけどリソースがない...」
「インフルエンサーマーケティングのノウハウがなくて成果が出ない...」
こういった悩みを持っている方も多いと思います。
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本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!