ナタ

小説書き。異世界剣豪の作者。小説、映画感想、その他創作メモなど。お仕事は随時募集中。アイコンは娯楽人さん作。逆噴射

ナタ

小説書き。異世界剣豪の作者。小説、映画感想、その他創作メモなど。お仕事は随時募集中。アイコンは娯楽人さん作。逆噴射

マガジン

  • いろんな感想

    映画やゲームや漫画やなんでも感想をまとめたやつ。

  • 即興小説集

  • 逆噴射小説

  • エッセイ

  • 死にたがりマキアスの英雄譚

最近の記事

  • 固定された記事

『異世界剣豪と聖剣少女』

カクヨムにて連載中です。 以前書いてたプロトタイプの本番となります。不定期連載なので続きは気長にお待ちをば。 noteでも載せてほしいという声があったら対応するかもしれません。

    • 映画感想:2023に見た映画。

      ごきげんよう、ほぼ一年ぶりの映画感想記事。せっかく続いてるなら今年も書いておきたい。以下が去年のもの。 さて今年見た作品数は28作。今年はスーパーマリオブラザーズザ・ムービーとか珠玉の映画が粒揃いであったけれど、映画館に行くほどの作品自体が減ったかな。あと半年もすれば見たかった映画がアマゾンプライムに並んでしまうのもあって、儲けたような侘しいような。得をしてるならいいってことにしよう。 ではここからだ。ネタバレアリなので要注意。 ◆ ◆ ◆ 1:神々の山麓 ☆ 登山家

      • 【指切りフレンド/エンド】

         部屋の中に一歩踏み出すと、人形を踏んづけだ。  おっと失礼と謝罪の言葉が出る前に、足元の人形は胴体だけで首が外れていることに気づく。視線を上げて白亜の病室の中を見回すと、床一面が首のもげた人形で埋め尽くされている。 「なるほど、筋金入りだねこれは」  黒い背広を着た若い男はそう呟くと、人形だったものの残骸をずかずかと踏みつけて、ベッドのそばの椅子に腰掛ける。  真っ白のシーツと寝間着とは対照的に、真っ黒の長髪を蓄えた少女の真っ黒な瞳がベッドから椅子の男を見つめている。

        • 映画感想:2022年に見た映画

          もはや1年に2度更新するかの頻度になってしまった映画感想。 上のが去年の。 さて今年は去年と打って変わって55作見たことになる。作業しながら見ることも多かったからね。そして後半はタイトルだけになってしまっている。忙しかったんだ。 ☆印がついてるのはオススメ、基本アマゾンプライムか今年の映画館で見たもの。それでいいなら適当に流し読んでみてくれ。 時間ができたら空白の感想も埋めていきたいね。では良いお年を。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 1:劇場版魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語 

        • 固定された記事

        『異世界剣豪と聖剣少女』

        マガジン

        • いろんな感想
          45本
        • 逆噴射小説
          51本
        • 即興小説集
          60本
        • エッセイ
          23本
        • 死にたがりマキアスの英雄譚
          2本
        • 異世界剣豪と聖剣少女
          1本

        記事

          夢の復元者、ソウルダイバー

          「ありがとうございます、本当に、本当にありがとうございます!」 「いいんだよ仕事でやってるんだし。そんじゃま、お疲れさん。また何か入り用でしたら当事務所にご一報を。探偵に探せないものだって探してみせますよ」  御大層に写真を抱きしめて泣きじゃくる老女をやんわりと押し返すようにドアの外に追いやる。  築数十年のコンクリートビルの一室に間借りした事務所に静寂が戻る。机の上の空き缶にはリラクゼーション効果に定評のあるバイオヘンプシガーの吸い殻が敷き詰められていて、今新たな一本が残

          夢の復元者、ソウルダイバー

          映画感想:2021年に見た映画29作品

           皆様ごきげんよう。かなりお久しぶりでもある。  継続ってのは大事なもので、Noteから一度離れるとすっかり記事を書くことから離れてしまった。逆噴射小説大賞にはかろうじて参加したけれど。小説とイラストを書くことに時間を費やしていた。  さて今年の映画のネタバレ一言感想メモだ。箇条書きだったりするのを単にベタッと貼ったりするものだ。去年のはこれ。  映画メモをつけてから194作品みたことになる。  今年はリングフィットアドベンチャーをやり始めたのと映画館に行く機会が激減した

          映画感想:2021年に見た映画29作品

          デビル・ミーツ・ガール

           聖堂の天蓋を見ていたシスターの視界は、自分を犯そうとした兵士の噴き出す血で真っ赤に染まった。  頸部から上を失った死体はシスターの上に覆い被さる。  塞がった視界の中で他の兵士たちの断末魔の叫びが響いたかと思うと、途端に静寂が訪れる。少女が首なし死体を押し退けようと腕に力を込めると、死体は聖堂の宙を軽やかに舞い、ゴシャッと鈍い音を立てて落下する。自分ではない誰かが放り投げたのだと彼女は一瞬で理解した。  シスター・アリスの目の前には、殺されたはずの幼馴染のケリィが佇んで

          デビル・ミーツ・ガール

          始まりのカレラ。/終わりの死闘

           俺は血で染まった手で扉のロックを解除して、操縦室へと入った。  船窓外から地球の青い光が降り注いでいる。制御システムを操っていたキャプテンの手が止まる。振り返ったその顔は驚愕と恐怖とが入り混じっていた。 「生き残ってるのはあなただけですよ、キャプテン。全員殺しました」 「ば、馬鹿な!」 「信じないならご自身で確認してくればいいじゃないですか」  俺は振り返らず親指で後方を指差す。扉の小窓から見える船内の内壁には、鮮血が真紅の花のように飛び散っている。横たわる死体の数々に

          始まりのカレラ。/終わりの死闘

          書くぞ書くぞと意気込んでるうちに色々忙しくて離れてたけど,そろそろ何か書いておきたい

          書くぞ書くぞと意気込んでるうちに色々忙しくて離れてたけど,そろそろ何か書いておきたい

          『シン・エヴァンゲリオン』の感想、第一回:黒綾波についての所感。(ネタバレあり)

           終わってしまったな……  綺麗に終わってしまったな……  シン・エヴァンゲリオン。  庵野秀明の良い癖も悪い癖も濃縮された作品で、万人に勧めにくくはあるものの、あの壮大な物語に結末を与えた怪作であり名作であったと思う。そして情報量が膨大すぎて記事も書きあぐねているのが現状だ。一週間ほど書きあぐねていた内容だが上映一週間目に一つのネタバレが解禁されたのでそこを深掘りしていこうと思う。 表題にもある通り「黒綾波」についてだ。 もちろん本編のネタバレ全部てんこ盛りだ。覚悟せよ

          『シン・エヴァンゲリオン』の感想、第一回:黒綾波についての所感。(ネタバレあり)

          預言探偵クダン #1

           一発の銃声が屋敷内に轟く。  絶海の孤島に立つ屋敷のエントランスホールで惨劇は起きた。  麗しき令嬢は仰向けに倒れ、真紅の血潮が床面に広がっていく。左胸に弾丸を受けて即死した令嬢はピクリとも動かない。男の握る拳銃のマズルから白い煙が細く揺らめいて立ち昇っている。  九断士郎(くだんしろう)は慣れた手付きでオートマチック拳銃を分解する。スライド、グリップ、弾倉に分けて、そのまま床に静かに置いて蹴り飛ばす。銃の部品は床面を滑って、呆然としたまま立ちすくむ観衆の足元で止まる。

          預言探偵クダン #1

          創作メモ:『予想を裏切る』のではなく『無意識の期待を叶える』べし。

           こういうこと書いてる暇があったら小説を書くべきなんだが。  さてせっかくしばらくぶりにNoteで書く気力が湧いてきたのだから前置きはこのへんに本題に入ろう。  予想を裏切る、についてだ。 予想を裏切っても期待を裏切ってはいけない。 世の作品の謳い文句には「予想を裏切る展開!」や「思いもつかなかった結末!」「あなたはラスト数ページに驚愕する」というセンセーショナルなものがある。つまり予想がつかない「未知」が新しいものであると宣伝することでお客様に商品を手にとって貰おうとす

          創作メモ:『予想を裏切る』のではなく『無意識の期待を叶える』べし。

          世に映画やドラマとか多く作られるけれど、携帯電話やスマホが作中が出てきたように「マスクをつけている姿」がスタンダードになったりするんだろうかなぁ。

          世に映画やドラマとか多く作られるけれど、携帯電話やスマホが作中が出てきたように「マスクをつけている姿」がスタンダードになったりするんだろうかなぁ。

          映画感想:2020年に見た映画53作品メモ

          メリークリスマスでした。さて本題に入ろう。 ずばり今年見た映画53作品の感想メモ書きをベタッと貼り付けるやつだ。去年もやったし一昨年もやった。まだ今年は終わってはいないが、あと一週間で急増するわけじゃないのであわてんぼうのサンタクロース的なニュアンスでやるぞ。 ええと通算で165作品見たことになる。わぁお。 だが実は今回のタイトルの中には「過去に見たけどもう一度見直した作品」もあったりするので厳密には違うかもしれんが、新たな観点や価値観で見る映画も初見に匹敵する充実や内容

          映画感想:2020年に見た映画53作品メモ

          名探偵はまだ足りない【逆噴射プラクティス】

           犯人の爆発的な増加に伴い、速やかなる探偵の拡充が求められた。  世はまさに、名探偵時代。 ◆ 「なぜだ佐藤! 親友だったお前が、なぜ連続殺人事件の犯人に!」 「俺の恋人はあいつらに殺されたも同然……こうするしかなかったんだ……ああ、これでアケミにようやく会える……」 「おい、目を開けろ! 佐藤! 佐藤ォォォ!!」  事切れた親友の亡骸を胸に抱いて、高校生探偵は慟哭する。惨劇の館を清浄な夜明けの光が照らしていた──。 ◆  某警察署内。松田刑事は『悲恋の館連続殺人事

          名探偵はまだ足りない【逆噴射プラクティス】

          今まで自己紹介記事とか書いてなかったなぁと思い、そろそろ書かなきゃな、とも。

          今まで自己紹介記事とか書いてなかったなぁと思い、そろそろ書かなきゃな、とも。